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2013年12月01日

【拡散希望】可視化された被ばくによる健康被害(追記あり)

 久しぶりに岡田直樹さんのブログを訪問したら、被ばくに関する極めて重要な論説が掲載されていた。実に詳細かつ具体的に論旨を展開しており、息をのむような優れた論考だ。

 私はこれまで福島の原発事故による被ばくの影響は、疾病や死亡率の増加などの客観的データからしか分からないと書いてきた。福島の子ども達の甲状腺がんの増加からも、これからは間違いなく被ばくによる健康被害が顕著になってくるだろうと思ってはいたが、統計的なデータがなければ被ばくとの因果関係まで言及できない。いくら自分の体調が不調だとか身近な人たちに異変が起きているなどと報告したところで、客観性がない。

 ところが、岡田さんは実際の疾病の増加データではなくGoogleの検索キーワードのトレンド(トレンドとは時代の趨勢、流行のこと)を表示する「Googleトレンド」を利用して東京での健康被害の実態を可視化したのである。2回に分けて論じられている岡田さんの記事はとても長いのだが、きわめて重要な指摘なのでぜひ最後まで読んでいただけたらと思う。

東京電力原発事故、その恐るべき健康被害の全貌-Googleトレンドは嘘をつかない- ①理論編(Space of ishtarist)

東京電力原発事故、その恐るべき健康被害の全貌-Googleトレンドは嘘をつかない- ②データ編(Space of ishtarist)

 岡田さんの論考は実に論理的かつ客観的だ。まずまず①の理論編について見てみよう。岡田さんの論理構成は以下だ。

●東京の放射能汚染は、「放射線管理区域」相当の汚染状況である。
●広島・長崎やチェルノブイリなどの過去の例からいって、被曝による健康被害の典型は癌ではなく、倦怠感・心不全・膀胱炎・ホルモン異常・免疫低下など、全身の多様な慢性疾患であること。
●「科学的にいって放射能は安全である」という議論の元となっているICRPは、論理によってデータを排除し、残ったデータで理論を強化する「神話」の「循環構造」を構成している事。
●東京電力原発事故の主たる放射性降下物は、セシウムを含む不溶性合金の放射性物質微粒子(ホットパーティクル)であることが実証されたこと。
●人工放射性物質と自然放射性物質の唯一の違いは、ホットパーティクルを構成しうるか否かであること。
●ホットパーティクルとよばれる人工放射性物質の微粒子のリスクを、ICRPの体系が過小評価していること。
●バイスタンダー効果など最新の生物学の知見によって、ホットパーティクル(放射性物質微粒子)の危険性が明らかになりつつあること。


 岡田さんはまず、福島の原発事故によって東京に2度にわたって大量の放射性物質が降下したことを取り上げ、公表されているデータから東京(少なくとも新宿)の汚染が放射線管理区域相当であることを示している。本来であれば放射線管理区域として封鎖されなければならないようなところに都民は生活しているのである。この点は小出裕章さんもずっと指摘していることだ。それにも関わらず東京が封鎖されないのは「都市機能が完全に機能不全に陥るから」と指摘する。要するに、政府には首都東京を放棄することができないという事情があるからだ。首都圏に住む3000万人以上もの人たちを速やかに非汚染地に移住させることは、経済的のみならず物理的にも不可能だろう。

 次に、「放射能は安全である」という言説についての考察を展開する。広島・長崎に落とされた原爆、あるいはチェルノブイリの原発事故における健康被害の事例などから、放射線による被ばくは癌だけではなく、人体のあらゆる部位にあらゆる形での疾患を発生させることをデータから示し、ICRPのモデルとECRRのモデルについて検証している。その結論は以下。

ICRPは、物理的な単位である吸収線量によって、基本的には健康被害が直線的に発生するという、物理学的(というか即物的な)アプローチを。それに対して、ECRRは、生命については判明していないことが多いという前提に立った上で、放射性物質が人体や細胞内でどのようなメカニズムで働いているのかを、実際の膨大なデータに基づいて仮説をたて、検証していくスタイルを取っています。
ECRRは、内部被曝に関して、ICRPの500倍から1000倍のリスクを主張するため、特に「極端」であると批判されます。しかし、ECRRによれば、主にγ線の外部被曝によるデータを、α線・β線も含む内部被曝に誤って適用しており、それゆえにICRPが内部被曝を極端に過小評価しているということになります。


 また人工放射能のホットパーティクルによる局所的被ばくの危険性について論じ、ICRPが内部被ばくによる健康被害を過小評価していることを指摘している。人工放射性物質と自然放射性物質の違いについては私も以前紹介した「さつき」さんのブログを紹介している。これは非常に重要なことなので、以下にもう一度紹介しておきたい。

天然放射能と人工放射能は違う(その1:単体の物理。科学的性質) (さつきのブログ「科学と認識」

天然放射能と人工放射能は違う(その2:ホットパーティクルの放射能) (さつきのブログ「科学と認識」

天然放射能と人工放射能は違う(その3:まとめ) (さつきのブログ「科学と認識」

 そして岡田さんがホットパーティクルに関して導き出した結論は以下だ。

1.放射性微粒子による内部被曝で問題になるα線とβ線について、ICRPは放射線荷重係数において過小見積もりしている可能性が高い。
2.ホットパーティクルによる細胞群の局所的な被曝は、1kgという巨視的な単位で平均化された吸収線量で測ることができない。
3.ホットパーティクルによる局所的な細胞群の高線量被曝は、発癌以外のあらゆる急性被曝症状を引き起こす可能性がある。
4.ホットパーティクルによる局所的な被曝は、電離密度の高さによって、DNAの二重鎖切断など、細胞に対する重大なダメージをもたらす可能性が高い。
5.ホットパーティクルによる細胞の継続的な被曝は、被曝によって細胞が複製モードに入るため、放射線に対する細胞の感受性を高める(セカンド・イベント理論)。
6.バイスタンダー効果およびゲノム不安定性は、ホットパーティクルによって集中的に被曝した細胞群の危険性を高める可能性が高い。
7.人工放射性物質のみが、ホットパーティクルを形成できる。


 さらに注目すべきことは、2度のフォールアウトのうち3月14~16日のフォールアウトについて「鉄まで合金になっているということは、3000℃近い温度で、燃料棒が気化したことを示しているように思われます」と述べている。

 ここまでは①の「理論編」の要点だが、②の「データ編」ではGoogleトレンドによって福島の原発事故の時点を境にしてさまざまな健康被害が増加しているという実態をデータによって示している。

 具体的には健康被害に関わる検索キーワード、たとえば「心臓 痛い」「胸 痛い」「血圧 高い(低い)」「動悸」「だるい」「湿疹」「爪 剥がれる」「鼻血」「喉 痛い」などといった検索件数の推移を東京と大阪(対照群)という地域に分けて検討したのである。岡田さんが東京と大阪を選んだのは、人口の多い大都市圏でなければグラフがうまく表示されないことが多いからだという。

 こうして出てきた検索トレンドのグラフを見ると、東京では福島の原発事故を境に体の不調について調べる人が急増していることが実感できる。これらの指標が「発病率」に近いと仮定したなら、福島から200km以上離れている東京ですら健康被害が増え続けていることを示している。しかも、大きな汚染を免れた関西でさえ決して安心な状況ではない。

 少し前に私の知人らがベラルーシなどを訪問したのだが、ベルラド放射線防護研究所でホール・ボディ・カウンターを受けたところ、北海道から参加した3人が13~20ベクレル/kgを検出したという。最高は埼玉県の方の23ベクレル/kgとのこと。私たち日本人のほぼ全員が被ばくしてしまったといえるのではなかろうか。早野龍五氏らの行ったホールボディ・カウンターの検査を鵜呑みにするのは危険だ。

 さて、私たちはこの現実をいま一度、直視する必要があるだろう。チェルノブイリの原発事故による健康被害は今も続いている。つまり、東北や関東などの汚染されてしまった地域に住んでいる人たちは、これ以上の被ばくを避ける努力をすべきだということだ。本来ならもちろん放射線管理区域に当たるようなところに人を住まわせてはならないのだが、福島を除染して住民を戻そうとしている国が、東北や関東に住む人たちの移住を補償するなどということは考えられない。汚染地に留まるリスクを避けたいのであれば、自力で移住するしかない。ただし、3月の2回のフォールアウトで受けた初期被曝による影響は、移住してもどうしようもない。

 移住ができない場合は、呼吸からの被ばくを避けるために、外出時はできる限りマスクをするべきだし、子どもが部活などで土埃にまみれるようなことは避けるべきだ。農作物の産地を選ぶのも大事だが、汚染水がダダ漏れの太平洋で獲れた魚介類はとくに要注意だろう。産地偽装があるので難しい面もあるが、気をつけるに越したことはない。食品に気をつけるのは東北や関東以外でも同じだ。自分の身は自分で守るしかないのだから。

 最後にひとこと。岡田さんの論考を読めば、福島の原発事故では健康被害は出ないと吹聴していた菊池誠氏や野尻美保子氏ら「ニセ科学批判」に集う科学者たちの認識不足がよく分かる。否、認識不足にとどまらない。彼らは自分たちの主張に都合の悪い論文に触れようとしないし、放射性物質の危険性について説く人に対し、「福島の人たちへの差別だ」といって論点を逸らせてきた。これは科学者としてあるまじき怠慢であり無責任の極みだ。なぜならこの論考を書いた岡田さんの専門は社会哲学・社会システム理論であり、科学を専門とはしていないからだ。「ニセ科学批判」「科学者」という看板に騙されてはならない。

【12月2日追記】
 放射線被ばくによる健康被害が癌にとどまらず様々な疾病や体調不良を引き起こすことはチェルノブイリの原発事故などから明らかになっている。チェルノブイリの原発事故当時は分かっていなかったことなのだが、多様な健康被害の引き金となる細胞へのダメージに関してはエピジェネティクスがひとつの重要なポイントになるのではなかろうか。内部被曝とエピジェネティクスについて示唆に富む書評記事が目に止まったので、紹介しておきたい。

内部被曝とエピジェネティクスについて(講談社ブルーバックス『エピゲノムと生命』を読んで感じたこと(いちろうちゃんのブログ)

 今までは何の役にも立っていないのではないかと思われていた「ジャンクDNA領域」と呼ばれていたDNAの一部分がある。ところがこのDNAが転写によって生みだす「ノンコーディングRNA」は複雑な遺伝子制御に関わっていて、複雑な生命プログラムの実行を可能にしているという。何の役にも立っていないと思われたDNAが、生命維持に欠かせない重要な役割を持っているのだ。

 被ばくによる健康被害を論じる際はDNAの損傷が持ち出されるのだが、この「ジャンク」とされてきたDNAが放射線で破壊されることも考えねばならない。この記事を書かれた田中一郎さんは、「放射線被曝とは、遺伝子の破壊のみならず、生物の生命秩序全体の破壊=細胞内の全生理メカニズムの崩壊をもたらす、巨大は破壊作用です」と主張している。



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この記事へのコメント
Bq/㎏からBq/㎡への換算への疑問

理論篇
「放射線管理区域はどのような基準で決定されるのでしょうか。様々な基準が存在する訳ですが、その基準の一つは、アルファ線以外の放射線に関しては、4Bq/cm2を超えるおそれがある場所です。単位を換えれば、40000Bq/m2です。また、土壌1KgあたりのBqに換算すると、文部科学省の換算式によればBq/kg=Bq/m2÷65で換算可能なので、約615Bq/Kg以上の土壌汚染がある地域は、放射線管理区域相当ということになります。

(参考 日本保健物理学会 Bq/kgからBq/m2への変換方法について。)」
とありましたが、疑問があります。

Bq/㎏をBq/㎡に換算するにはこの式によれば65倍すれば解決?なのですが、実際は土壌採取する際に土壌の深さがまちまちであればその式もまちまちでしょう。

現在は全てBq/㎏表示になっていますが、実際には3.11以降、農水省では深さ15㎝で採取し、文科省は深さ5㎝で採取。だから農水省は5000Bq/㎏(被曝直後の採取で、農地の15㎝採取は不当なもので実態を反映していない)であっても文科省の採取(7~8月時、これは農地が耕転している時期で、5㎝採取は事実にそぐわない、つまり、深くセシウムは拡散していた)だと違うのです。

私たちも土壌調査をしていますが、果樹園の土壌を表土3センチでも1~4万Bq/㎏にもなってましたが、簡易測定器で測定したものによれば2000Bq/㎏となります。このからくりが被曝当時の被曝量を正しく認識出来ずにいたのです。

チェルノブイリの場合は全て㎡で表示され、これは、ひとつの値しかないし、また、具体的にどれくらいの被曝なのか認識し易いのです。つまり、一㎡のなかでどれだけの放射性物質があるか理解できるし、もっと、自分の体に幾らの放射線が影響与えているのかの凡その状況が分かるからです。

内部被曝もシーベルトに換算して分け分からないのです。現に2万Bqの被曝量になっている人に、年間にして0.8mSvで安全だと言っているのです。そのようにこのシーベルトはまやかしにも使われています。果樹園の除染も空間線量を基準に進めているし、農地除染自体空間線量をもとにして進められています。数値自体小数点以下三桁も低く数値をしだされると全く低く見えてしまうのです。

随分、国が進めている数値自体にもまやかしや人々が実感できない数値であり、正しくないのです。

全文よく読んでいないのですが、特に最も疑問に感じた点に意見を述べさせていただきました。
Posted by 大越良二 at 2013年12月01日 19:54
大越さん

コメントありがとうございました。
ご指摘の通り、土壌の採取の仕方よっても、また農地の耕転の可否によっても測定値は変わってくるはずであり、その点は気をつけなければならないと思います。

ただし、岡田さんが引用している木下黄太さんや西日暮里放射能測定所の土壌汚染の検査結果はBq/kgですし、東京の土壌採取場所は農耕地ではない(つまり耕していない)ところが多いと理解してよいと思います。日暮里放射能測定所の検査結果では「畑の土」もありますが、耕作の有無について注意書きが入っています。また採取した土の深さは表土~5センチ程度となっています(採取場所によって若干違いがありますが)。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月01日 22:17
>Googleトレンドによって福島の原発事故の時点を境にして
>さまざまな健康被害が増加しているという実態をデータに
>よって示している。

>具体的には健康被害に関わる検索キーワードの検索件数の
>推移を東京と大阪(対照群)という地域に分けて検討した

 これの解釈は、「健康被害が増加している」は間違いで、
「健康被害を懸念する検索が増加している」が正しい。

 疑問1:なぜ、懸念する検索が増加したか?
   誰か(雑誌、TV含めて)が、煽った。
   元々、放射性物質が降れば、気にするでしょうね
   

 疑問2:どうすれば、健康被害が増加していると言えるのか?
   健康保険組合は、健康被害の増加を分かっている。
   国保の保険料増額算定の資料の情報公開が良い。
   
Posted by ひで at 2013年12月02日 14:23
ひでさん

ご指摘ありがとうございます。

私が「健康被害が増加している」と書いたのには理由があります。インターネットで検索をする場合、普通はその人に調べてみる必要性が生じているからです。自分自身のことを考えると分かるのですが、たとえばこれまで経験したことのないような体調不良や原因不明の症状が生じているからこそ、その症状をキーワードとして検索するわけです。健康に関して検索する人というのは、普通は自分自身あるいは家族など身近な人が実際に症状が出るということに起因しています。岡田さんが着目したのも、この点だと思います。

もし自分や家族などに何も症状が出ていないのであれば、わざわざ検索する人はそれほどいないのではないでしょうか。また、被ばくによる健康被害が気になって検索をするのであれば、「被ばく 症状」とか「被ばく 健康被害」「チェルノブイリ 被ばく 健康被害」「鼻血 被ばく」などと検索するのが普通です。しかし、症状だけでの検索が増えているということは、やはり症状が先にあって原因や対処法を調べようとしたと考えるのが自然だと思います。

しかも、原発事故が起きた当初、被ばくに関してインターネットなどで意識的に情報収集している人はごく一部であり、多くの人たちは被ばくでさまざまな症状が出ることについて知らないか、あるいは深刻に考えていなかったのではないかと思います。なにしろ報道では「直ちに健康に影響はない」と言っていたわけですから。

また、岡田さんは対照群として大阪を選んでいます。関西では土壌の汚染はほとんど確認されていませんし被ばくによる健康被害を心配している人はほとんどいないと考えられます。それにも関わらず、症状によっては関東より遅れて検索が増えているものがあります。このようなことも、誰かが煽ったということとは無関係だと思います。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月02日 16:24
>インターネットで検索をする場合、普通はその人に調べてみる必要性が生じているからです。
>自分自身のことを考えると分かるのですが

 私は汚染地域の東京に住んでいる。
 確かに、回りの人々の免疫は下がり
 (白血球類減少、赤血球鉄分不足)、
 疾病にもなっている(糖尿病、人工透析、白内障、血栓、
 健忘症、異様な眠気(電柱にぶつかる人を見た))。

 所が、彼らは放射能のせいとは感じない。
 なぜなら、医者の言うことを信用しているから。

 東京で放射能疾患を検索している人は、
 未だサホド疾病までには至っていない。
 なぜなら、検索する機転と気力を失うから。

 そして、原因不明の疾病に至ったら、
 引っ越しますと言う方は、多く居ます。

 検索しているのは、ここに住んで大丈夫かと
 確認していると思いますが。
 東京圏に住んで居る方から、お話を聞いて下さい。
 でも、ここに住むのは、お勧めしません。
 特に、今でも、臨海(お台場などゆりかもめ沿線)
 この地域に行くと、下痢・頭痛・握力低下しますから。
Posted by ひで at 2013年12月03日 18:16
ひでさん

なまなましい報告をありがとうございます。私も実家は東京ですし、東京には親族や友人、知人もそれなりにいますが、今のところ体調不良についての話しは聞きません(話さないだけかも知れませんが)。

>東京で放射能疾患を検索している人は、
>未だサホド疾病までには至っていない。

何をもって疾病とするかは明確なことは言えませんが、喉の痛みや鼻血、痣、下痢、脱毛などの症状では普通はあまり疾病とまでは考えないでしょうね。一時的でも、そういう症状が出た人はそれなりにいるのではないかと思います。私も2011年の春と夏に東京に行ったときには喉が痛くなりました(北海道に戻ったら治りました)。

ただ、「ここに住んで大丈夫だろうか?」と気にしている人は、症状で検索するでしょうか・・・。私だったら「東京 放射能」「東京 放射能 汚染」「東京 放射能 避難」などと検索すると思います。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月03日 22:22
>私だったら「東京 放射能」「東京 放射能 汚染」「東京 放射能 避難」などと検索すると思います。

 では、やってごらん。
 上記検索キーワードでは、求める情報は出てこない。
 だから、チェルノブイリで有名になった疾病名で検索する。

 疾病名で検索している人が、その疾病になっているとは、
 限らないし、東京からGoogleで多く検索している者が、
 個人とは限らない。
 一番知りたがっている人達は、人海戦術でブログなどの
 書き込みをサーチしている。 
Posted by ひで at 2013年12月03日 22:52
ひでさんは何をおっしゃりたいのでしょうか?

「症状」の検索は「自覚症状の検索」とは限らす、「ここに住んで大丈夫かどうかを調べるために検索している人」もいる。だから、岡田さんの分析はあまり意味がないというご意見なのでしょうか?

もちろん、症状で検索をする人のすべてが「自覚症状」があるとは言えません。しかし、「ここに住んで大丈夫か調べるために検索する人」がどれ位の割合で入っているのかも分かりません。検索の動機まではデータとして現れないのですから。

ただ、私は自覚症状がある人が症状で検索する確率はかなり高いと思っています。自分の経験からもそう言えます。特に医者に行くかどうか悩むときや、症状の生じる原因、あるいは対処法を知りたいときには、まず症状で検索します。

また、ひでさんのように熱心に情報収集をされて一時避難されたり、移住するかどうか悩むような人は少数派だと思います。東京にいる私の親族や友人などを見ていてもそう感じます。放射能を多少は気にしていても、検索して調べるほどではありません。もちろん、自覚症状がある人が症状で検索する確率が「高い」と考えるか「高くない」と考えるかは人によって違うでしょうけれど。

Googleトレンドが身体症状に関する統計データとして使えるかどうかについて、岡田さんはインフルエンザの事例を挙げて使えそうだと判断しています。また、岡田さんは「この手法は疫学データに代えられるものではない」、「背後にある健康被害の増減傾向を見る指標」、「少なくとも、ECRRとICRP、どちらがより正しいか、判定することぐらいはできそうです」とも書いています。あくまでもそういう位置づけです。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月04日 00:20
>ひでさんは何をおっしゃりたいのでしょうか?

 ネットに詳しい人は、知っている。
 GoogleでのHIT数などのデータは、改ざんできる。
 もちろん、Google自身が改ざんできる。
 そして、外部の人間も自動処理で、HIT数の向上など
 お手の物である。数百万件のヒット数など簡単である。

 実際にその手法を業務として行っている会社もある。
 すなわち、ネットとは、仮想の世界であり、現実と同一視
 するのは危険であり、判断を誘導される危険性がある。

 私は、岡田さんの記事は、ここでしか読んでいないから、
 彼が正しい部分もあると考えるが、インフルエンザでの
 検証(症状が明らか)と放射線の検証(症状が不安定で、
 改善もするし、潜伏期間が長すぎる)を同一視すると言う
 松田さんの記載で、その根拠は素人は騙せるが、専門家
 には参考にされないと考える。

 私は、周りを見ていて感じることは、症状が2年ぐらいあった
 人達が、投薬治療や自然治癒で治り始めている事実である。
 人間は初期症状を治す治癒力があるのか、放射性物質が
 希釈されて害が少なくなった、いずれかの感がある。

 私が思うに、「東京には被災から5年は住めるでしょう。」
 「地震や作業ミスや情報隠匿が無ければ、元々元気な
 成人は一生住める」と感じている。
 でも、細胞分裂の多い年齢性別の方や、元々疾患がある
 人には無理かも知れない(免疫が負ける可能性)と感じている。

 統計処理前の個々の事例は、正しいことが証明できても
 統計処理とその解釈が、正しいかは証明ができない場合がある。
 これは、純粋に学問的な問題であり、解釈の問題ではない。
 しかし、正しいと感じる等と言う無責任な解釈も個人の自由である。
 それが、ネットである。ネットでは無責任も自由である。
Posted by ひで at 2013年12月05日 14:19
ひでさん

ようやくひでさんが言いたいことが分かってきました。

おっしゃるように、改ざんは可能でしょう。企業などがGoogle検索で自分の会社に都合の悪いサイトをできるだけ下位にくるようにすることなど日常的にやっていると思います。自社のサイトが検索の上位にくるようにさまざまな工夫をするということもしているでしょうし、意図的に何回も同じキーワードで検索するということもしているかもしれません。

以前は「文芸社」と検索すると、関連検索キーワードで「文芸社 詐欺」と必ず出てきましたが、最近は出なくなりました。文芸社がGoogleに何らかの要請をした可能性が高いと思っています。もちろん、もしGoogle自身が検索データを改ざんしているのであれば、Googleトレンドを利用して傾向を調べるのは意味がないことになります。

ただし、「自覚症状」はどうでしょうね? 誰が何のために「症状」の検索結果を改ざんするのか、という疑問は拭えません。

今回の岡田さんの分析は、もちろん「改ざんや操作をしていない」というのが前提です。複数の「症状」の検索で3.11を境にして上昇しているという傾向は明瞭に現れていることからも、「改ざんや操作」はされていないだろうと私は思っています(もちろん断言はできませんが)。

ただし、ひでさんがおっしゃるように、もしかしたらGoogleが原子力ムラと手を組んで検索データを改ざんし、健康被害がなかったかのように見せることは絶対にないとは言えないでしょう。今はしていないと思いますが、今後はあり得るかも知れません。

岡田さんの意図は、疾病の増加や死亡率の増加などのデータが公表されるのを待たなくても、もっと手っ取り早く被ばくによる健康被害が出ているかどうかを可視化できないかという試みだと思います。岡田さんとて、今回のデータが絶対的なものと考えているわけではありません。ただ、「自覚症状」の検索ではっきりとした傾向が見られたことから、指標になるのではないかと言っているわけです。

将来、疾病のデータが公表されて、それが「自覚症状」のGoogleトレンドと同じような傾向であれば、Googleトレンドは指標として使えるといえるでしょう(もちろん改ざんしていないことが前提ですが)。ただし、秘密保護法が施行されれば、疾病のデータなども公表されなくなる可能性はあると思います。

東京が住める状態かどうかについては、私は何とも言えませんし、言うつもりもありません。東京とキエフは土壌の汚染レベルが同じくらいだと言われていますが、だからといって同じような健康被害がでるとも言い切れません。被ばくの影響は人によっても年齢によってもかなり違うと言われていますし、個人個人が移住のリスクと被ばくのリスクを考えて判断するしかないと思います。

言えることは、できる限り追加被ばくを避ける努力をすべきということだけです。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月05日 21:49
はい、私は正しいか、正しくないか、分からない派です。

でも、一つ分かったことがあります。
「 全国の病院にがん患者の情報提供を義務付けるがん登録推進法 」
可決されましたね。登録させて、統計の結果は閲覧できない、
または、改ざんされる(秘密指定して改ざん)と言う事態ですね。
だから、秘密保護法案が必要なのですね。
Posted by ひで at 2013年12月06日 16:45
ひでさん

私も、今のタイミングで「がん登録推進法」が出てきたというのは、がんの統計を一部の者だけが把握し、国民には隠すことが目的だと思いました。

秘密保護法によって、被ばくと健康被害の因果関係の証拠となりえる統計データまで隠そうと考えているのではないかと思えてなりません。。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2013年12月06日 17:36
失礼は重々承知のことですが、松田さんは、一種の被害妄想だと思います。放射能は専門性が強いので、基礎からきちんと勉強しないと、適切な判断はできません。

2011年当時は、とんでもない説が流布していました。これに影響を受けるのは仕方がないことだと思います。その後、被爆状況等多くのことが解ってきています。当時の妄説に影響された人は、強く刷り込まれ、その後、これらを否定する情報は、最初から受け付けなくなるし、見ても見えない、聴いても聞こえないのです。

例えば、山田花子が浅田真央とそっくりと言われたら、何のことかわからなくて聞き流す、そんなことがあったことすら忘れてしまう。これの逆だと思えばよいです。

放射能に関しては、放射線取扱主任者という制度があります。
http://www.nustec.or.jp/syunin/syunin01.html

放射性同位元素を扱う施設では、作業員の被曝管理の責任者が放射線取扱主任者で、事業所に最低一人必要とされます。放射線取扱主任者になるには、放射線取扱主任者試験に合格しなければなりません。

まずは、この試験に合格されることをお勧めします。素人に受験は無理難題に思えますが、受験者の殆どは10代、20代で素人ばかりです。文系出身者や現役高校生の合格者もいます。試験は○×式で、年間5000人ほど受験しますので、気楽に受験できます。

過去問と回答も公開されています。まずは、過去問にあたってください。各試験で60点とれれば合格です。

今の、段階では松田さんは0点だと思います。試験は、自分の興味や思いに合った説だけ受け入れたら絶対に合格しません。だから、2011年当時に刷り込まれた妄説から解放されるには一番有効な手段が試験です。

松田さんがここで主張されていることは、最低、放射線取扱主任者試験に合格する実力が無ければ始まらないことばかりです。多くの方が、わかりやすい説明をされていますが、いくら聴いても納得できないでしょう。まず、頭の中に入っていかないのです。

この試験に合格するくらい基礎知識をつければ、ここで主張していることは単なる時間の無駄だったことがわかるでしょう。
Posted by 放射線取扱主任者 at 2014年02月16日 18:56
放射線取扱主任者さん

・あなたの批判は具体的な根拠をいっさい挙げていません。
・岡田直樹さんが書いていることは、放射線取扱主任者の知識の有無とはほとんど関係のないことです。
・あなたはこの記事で紹介しているさつきさんのブログは読まれましたか? さつきさんは大学の教員と思われますが、放射線が専門ないしは非常にお詳しいの方のようです。
・しかもあなたは岡田さんやさつきさんのブログにはコメントされていないようですね。

批判的意見を書かれるのなら、上記のことについて意見を明らかにしてください。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2014年02月17日 08:26
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