さぽろぐ

日記・一般  |その他北海道

ログインヘルプ


鬼蜘蛛の網の片隅から › 雑記帳 › 金星・月・木星の天体ショー

2012年03月28日

金星・月・木星の天体ショー

 26日は金星と月と木星が一直線に並ぶとのことで楽しみにしていた。日中は出かけていたのだが、家に帰り着いた頃に西の空に月と金星が見えはじめ、間もなく木星もはっきりとしてきた。これはなかなか見られない天体ショーだ。

 私のコンパクトカメラではうまく写らないのではと思いつつ、シャッターを押してみたら、ちゃんと写っていた。

金星・月・木星の天体ショー



 私はとくに天体ファンではないが、小学生のとき、夏休みに故郷の上諏訪に家族で出かけたときに見たすばらしい星空が忘れられない。満天の星空にくっきりと浮かぶ天の川・・・。空にこれほどまで多くの星があるとはその時はじめて知ったように思う。その頃は東京に住んでいたため、あれほどくっきりとした天の川も見られなかったのだ。

 中学生の頃、ボール紙の筒とレンズがセットになった天体望遠鏡の手作りキットを買い、自宅にあった古い木製の三脚に取りつけて星を眺めていたことがあった。夜空の星のまたたきを見ていると、不思議なことに人間社会のもめごとや悩み事がなんともちっぽけなことに思えたものだ。

 最近ではすっかり星空を眺めることもなくなったが、何年か前のしし座流星群のときは、寝ぼけ眼をこすりながら夜中に寝床から這い出した。そして窓から外を見やった途端、放射状に流れ落ちるおびただしい流星群の神秘的な光景に一瞬で目が覚め、しばし見入ってしまった。あんなすばらしい流星群を見ることも恐らくもうないのだろう。

 それにしても、最近はどこもかしこも街灯が明るくて星を見る気になかなかなれない。私の住む北海道の僻地ですら、山の中にでも移動しない限り真っ暗闇にはならない。人間はどれほど電気をふんだんに(というか無駄に)使っているのかと思う。防犯の観点から街灯が必要だという声もわかるが、夜が明るすぎるというのも感心しない。せめて星空を楽しめる暗闇の時間帯があっても良いのではないか。


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー(雑記帳)の記事画像
クモの絵を描く楽しみ
スギナ撲滅作戦
今年の家庭菜園
十二社と熊野神社の思い出
クリスマスディナー
11月の大雪と冬の木々の光景
同じカテゴリー(雑記帳)の記事
 大地震に警戒を (2024-01-04 16:13)
 いくつになっても変わらないこと (2023-11-26 21:23)
 忖度しないという生き方 (2023-09-20 21:02)
 肋間筋損傷のその後 (2023-07-17 14:35)
 肋間筋損傷で休養 (2023-07-06 17:14)
 きままなる旅に思う (2023-05-15 21:57)

Posted by 松田まゆみ at 22:08│Comments(2)雑記帳
この記事へのコメント
明石市でも同じように並んだ月と星。北海道もよく見えたのですね。私は写真撮影失敗。よく撮れていますね。
2010年の暮れに屋久島で何年かぶりに天の川を肉眼で見て、地球に住んでいるのだなぁと思ったことを思い出しました。星空に姿と位置を変えつつ大きな存在の月。電灯のない昔の人たちも、普段と違う夜空を見上げて感激したのでしょうね。
Posted by ターニャ at 2012年03月29日 09:26
ターニャ様

明石市でも見えたのですね。

屋久島に行かれたのですか。南の島でもまだ美しい星空が見られるのですね。私の住んでいるところでは今でも天の川が肉眼で見えますが、都会ではほとんど見られないのでしょうね。

電燈と空気の汚染によって星空の美しさを実感することが少なくなってしまいましたが、昔の人たちはさぞかし美しい夜空を毎日のように見ていたのでしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2012年03月29日 13:52
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
金星・月・木星の天体ショー
    コメント(2)