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2018年01月18日

不可解な子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)推進論、WHOも関与か?(追記あり)

 今、インターネットで「子宮頚がん ワクチン」と検索すると、ワクチンを推奨する意見が上位に並ぶ。これらの記事を読んで、子宮頚がんワクチンの副反応と言われているものは心因性であり、ワクチンによる副反応という主張はエビデンスがないと信じてしまう人も多いかもしれない。

 しかし、ちょっと待ってほしい。そもそも検索上位に出てくる記事が正しいなどとは言えない。私は福島の原発事故が起きる前に使用済み核燃料の保管についてネット検索したのだが、いわゆる原発推進派と見られる安全論ばかりが出てきたことをよく覚えている。検索順位などいくらでも操作できる。だから、原子力問題をはじめとした利権構造がある問題や議論が分かれるような問題に関しては十分な情報収集が欠かせない。

 そしてこの子宮頚がんワクチン問題で何よりも不可解なのは、公費負担の対象となっている少女は無料ないしは低額でワクチンの接種ができるにも関わらず、なぜこれほど推奨記事が溢れているのかという単純な疑問だ。

 まず、ツイッターで得た情報から、子宮頚がんワクチンの接種後に体調不良が生じた少女たちを診察した医師たちの見解や論文などをいくつか紹介したい。

ハンス病を主張する横田俊平医師による説明
HPVワクチン報告
HPVワクチン副反応報告 後半

自己免疫性脳症を提唱する高畑克徳・高嶋博氏による論文
自己免疫性のj賞を見極めるための新しい神経診察の提案-身体表現性障害との鑑別-

ワクチン接種により惹起された免疫反応的脳炎モデルではないかとする長尾和宏医師の見解
子宮頚がんワクチン被害者を診てほしい

 子宮頚がんワクチンの問題は副反応だけではない。ワクチンそのものの効果の問題がある。以下は副反応のほかに有効性も含めて問題点がまとめられている。

日本におけるHPVワクチン有害反応の教訓:医療倫理学的観点

 ここから予防効果に関する重点部分を以下に引用しておきたい。

 HPVワクチン接種を推進する人々はこれらのワクチンが子宮頚がん予防に98-100%有効だと言うが、実際にはHPVワクチンで期待しうる絶対リスク減少(ARR)を既存のデータをもとに計算すると、たかだか0.1~0.7%に過ぎない。しかも、それは前がん病変をきたすリスクを低下させただけで、子宮頚がんのリスクについては不明なままである。


 一方で、副反応とされる症状は心因性であると主張し昨今もっともメディアを賑わせているのは医師・ジャーナリストの肩書を持つ村中璃子氏だろう。村中氏の主な記事はこちらにまとめられている。

特集:子宮頚がんワクチン問題

 私は村中璃子氏の一連の記事を読んで、非常に巧みだと思った。村中氏は患者を診察し子宮頚がんワクチンの副反応であると主張する臨床医たちの見解について、いずれもエビデンスがない単なる仮説だと主張し心因説を強調する。しかし、彼女の主張する心因説とて仮説でありエビデンスはない。仮説を並べておきながら、心因説のほうが正しいとばかりに誘導しているのだ。明らかに偏った書き方だろう。また記事中のインタビューで心因性を主張する医師はほとんどが匿名だ。なぜ堂々と実名で話せないのだろうか?

 彼女は肩書を医師としながら、勤務している医療機関などは書かれていない。そして、被害を訴える少女たちを自分で診察したという記述は見あたらない。それどころか取材にあたってジャーナリストおよび医師の職業倫理にも抵触する不適切な行為があったとして弁護士から内容証明郵便を送付されている。

村中璃子氏の不適切取材の全容(内容証明)

 もう一つ、巧みだと思ったのはこちらの記事の以下の記述。

 この記事を出すには大変な勇気が必要だった。筆者が製薬会社の回し者である、国のプロパガンダを広げる御用医師だといった根も葉もない中傷も寄せられている。そういった反応があるのは想定の範囲内だったが、考えてみてほしい。この記事を書くことは筆者にとってリスクになることはあれ、どんな得になるというのだろうか。


 自分は製薬会社とは全く関係がなくこうした意見を書くのはリスクしかないと主張しているが、私にはこのような書き方をすることで予防線を張っているのではないかと思えてならない。

 ウィキペディアで彼女の経歴を調べると、「外資系製薬会社の疫学担当ディレクターを経て」とある。製薬会社と全くの無関係とは言えないだろう。

 また、これらの記事のプロフィールに「WHO(世界保健機関)の新興・再興感染症対策チーム等を経て」とある。ウィキペディアでは「WHO(世界保健機構)の医療社会学者」と書かれており、WHOとの関わりが深い。というとWHOなら信用できると思う人は多いかもしれない。しかし、私はWHO自体に大きな疑問を抱いている。以下の記事を是非お読みいただきたい。

WHO(世界保健機関)がおかしい TPPの国際安全基準のいかがわしさ

 新型インフルエンザワクチンと子宮頚がんワクチンの販売にWHOが関与したのではないかという疑惑を指摘しているのだが、この記事から重要な部分を引用しておきたい。

さらに、新型インフルエンザワクチンや子宮頚ガンワクチンのメーカーであるグラクソ・スミス・クライン社は、マラリアの新治療療法の開発などの具体的な事業でWHOと協力して支援している。
グラクソ・スミス・クライン社は、ニューヨークタイムズ社によってCSRの実績第一位として評価されたこともある会社であるから探せばもっと多くの協力をWHOとの間で行っている可能性が高い。
理念はあっても、カネがなければ、WHOも意欲的な事業は行えないのである。
そしていったん、支援を受けて事業を始めれば、スポンサーの意向は無視できなくなる。


 早い話し、子宮頚がんワクチンを製造しているグラクソ・スミス・クライン社はWHOのスポンサーという関係のようだ。

 WHOが原子力分野でも独立性を失っていることは私も以下の記事で触れた。WHOという名称だけで信用してしまうのは危険というほかない。

国際原子力ムラという諸悪の根源
チェルノブイリの事実と日本のとるべき対応

 江戸川大学教授の隈本邦彦氏はワクチンムラという特殊な利権構造について指摘している。
インタビュー「被害を生みだすワクチンビジネス」

 製薬会社と医師の癒着は今に始まったことではない。ワクチンに関しても当然利権構造があるだろう。ちなみに3回のワクチン接種の費用はおよそ5万円と言われる。少女たちを対象に定期接種にできれば製薬会社の利益は莫大なものになる。

 村中璃子氏の記事には何度もWHOの見解が出てくる。ワクチンを製造している製薬会社がスポンサーとなっているWHOの見解を盾にワクチンの副反応を否定して接種を推し進める村中璃子氏と、被害を訴える患者を診察して治療に尽力している医師のどちらが信用できるだろうか? 私は間違いなく後者に軍配を上げる。

【1月19日追記】
 以下のtogetterは、HPVワクチンの副反応に関する資料や論文などがまとめられており、この問題を考える上で大変参考になる。
HPVワクチンと自己免疫反応
  


Posted by 松田まゆみ at 16:17Comments(0)政治・社会

2018年01月09日

gooブログで浮上した読者登録水増し疑惑(追記あり)

 私がしばしば閲覧している「消えゆく霧のごとく(クンちゃん山荘ほっちゃれ日記)」でgooブログの読者登録水増し疑惑が取り上げられているので、その問題について紹介したい。

 まず、gooブログの読者登録システムについて説明しておきたい。gooブログでは読者登録というシステムを採用している。これはgooでブログを書いている人が、自分がよく見ているgooブログを読者登録すると、編集画面で登録したブログの更新情報が確認できるという機能だ。読者は最大500人まで登録できる。

 また、編集画面の「読者管理」のページからは自分が読者登録したブログの一覧および自分を読者登録しているブログの一覧を見ることもでき、読者登録を拒否することもできる。この読者登録はログインが必要でgooブログを利用している人しかできないとのこと。

 あるブログを読者登録している人の数は、そのブログのサイドバーのプロフィール欄にある「読者になる」ボタンの横に表示される(プロフィール欄を非常時にしているブログでは表示されない)。

 詳しくはこちらのページの説明をお読みいただきたい。

 仕組みとしてはツイッターのフォローとフォロワーの関係に似ている。ただしツイッターの場合はフォローあるいはフォロワーがアカウントを削除した場合はそれに応じてフォローあるいはフォロワー数が減るが、gooの読者登録の場合はブログを削除したあとも登録者の一覧に残り続けるという。

 読者登録数は多くの場合、数十から数百程度のようだが、中には数千、あるいは数万の読者数のブロガーもいる。疑惑はこうした多数の読者数を誇るブログで生じているという。

 つまり、数千、数万の読者数を誇る方の読者登録のページにアクセスしてそこに表示されるブログをクリックすると、記事のない、すなわち実体のない幽霊ブログが多数を占めているというのだ。ただし、私はgooを利用していないので、自分では確認していない。

 ここから浮かび上がるのは、誰かが記事のない形だけのブログを次々と立ちあげてそこから特定のブログを読者登録しているという疑惑だ。こうすることで見かけの読者登録数を増やすことができる。

 それが事実だとしたら一体誰がそんなことをしているのだろうか? gooの場合、一人で複数のブログを開設することができるようなので、誰でもできるということになる。記事のないブログを存在させ続けることも可能だろうが、読者登録をしてから削除してしまっても登録だけは残るので、たとえば毎日複数の架空ブログをつくっては読者登録のあとに削除してしまうということもできるだろう。

 何のメリットもない人がそんなことをやるとは思えない。考えられるのは読者登録を増やしたいブログ主、あるいはそのブログ主の家族や友人、知人。あとはgooというあたりではなかろうか。ただし、数千、数万もの読者を持つ人がこつこつとこれをやるのはかなりのエネルギーがいる。gooの場合は、ブログ数を水増しすることで公告をとる際に有利になるというメリットがあるが、果たしてプロバイダーがそんなことまでやるだろうか?

 この水増し疑惑が事実なら、どう考えても不正な読者登録であり登録数の水増しだ。gooでは利用規約に公序良俗に反する行為は禁止事項に該当するとあるので、利用規約にも抵触する可能性がある。もしこの水増しにgooが直接関わっているならスキャンダルでありgooの信用に大きく関わることになるだろう。

 私としては、このような不正ができなくなるようにgooがシステムを改善するとか、架空ブログの削除に乗り出すとか、通報を促し規約違反として適切な対処をするとか、あるいは読者登録制度自体を廃止するなど、速やかに対策をとるべきことだと思う。

 もしgooが何の対策もとらずに放置するのならgooが関与しているという疑惑はなくならないだろう。

 この問題を記事にしようとしたクンちゃんは、なぜか記事が反映されなかったり削除されたりしたという。不正疑惑に関する記事を封じるようなことがあったら、ますますgooの信用は堕ちてしまうだろう。早急に対処してほしい。

 クンちゃんの関連記事は以下。

珍しくもない、ありふれた営業手法なのか! 
珍しくもない、ありふれた営業手法なのか!その2 
これが反映されるか? ゴースト・ウィリーを探せ! 

 なお、gooに関しては以下のような疑惑もあることを書き添えておきたい。

gooブログのアクセス数は水増し? 計算すると実際はこれくらい。


【1月10日追記】
 上記記事では幽霊ブログについて「ただし、私はgooを利用していないので、自分では確認していない」と書いた。しかし、サイドバーのプロフィールの「読者になる」ボタンの横に表示されている数字をクリックすると、そのブログを読者登録している人の一覧を誰もが見られることが分かった。

 そこでgooブログのトップページからランキング上位のブログをクリックすると、すぐに4万近い読者登録のあるブログを見つけることができた。猫の写真を掲載しているブログだ。そのブログの読者登録数をクリックすると、タイトルだけで記事がまったくないブログが大半を占めている。ブログタイトルもアルファベットで意味不明のものが沢山あるし、デザインも単調なグレイの画面のものばかりだ。中には記事があるものもあるが、継続的な投稿がなく不自然なものも多い。

 どう考えても誰かが意図的にブログを量産して読者登録しているとしか思えない。そして、読者登録数をチェックしてみるとこのブログの読者登録数は一日に数十という単位で増加している。驚異的な増加数だ。

 さらに驚いたのは、その中にニセモノと思われるブログも混じっていたことだ。その本物とニセモノのアドレスを以下に貼っておきたい。上が本物で、下がニセモノと思われる。
http://blog.goo.ne.jp/fujikawa19630622
http://blog.goo.ne.jp/rupavire

 このニセモノブログは削除される可能性があるので、念のためスクショを貼っておく。



 なお、ブログが削除されたにも関わらず読者登録に残っている場合は、そのブログをクリックすると「指定されたブログが見つかりませんでした」と表示される。ということは、これらのブログは削除されていないことになる。gooの新着ブログ数としてカウントされているのだろう。ならばgooは膨大な数の幽霊ブログを持っていることになる。

 そしてクンちゃんのこちらの記事からは、複数のブログを読者登録している幽霊ブログもあることが示唆される。ということはブログ主が自分のブログの読者登録数を増やすだけの目的でやっているというわけではなさそうだ。

 これらのブログはもしかしたら人間が一つ一つ作っているのではなく、コンピューターなどが自動的に作成しているのではなかろうか?(そんなことができるかどうかは知らないが、スパムコメントではそのようなものもあるらしい)。gooは、少なくともニセブログや記事のないブログはスパムブログとして削除するべきだろう。

 しかし、こんな幽霊ブログ読者を沢山持っているブログ主は気持ちが悪くないのだろうか。もし私がブログ主だったらすぐにgooに通報するとか、登録拒否にすると思う。これを放置しているブログ主も不可解といえば不可解だ。いったい誰がこんなことをやっているのだろうか。


【1月10日追記2】
 クンちゃんの新記事がアップされたが、クンちゃんはgooがやっているのではないかと推測している。
gooはシステムとしての「水増し登録」があるなら廃止すべきでしょうね、どうでもいいけど・・・

 クンちゃんはアクセス数の水増し疑惑についても書いているが、アクセス数の水増しはアメブロなどでもよく知られているらしく多くの人が指摘している。また、アメブロでは読者登録すると必然的にアクセス数が跳ね上がり順位も上がるのだそうだ。gooの読者登録もそういう意味合いがあるのかもしれない。以下参照。

アメブロのアクセス数がジャブジャブに水増しされている理由を勝手に推測する

 まあ、アクセス数もブログ運営会社が公表している総ブログ数も「あてにならない」と思っていたほうが良さそうだ。モラルも何もあったものではない世界なのか。
  


Posted by 松田まゆみ at 11:01Comments(7)メディア