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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 哺乳類 › 斜面からころげ落ちて狸寝入りするエゾタヌキ

2012年10月24日

斜面からころげ落ちて狸寝入りするエゾタヌキ

 先日、林道を車で走行していたときのことだ。路肩にいた動物が車に驚いて道路脇の斜面によじ登ろうとしたのだが、あまりに急斜面だったためにあっけなくころがり落ちるのを目撃した。一瞬のことだったが、色や顔つきからエゾタヌキだ。あんな急な斜面を短足のタヌキが登れるわけがないのだが、タヌキ君は瞬時にそういう判断ができないらしい。

 ころげ落ちたタヌキはどうしたものかと車をバックさせて路肩の溝を覗き込むと、なんと水たまりの脇でうずくまってじっとしている。カメラを向けても逃げようともせず、困ったような顔をしている。

 ほかの動物なら一目散に道路の反対側にでも逃げるのだろうが、タヌキはとっさに逃げることができないらしく、完全に凍りついている。電車に駆け込み乗車しようとして目の前でドアが閉まり、ばつが悪い顔をしている人を連想してしまった。

 車に驚き、斜面からころげ落ちて動転し、ショックで立ち直れないということなのだろうか。これが例の「狸寝入り」なのだろう。これではすぐに捕まってしまうだろうに。









 だいぶ前のことだが、知人からずいぶんドジなタヌキの話しを聞いた。車庫にタヌキが入り込んで一夜を過ごしたらしいのだが、眠っている間に尻尾が凍りついてしまったという。屋根から落ちた水滴が尻尾を濡らし、夜の冷え込みで凍って地面とくっついてしまったようだ。知人が見つけたときには、動けないでいたそうだ。

 タヌキはマヌケなところがあるのだが、なんとも愛嬌があり憎めない動物だ。北海道ではエゾシカやキタキツネは飽きるほど見られるが、エゾタヌキはあまり見られない。だから、個体数が多いのか少ないのか、減っているのか増えているのかもよく分からない。北国の自然の中でいつまでもひっそりとそしてしぶとく生き続けてほしいと思う。



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Posted by 松田まゆみ at 22:07│Comments(8)哺乳類
この記事へのコメント
核汚染で動物たちに異常が出ているためだとか、
考えられませんか?

北海道もある程度は核汚染されていると思います。
非常に残念なのですが、、、
Posted by 夢のないコメントですが at 2012年10月24日 23:30
それはいくらなんでも考えすぎでしょう。北海道は過去の核実験やチェルノブイリの原発事故でも汚染されましたし、今回の福島の事故でもわずかには汚染されたでしょう。しかし、タヌキが驚いたときに「狸寝入り」をするというのは昔から知られている習性で、今回の行動もそう考えるのが自然です。
Posted by 松田まゆみ at 2012年10月25日 10:28
結構な動物見ていますが、エゾタヌキはまだ見たことがりません。
タヌキはこうした行動をよくとるようです諦めているのか、様子を伺っているのかわかりませんが、特別なことではないと思います。
キツネのように世渡りが上手いのではなく、泥臭い生き方をする狸の方が好感が持てます。
Posted by そりゃないよ獣医さん at 2012年10月25日 10:33
おもろい話をありがとうございました!
タヌキくん、どんなツラしてじっとしているのか?顔の部分をアップにした画像を是非見せてください。

それにしても、週刊誌やらブログなんかでやいのやいの書かれても、じーっと狸寝入りですっとぼけて、嵐の去るのを待つというのがまだ主流のようですが、最近は書かれたほうが騎虎の勢いで反撃するような例もあらわれて、話題に事欠きませんね。
Posted by クンちゃん at 2012年10月25日 10:55
獣医様

私はエゾタヌキは何回か見ていますが、じっくり見たのは2回目で、狸寝入りははじめてです。かわいそうなので車から降りて近づくことはしなかったのですが、硬直していて逃げられないのか、あるいは車から人が降りたら逃げるつもりだったのか分かりません。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2012年10月25日 16:04
クンちゃん様

ご要望にお応えして、顔の部分をアップした写真も載せました。目はうっすらと開けているようですから、寝たふりをして「隙あらば逃げよう」とこちらを監視していたのかも知れません。

例の大阪の方の反撃には唖然ですね。あんな風に反撃したなら、ますます事実を知りたくなるというものです。これが事実なんでしょうか↓
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/786.html
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2012年10月25日 16:09
タヌキくんのアップありがとうございました。
いま、出先から戻って拝見!いろんな人に似ているな、とそれらの人たちの顔を思い浮かべて、ひとりでニヤニヤしています。スンマセン!
やっぱ、目はうっすらあいているんですね!
置かれた状況は認識している、しかしなんとか逃れられるかも知れん、というわけでしょうか。まったく、示唆に富んだアップ画像でした。
御礼が遅くなってすいませんでした。ありがとう!

追伸
8月下旬の大雨の翌朝、散歩の途次、眺望最高の空き家・庭先にお邪魔したら、前夜の雨を避けたのか、この家のベランダ下にうずくまっていた大きな、角のないシカに会いました。シカ寝入りというのはないらしく、ガバッと起き上がったと思ったら、ダッダッダッ!と斜面を駆け上がっていきました。
Posted by クンちゃん at 2012年10月31日 19:04
クンちゃん様

ベランダの下にシカですか?! 私は以前、多摩動物公園の雑木林の中の小路を歩いていたら、シカ(角がなかったので雌でしょう)に出くわしてびっくりしたことがあります。もっともシカの方も驚いていたようですが。檻の外にどうしてシカがいるのかと、キツネにつままれたような気分でした。

もっとも北海道では庭先までエゾシカがやってきます。私のところでは家庭菜園の周りを網やネットで囲わないと、作物が食害で全滅してしまいます。昼間からシカが街中を闊歩していることも・・・。
Posted by 松田まゆみ at 2012年11月01日 21:36
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