さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

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2023年09月23日

カワラメキリグモ

 河川の礫河原に生息し、石の下で卵のうを保護している雌をしばしば見かける。メキリグモよりやや大きいが、外見はメキリグモによく似ている。体長は8~14mm。ワシグモ科。


雌 2015年4月27日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 16:30Comments(0)クモ

2023年09月22日

メキリグモ

 ワシグモ科のクモもフクログモ科同様に斑紋がない種が多く、同定には生殖器を確認する必要がある。メキリグモは全身黒っぽいが、腹部は毛が密生していて灰黒色に見える。地表や落葉層などを徘徊する。体長は雌が6~14mm、雄が5~8mm。ワシグモ科。


雄 2018年5月11日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 17:03Comments(0)クモ

2023年09月21日

ナガイヅツグモ

 森林性のクモで、樹木の枝葉や草本などを徘徊するが、個体数はそれほど多くない。雄の触肢は黒っぽく大きめで目立つ。体長は6~9mm。わら巻きで幼体が越冬していることがある。イヅツグモ科。


雌 2022年6月28日 北海道十勝地方


雄 2023年6月25日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 17:19Comments(0)クモ

2023年09月19日

ヤハズフクログモ

 腹部に斑紋を持つフクログモだが、腹部の正中に矢筈状の模様が明瞭に出る個体と、矢筈模様にはならず赤褐色の縦条になる個体がある。写真のものは雄で矢筈模様があるが、写真の撮り方が悪く不鮮明になってしまった。体長は雌が6~8mm、雄が4~6mm。フクログモ科。


雄 2021年5月27日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 21:25Comments(0)クモ

2023年09月18日

ヤマトフクログモ

 フクログモは斑紋を持たない種が多いが、ヤマトフクログモは矢筈状の斑紋を持つ。ただし、ヤマトフクログモと同様の矢筈状斑紋を持つ種にムナアカフクログモとマダラフクログモ(北海道での記録はない)がいるので同定には注意が必要。雌の写真はクモバチにかられて脚を切断されたものしかなかった。雄では腹部の斑紋が不明瞭なものもいる。体長は8~13mm。フクログモ科。


雄 2018年5月23日 北海道十勝地方


クモバチに狩られた雌 2022年8月3日 北海道十勝地方


クモバチに狩られた雌 2022年8月3日 北海道十勝地方
  

Posted by 松田まゆみ at 20:07Comments(0)クモ

2023年09月17日

エゾフクログモ

 クモの写真をチェックしてみたら、フクログモの写真はあまり撮っていない。外見が似ているうえ特徴のないものが多く、採集して生殖器を確認しないと同定できないものが大半。このエゾフクログモも写真を撮ってから採集して同定した。エゾフクログモの写真は「日本のクモ」(新海栄一著)や「日本産クモ類生態図鑑」(小野展嗣、緒方清人著)にも載っておらず、ネット検索しても見当たらない。北海道の他、山形県、新潟県、長野県から記録されている。体長は図鑑では6~8mmとなっているが、この個体は11mmあった。産卵前で腹部が大きくなっているのだろう。フクログモ科。


雌 2023年6月15日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 15:30Comments(0)クモ

2023年09月13日

ヨコフカニグモ

 カニグモ属では小型の種。当地では個体数が少なく、雄しか採集していない。写真の個体は河川敷の草地にいたもの。体長は雌が5~8mm、雄が3~4mm。カニグモ科。


雄 2019年5月24日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 14:59Comments(0)クモ

2023年09月11日

ゾウシキカニグモ

 以前はオオヤミイロカニグモとされていたが、ヤミイロカニグモと同じかやや小さいためにゾウシキカニグモに変更された。ちなみに、ゾウシキカニグモXysticus saganusは1906年にBosenbergとStrandによって雄だけで記載されたが、同じくBosenbergとStrandによって雌だけで記載されたオオヤミイロカニグモと同種であることが後に判明した。普通種のクモだが私の居住地では少なく、雄の写真しか撮っていない。体長は、雌が5~10mm、雄が3~6mm。カニグモ科。


雄 2023年8月9日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 16:44Comments(0)クモ

2023年09月09日

カニグモ

 カニグモ属(Xysticus)の基準種であることからカニグモという和名がつけられた。個体数はあまり多くなく、雌の写真は撮っていないが、腹部背面の斑紋は雌雄で大きな違いはない。北海道と本州の山地から採集記録がある。体長は雌が4~8mm、雄が3~5mm。カニグモ科。


雄 2022年7月24日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 20:57Comments(0)クモ

2023年09月06日

オビボソカニグモ

 オビボソカニグモの標本データを見ると、私は雄を3頭採集しているだけだ。つまり雌は採集もしていないし写真も撮っていない。雌はカニグモ属の中では特徴的な外見をしているので、目に入っていたら気づきそうなものだが、これまで採集していないということは個体数が少ない種なのだろう。雄は背甲の淡褐色斑が特徴的だが、個体によってあまり明瞭ではないものもいるようだ。体長は雌が5~8mm、雄が4~5mm。カニグモ科。


雄 2022年6月27日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 20:49Comments(0)クモ