さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

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鬼蜘蛛の網の片隅から

2024年03月18日

コフタオビシャチホコ

 全体的に茶色だが、二本の横線の間とそれ以外では色調がやや異なる。幼虫はヤナギ科のヤマナラシを食べるとされているが、同じポプラ属のドロノキは食べないのだろうか。前翅長は約15mm。シャチホコガ科。


2022年7月6日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 16:29Comments(0)昆虫

2024年03月15日

クワゴモドキシャチホコ

 前翅に黒褐色の三角形の斑紋があり、胸部背面は栗色の毛が生える。色彩に変異があるが、斑紋が特徴的で見分けやすい。幼虫はヤナギ科の植物を食べる。写真の個体は前翅長15mm。シャチホコガ科。


2022年7月21日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 15:16Comments(0)昆虫

2024年03月14日

セグロシャチホコ

 枯葉のような色彩をしたシャチホコガで、雄は止まったときに腹端が翅からはみ出すが、雌ははみ出ない。幼虫はヤナギ科の植物を食べる。写真の個体は前翅長約13mm。シャチホコガ科。


雄 2022年8月5日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 15:15Comments(0)昆虫

2024年03月13日

ニセツマアカシャチホコ

 ツマアカシャチホコに似るが、前翅の赤褐色斑の内側にある白線が太く明瞭で、後縁近くに黒紋がない。幼虫はヤナギ類を食べる。前翅長は15mm前後。シャチホコガ科。


2022年8月6日 北海道十勝地方

  


Posted by 松田まゆみ at 14:06Comments(0)昆虫

2024年03月12日

ツマアカシャチホコ

 シャチホコガの中では小型の種で、前翅の翅頂近くに赤褐色斑があり、後縁の近くには黒紋がある。似た種にニセツマアカシャチホコがいるが、ニセは黒紋がない。腹部先端を上に反らせて止まる。幼虫はヤナギ類を食べる。前翅長15mm。シャチホコガ科。


2022年6月27日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 16:51Comments(0)昆虫

2024年03月11日

クモの絵を描く楽しみ(原始的クモ類編)

 今日は、少しずつ描いているクモの標本画(ケント紙に色鉛筆)のうち、原始的なクモ類の絵を紹介したい。といっても北海道在住の私はエゾトタテグモの他はキシノウエトタテグモとジグモしか標本を持ち合わせていないので、この3種のみ。いずれも地面に穴を掘って潜む。

【エゾトタテグモ】


 上が雌、下が雄。カネコトタテグモ科。北海道の固有種。両開きの扉を持つ穴を地面に掘って日中は中に潜んでいるために人目につくことは少ないが、森林地帯を中心に低地から高山まで広く分布している。ピットフォールトラップには雄がよくかかるので、雄は夜間にかなり徘徊しているものと思われる。体長は雌が12~18mm、雄が10~14mm。


【キシノウエトタテグモ】

 トタテグモ科。本州、四国、九州に分布。崖地などに片開きの扉をつけた横穴を掘り、中に潜む。腹部に淡色の縞模様があるのが特徴。体長は雌が10~15mm、雄が9~15mm。


【ジグモ】

 ジグモ科。本州、四国、九州に分布。北海道では道南で記録があるが、人為的分布の可能性がある。樹木の根元などに穴を掘って糸で裏打ちした袋状の住居をつくるが、袋状の住居の上部は地上に出ており木の根元や塀などに付着させている。餌となる昆虫や小動物が袋部分に触れると、クモは袋越しに獲物に噛みつき住居の中に引きずり込んで食べる。体長は雌が12~20mm、雄が10~17mm。

  


Posted by 松田まゆみ at 20:41Comments(0)クモ

2024年03月10日

ソトシロオビナミシャク

 小型のナミシャクで、下唇鬚が非常に長い。全体に茶色っぽいが、緑色を帯びた横帯がある。もっとも色彩はかなり個体変異があるようだ。幼虫はツツジやヒサカキなどの蕾や花を食べる。前翅長は約10mm。シャクガ科。


2022年9月21日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 21:44Comments(0)昆虫

2024年03月08日

クロスジアオナミシャク

 緑色の翅を持つ小型のナミシャクだが、緑色が退色していることもある。翅には黒い横線が入り、前翅の前縁に近いところは太くなる。幼虫は広食性のようだ。前翅長は9mm前後。シャクガ科。


2023年7月24日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 20:19Comments(0)昆虫

2024年03月07日

エゾチビナミシャク

 小型のナミシャクでナカアオナミシャクに似ているというが、北海道にはナカアオナミシャクは分布しない。胸部と腹部は白く、腹部には褐色の独特の斑紋がある。写真の個体は前翅長9mm。シャクガ科。


2023年7月27日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 14:26Comments(0)昆虫

2024年03月06日

ヒメカバスジナミシャク

 前翅の外縁の中ほどに白い斑紋があるが、あまり目立たない個体もある。また、色彩の変異が大きい。前翅長は約11mm。シャクガ科。


2022年8月25日 北海道十勝地方



2022年8月25日 北海道十勝地方
  


Posted by 松田まゆみ at 21:01Comments(0)昆虫