鬼蜘蛛の網の片隅から › クモ
2023年05月25日
ウススジハエトリ
5月中旬くらいからウススジハエトリが見られるようになった。当地では普通に見られるハエトリグモ。雌は腹部に茶色い葉状斑があるが、ときどき全体的に茶色で無斑の個体がいる。また雄は雌のような明瞭な斑紋はなく、灰褐色をしている。体長は5mm前後。

雌 2023年5月18日 北海道十勝地方

雌 無斑型 2023年5月25日 北海道十勝地方

雄 2023年5月18日 北海道十勝地方
雌 2023年5月18日 北海道十勝地方
雌 無斑型 2023年5月25日 北海道十勝地方
雄 2023年5月18日 北海道十勝地方
タグ :ウススジハエトリ
2023年04月13日
キシベコモリグモ
コモリグモ科オオアシコモリグモ属。礫河原に生息するコモリグモで、やや青みがかった灰色をしている。北海道から九州まで広く分布するが、北海道には礫河原の河川はあまり多くないために、分布は比較的局地的。体長は雌が6~9mm、雄が5~7mm。

雌 2008年4月6日 北海道網走地方
雌 2008年4月6日 北海道網走地方
タグ :キシベコモリグモ
2023年04月10日
エゾコモリグモ
コモリグモ科オオアシコモリグモ属。長らくPardosa lugubrisと同定されてきたが、2016年にPardosa koponeniとして新種記載された。北海道では平地から山地まで広く分布し普通に見られるが、本州では山地に生息する。雄は雌よりもコントラストが明瞭。雌の写真は卵のうを付けている個体。体長は雌が5~8mm、雄が5mm前後。

雌 2020年10月31日 北海道十勝地方

雄 2020年6月5日 北海道十勝地方
雌 2020年10月31日 北海道十勝地方
雄 2020年6月5日 北海道十勝地方
タグ :エゾコモリグモ
2023年04月08日
ダイセツコモリグモ
コモリグモ科スジコモリグモ属。北海道および本州の高山帯に生息する日本固有種。砂礫地や草地などを徘徊する。雌雄ともに腹部背面の白い心臓斑がよく目立ち、同様の環境に生息する他種との区別は容易。体長は雌が8~10mm、雄が6~8mm。

雌 2007年7月23日 北海道羅臼岳
雌 2007年7月23日 北海道羅臼岳
タグ :ダイセツコモリグモ
2023年04月06日
チリコモリグモ
コモリグモ科スジコモリグモ属。北海道では平地から山地まで分布するが、本州では標高の高いところに行かないと見られない。草地など開けた環境に生息する。雌雄ともに腹部の暗色正中斑が目立つ。体長は雌が7~11mm、雄が7~9mm。

雌 2017年5月20日 北海道十勝地方
雌 2017年5月20日 北海道十勝地方
タグ :チリコモリグモ
2023年04月05日
アキヤマコモリグモ
コモリグモ科スジコモリグモ属。北海道の山地でときどき見られるこのコモリグモ、私はアキヤマコモリグモと同定しているのだが、外見、生殖器ともにスジブトコモリグモと良く似ていてやや自信がない。スジブトコモリグモは千国安之輔著「写真日本クモ類大図鑑」の写真では雄の第1~4脚腿節はかなり黒っぽいが、本種では第3・4脚腿節は黒くはない。また、本種は雄の第1・2脚の腿節から脛節下面に多数の黒色毛がある。アキヤマコモリグモの学名(Alopecosa aculeata)でネット検索してでてくる写真とも一致する。日本では北海道に生息し、山地の森林のやや開けた場所で見かける。

雄 2018年5月27日 北海道十勝地方
雄 2018年5月27日 北海道十勝地方
タグ :アキヤマコモリグモ
2023年04月04日
カラフトコモリグモ
コモリグモ科キタコモリグモ属。アライトコモリグモに良く似る。北海道にはアライトコモリグモとカラフトコモリグモの両種が分布するが、個体数はカラフトコモリグモの方が遥かに少ない。アライトコモリグモに比べると、カラフトコモリグモは腹部の心臓斑が白っぽく明瞭。また、雄は触肢跗節先端に爪がない。写真は遊歩道を歩いていた雄。

雄 2018年4月27日 北海道十勝地方
雄 2018年4月27日 北海道十勝地方
タグ :カラフトコモリグモ
2023年04月03日
アライトコモリグモ
コモリグモ科キタコモリグモ属。やや大型の褐色のコモリグモで、北海道では平地から山地まで普通に見られる。よく似た種にカラフトコモリグモがいるので注意が必要。雄は触肢跗節先端に爪がある。雌は産卵期になると地中や石の下などに穴を掘り卵のうを守る。体長は雌が10~15mm、雄が8~10mm。

雌 2018年5月11日 北海道十勝地方
雌 2018年5月11日 北海道十勝地方
タグ :アライトコモリグモ
2023年03月31日
アオグロハシリグモ
キシダグモ科ハシリグモ属。水辺に生息する大型のハシリグモ。写真の個体は散歩道の水辺の脇にある看板に止まっていた雄。雄は背甲の両側がくっきりと白くコントラストがはっきりしていてなかなか格好がいい。体長は雌が22~27mm、雄が11~15mm。

2021年6月22日 北海道十勝地方
2021年6月22日 北海道十勝地方
タグ :アオグロハシリグモ