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鬼蜘蛛の網の片隅から › 地学 › 幻想的な幻日

2008年04月01日

幻想的な幻日

幻想的な幻日

 昨日は上湧別町まで足を伸ばしました。途中で遠軽町を通っていくのですが、遠軽町の駅のすぐ近くにはとても奇怪な岩が聳え立っています。「がんぼう岩」といわれるこの岩は、約730万年前に噴出した安山岩質火山角礫岩とのことで、この町のシンボル的存在です。

 アイヌ語では、この岩は「インカルシ」と呼ばれているそうで、「見晴らしのよいところ」という意味だそうです。インカルシからエンガルという町名になったようです。

 こんな岩があったら、やはり登りたくなってしまうものです。この巨岩の麓には「太陽の丘えんがる公園」があり、そこから簡単にこの岩に登ることができるので、帰りにちょっと寄ってみようと車の方向を変えたところ目の前の空に不思議な光景が出現しました。

 沈みかかる太陽の近くに赤い光りが見えるのです。よく見ると太陽の左右に光があり、その光は虹のように太陽に近いほうが赤っぽく、外側に向かって淡くなっています。遠くから見るとまるで太陽が3つあるかのような不思議な光景です。「太陽の丘」公園に行って太陽の不思議な現象を見てしまったのですから、なんとも偶然です。

 これは幻日(げんじつ)という現象です。この光りは太陽の片側にしか見えないこともあるそうですが、昨日は条件がよかったのか両側に綺麗に見えました。よく見ると左右の光は半円を描いて繋がっているようです。幻日とは、ウィキペディアによると「太陽と同じ高度の太陽から離れた位置に光が見える大気光学現象」とのことですが、やはりこういう自然現象というのはなにやら神秘的ですね。


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タグ :幻日遠軽町

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Posted by 松田まゆみ at 15:55│Comments(2)地学
この記事へのコメント
私も、家族で行ったときに見ました。
「幻日」というものとは思いません。虹の、かけ損ないと思って、まったく注目しませんでした。
Posted by zizi at 2008年07月25日 00:35
zizi 様

知らなかったら見過ごしてしまいますよね。
太陽を中心にうっすらと虹がかかっているように見えますから。
Posted by 松田まゆみ at 2008年07月25日 05:16
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