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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 原子力発電 › 「作業員が語る福島第一原発」から見える実態

2012年04月10日

「作業員が語る福島第一原発」から見える実態

 ラジオ番組「たね蒔きジャーナル」で、報道特番「作業員が語る福島第一原発」という放送があった。以下がその番組。

1/4種蒔きジャーナル報道特番「作業員が語る福島第一原発」

2/4種蒔きジャーナル報道特番「作業員が語る福島第一原発」

3/4種蒔きジャーナル報道特番「作業員が語る福島第一原発」

4/4種蒔きジャーナル報道特番「作業員が語る福島第一原発」

 この番組は20人の作業員の方たちの生の声、そして京大の小出裕章さんと東工大の澤田哲生さんの対談によって構成されている。

 作業員はマスコミの取材を受けることを禁止されている。そして驚いたことに、グループの一人でも問題を起こしたなら連帯責任で全員を解雇すると脅されているそうだ。同僚を人質にし、マスコミの取材も受けないよう圧力をかけているのだ。

 だから、この番組で話をしている作業員も福一の具体的な状況にはあまり触れていない。きっと、言ってはいけないことが沢山あるのだろう。

 作業員の発言(要旨)をいくつか紹介しておこう。

・マスコミの取材に答えたらえらいことになる。
・崩壊寸前の建物の下で働くのであり、非常に壮絶。
・1~4号機は蒸気が出っぱなしで瓦礫だらけ。10センチ以上ある扉が曲がっていた。
・放射線に対する管理が甘く、指導が徹底していなかった。
・ヨウ素剤は14日飲むと検査がある。
・ヨウ素剤が何かわからなかった。
・全面マスクは蒸れて呼吸が困難。
・一日に1ミリシーベルトでブザーが鳴るが、30分もたたずに鳴ることもある。
・賃金は7割以上もピンはねされ、会社によって賃金が違う。
・いくらで雇われているのかお互いに聞いてはいけないことになっている。
・東電は何もかも隠そうとする。どこが線量が高いのかも分からず、体験してやっと分かるのが実態。
・線量が高く仕事ができる時間が20~30分くらいで作業が進まない。ものすごく進捗が遅い。
・2号機は何もしていない。どんだけヤバいの・・・と思う。
・野田首相の収束宣言は実態とあまりに違う。現場は何も変わっていない。
・現場を見て原発がどれだけリスクがあるものか初めて知った。まだやろうとするのが信じられない。
・将来がんや白血病になるかもしれないが、国は作業との因果関係を認めてくれるのか不安だ。
・原発の作業員だったことを知られたら差別されるのではないかと不安だ。


 東電は作業員に一日1万円の賃金を支払っているというが、6500円しか支払われず93%がピンはねされているケースもあるという。命を削り差別を覚悟しなければならない作業なのに、まるでアルバイト賃金と同じだ。東電はなんと無責任なことか。

 彼らがいなければこの国は終わっている。いまだに原発が必要だと言う人こそ作業員として現場に入って実態を知ってもらいたい。

 小出さんと澤田さんの対談はあえて紹介することもないだろう。澤田さんは女川や東海原発など、重大な事故を起こさなかった原発をみれば地震で壊れない原発の条件がはっきりするので原発の安全性を確立できるとし、韓国や中国への貢献を提言している。これに対し、小出さんは安全な原発などあり得ず、日本が手本を示して原子力から撤退すべきだと主張している。なお、澤田氏に関しては以下を参考にしていただきたいが、バリバリの原発推進派である。

澤田哲生(原発関連御用学者リスト)


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