さぽろぐ

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2008年01月16日

キレンジャクとナナカマド

 この冬は年末ごろから、家のまわりをキレンジャクの群れが飛び回っています。写真を載せたいところですが、私のカメラではうまく撮れません。

 尾や翼の先を黄色に染め、ふっくらした体で頭部に冠毛をもつキレンジャクは、なんともエキゾチックな雰囲気の鳥です。チリリリリ・・・と鈴を振るわせたような涼やかな声を出します。

 本州ではじめてこのキレンジャクに出会ったときは、その容姿に見入ったものですが、北海道では住宅地などでも普通に見られるのに驚きました。

 木の実を求めて移動しているためか、よく見かける年とほとんど姿を見せない年があります。今年はナナカマドの実が比較的よく実っていたので、食べにきたのでしょう。つい先日までは30羽ほどの群れだったのですが、昨日からは倍くらいの群れになりました。どこかから移動してきた群れが一緒になったのでしょうか・・・。

 その群れがナナカマドの木に一斉に降り立ち、赤い実をいくつかついばんだかと思うと、サッと飛び去っていきます。そうやってあちこちのナナカマドを渡り歩いているようなのです。じっくりと止まってついばむのではなく、少しずつ食べてはまたやってくるという行動がとても不思議です。

 我が家の前にあるナナカマドの実も、日を追うごとに少なくなっていきます。こうやって、この一帯にある木の実を食べつくしてしまったらまたどこかに移動していくのでしょうか。

 ヤドリギの実が好物で、レンジャク類は種子を運ぶのに役立っているようですが、確かに北海道はヤドリギが多いですね。

 霧氷で真っ白に輝くナナカマドの枝にキレンジャクが群れ、キラキラと氷の粒が舞い落ちるのを家の中から眺めています。北国ならではの光景でしょうね。
  


Posted by 松田まゆみ at 11:49Comments(0)野鳥

2007年11月17日

イチイの実と野鳥

 イチイ(オンコ)は高さが10メートルから15メートルほどになる常緑樹で、9月から10月に枝先に点々と宝石のような赤い実をつけます。

 我が家の庭のイチイも10月ごろまでは赤い実をつけていましたが、早々と小鳥の餌となってしまいました。

 赤い実をつける樹は、野鳥や獣に種子を遠くに運んでもらうために、種子のまわりにおいしい果肉をつけるのです。赤い色は鳥や獣に見つけてもらうための目印です。ところが、イチイの実を食べにくる野鳥を見ていると、不思議なことに、種子の運搬にほとんど役立っていないようです。

 太くがっちりした嘴のシメはイチイの実が大好きなのですが、赤い果肉の中から種子だけを取り出し、砕いて食べてしまいます。おいしそうな果肉はもったいないことに捨ててしまいます。

 コガラやハシブトガラ、ヒガラなどのカラ類も、果肉はほとんど食べずに種子だけを取り出すと、どこかに運んで貯食したり、鋭い嘴でつついて食べたりているようです。種子を割って食べてしまうのでは、イチイにとっては迷惑でしかありませんね。

 スズメも食べにきますが、こちらは赤い果肉だけを食べて種子を捨ててしまいます。これでは種子が遠くに運ばれません。

 我が家のイチイの種はどうやらほとんど遠くに運ばれることがないようです。何のためにわざわざ赤い実をつけて小鳥を招いているのかわかりませんね。でも、実を丸呑みするヒヨドリやツグミが食べてくれたら、たぶん種子を遠くに運んでくれるでしょう。

 ところで、図鑑を見ると、イチイの種子は有毒と書かれていました。人間には有毒な種子も、シメやカラ類にはとっては毒ではないようです。  

Posted by 松田まゆみ at 16:25Comments(2)野鳥

2007年07月09日

スズメが消える?


 北海道では、昨年の春、スズメの大量死が話題となりました。あちこちでスズメの数が激減し、折り重なるように死んでいるものも見つかりました。死んだスズメからネズミチフス菌が検出されたとしており、それが原因の可能性が高いといわれています。

 私の住んでいるところでも、それまでは一年中見られたスズメが、昨年の冬にはさっぱり姿を見せなくなってしまったのです。なんだかスズメの姿が見当たらない・・・と思っていたところ、大量死のニュースでした。そして昨年はとうとうほとんどスズメを見かけることなく終わってしまいました。

 今年は何羽かのスズメが帰ってきました。でも、今までにくらべたらずっと数が少ないようです。

 スズメといえば、人の生活しているところにしか棲んでいない鳥の代表でしょう。あまりにも身の回りにいてその存在を気にもとめなかったスズメですが、いなくなってしまうとやはり寂しいもの。餌台や巣箱などが菌を媒介して感染が拡大し大量死を招いたのであれば、やはり野鳥と人との関わり合いを考えていかなければなりません。

 近年は機密性の向上で隙間のない住宅が増え、巣をつくれる場所が減って、スズメは住宅難になってきているように思われます。また、ゴミの出し方も以前より徹底されたためか、食べ物のおこぼれも少なくなったのではないでしょうか。近年の住宅街は、以前に比べ、スズメにとって住みにくい環境になってきているに違いありません。

 スズメの数は回復していくのか、それとも減少していくのか? しばらく気をつけて見ていく必要がありそうです。
  

Posted by 松田まゆみ at 22:45Comments(0)野鳥