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鬼蜘蛛の網の片隅から › 樹木 › ハシドイの花も当たり年

2007年07月13日

ハシドイの花も当たり年

ハシドイの花も当たり年
 今年は5月にコブシが見事に咲き、6月はアオダモ、そして7月に入ってからハシドイがたくさんの花をつけています。この花も、年によってたくさん咲く年とそうではない年があり、コンスタントに花を咲かせる木ではありません。

 ハシドイはアオダモと同じ、モクセイ科の落葉樹で、ライラックの親戚です。ライラックはヨーロッパ原産ですが、ハシドイは日本に自生している木です。ライラックは英語の名前で、フランス語ではリラ。北海道では公園や庭によく植えられていますよね。

 今年は、どういうわけか「花の当たり年」の木が多いようです。偶然なのでしょうか? こんなにいっぺんに咲いてしまうと、来年はちょっと寂しくなりそうです。木の花があまり咲かない年は、蜜を求めて訪れる昆虫たちにとっては受難の年になるのでしょうか・・・。


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Posted by 松田まゆみ at 13:09│Comments(2)樹木
この記事へのコメント
松田様

 コメントありがとうございました。
 花の当たり年、ってあるんですね。
 そういえば、今年の我が家は
 ・ウコン桜はとうとう花を付けなかった。
 ・一方で、梅、つつじなど、他の花は例年になく盛況でした。
 ・ミツ蜂がいつもの年よりも目だって多く庭を訪れた。
 と、今ふかえってみると、例年とは違った感じがありました。
 蜂のおかげか、梅もいつになくたくさんの実をつけました。
 こういった波が、
 ・あたりいったいでいっせいに起こるのか(だとすると虫たちにも波が生じますね)
 ・うまいぐあいに、そこここで波が入れ替わるか(だとすると虫たちは毎年の餌場を変えればいいわけです)
 興味あるところです。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年07月15日 11:07
冬野様

 昨日、植物のことに詳しい知人からとても興味深いお話しを聞きました。アオダモはだいたい5年周期で花を咲かせます。一度にたくさんの花を咲かせるというのは、木にとってはとてもエネルギーを使うことになるのです。そのために花をつけた年に衰弱したり枯れてしまう木もあるそうです。命がけで花をつけているのですね。

 また、一斉に実をつけるのですから、発芽も一斉かと考えがちですが、必ずしもそうではないそうです。そして、周期とはずれてポツンと花を咲かせる木も、たまにあるそうです。でも、そんな木は子孫を残せないのでしょう。

 昨日は植物の話題で楽しいひとときを過ごしましたが、わからないことだらけで興味のつきない世界です。
Posted by 松田まゆみ at 2007年07月15日 13:48
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