さぽろぐ

  日記・一般  |  その他北海道

ログインヘルプ


鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 共同出版・自費出版 › 社員は詐欺だと思っている

2008年10月09日

社員は詐欺だと思っている

 以下は新風舎の元社員の方のブログです。

http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/e/6ebef9b351d244029f505829415159d8

 この方も私と同じように「制作費」だけを負担してほしいと著者に説明しながら、実際にはそれとはかけ離れた費用を請求していたことを「詐欺ではないか…」と思っていたわけです。当然ですよね。文芸社や同じようなことをやっている共同出版社の社員も、同様に「詐欺ではないか」と思っているのではないでしょうか。

 でも、社内ではそんなことは口に出せないような雰囲気があったようですね。「朱に染まれば赤くなる」といいますが、組織ぐるみで水増し請求を当たり前のように続けていると、罪悪感も薄れていくのかもしれません。

 それに、「同じことをやっているのは自分達の会社だけではない」という思いもあったのではないでしょうか。バレなければいい、あるいは社会問題化しなければいいのだと…。

 社員の方は守秘義務があっていろいろ口外できないようですが、新風舎はDTPの制作も印刷・製本もかなり安い費用でやっていたようです。大半の本はほとんど売れないのですから、水増し請求をしなければ広告や出版説明会などの営業費、賞のための費用、会社の維持管理費などが捻出できないのです。著者の方たちが印刷会社との取引価格を知ったなら、恐らくびっくりというか、唖然とするのではないでしょうか。印刷屋さんもお得意さんの出版社には特別に安くすることもあるでしょう。

 もっとも、印刷費などは印刷方法などでかなり幅があります。本格的なオフセット印刷で質の高い本をつくり、しっかりした編集をしているのであれば、それ相応の費用がかかるのです。費用的には安くなくても、質の高い本づくりをしている会社もあります。

 こういうことは素人の方にはなかなかわからないのですね。ですから悪質な出版社の中には、本格的で立派な本をつくるといいながら、実際にはかなり安く仕上げている場合もあるのです。また、安さを売りにして、質的にあまりよくない本をつくったり、編集をほとんどしない場合もあるでしょう。

 素人がわからないことをいいことにボッタクリをしている会社は、いろいろあるのかも知れません。その反面、適正な価格で良心的な出版をしているところもあるはずです。

 自費出版や共同出版を謳う会社が溢れているなかで、良心的な出版社を探すのは大変なことなのです。名の知れた商業出版社の自費出版部門だからといって、必ずしも良心的だとか安心だとはいえません。著者の方たちは良い会社をじっくり探し、納得のいく本づくりをして欲しいと思います。良心的な会社は、決して作品を褒めちぎって販売を勧めたり、しつこく勧誘することはないでしょう。


あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(共同出版・自費出版)の記事画像
「あなたの本」って誰のもの?
同じカテゴリー(共同出版・自費出版)の記事
 コンテスト商法と電子出版勧誘にご用心 (2017-08-29 17:13)
 日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記③ (2015-04-20 11:50)
 日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記②(追記あり) (2015-04-12 06:53)
 日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記① (2015-04-11 12:00)
 自費出版トラブル問題で暴かれた欺瞞(追記あり) (2015-03-08 21:43)
 zih*s*uppan*さんへのお返事(随時追記) (2015-01-15 22:57)

この記事へのコメント
松田様

尾崎浩一氏は「新風舎商法を考える会」以外にも新風舎批判のブログourbooksー「新風舎商法を考える会」
を作って、新風舎を激しく非難していました。
あれには、新風舎の社員の投稿文もあって、本をつくる楽しみと、だんだん情勢が変わってきて、著者をだますことに対して罪悪感を述べた切々とした文がのっていて、社員の生の気持ちがわかりました。(もちろん尾崎氏は、それを口汚く罵ってましたが)こういう投稿文は、悪質な共同出版社の実態を知る上で、非常に貴重な文です。また、当然、共同出版問題を良くしようと思うなら、今後のための貴重な文です。

これらを全て消してしまうというのは、なぜでしょうか。

ourbooksー「新風舎商法を考える会」のブログをリンクさせていただきました。名前の「α」をクリックしてみてください。真っ白です。

著者の声も社員の声の文も消してしまうというのはなぜでしょうか。

共同出版問題の実体を知る上で参考になる文がなくなってしまい、また共同出版の実体が全くわからなくなってしまいました。おかしいですね。
Posted by α at 2008年10月10日 03:18
α様

尾崎氏は自分の書いた新風舎だけを批判した本を「新風舎商法を考える会」のHPで宣伝しておきながら、メンバーの人たちの声は非公開にしてしまうわけです。

NGOのHPで、自分の本の宣伝と自分の関係する団体への誘導だけをしているのは、公私混同ではないでしょうか。とても不自然です。
Posted by 松田まゆみ at 2008年10月10日 08:31
こんばんわ。松田様、a様。
私の意見を聞いていただけますか。

最近、出版社に限らず会社の倒産が相次いでいます。不景気なのでしょうね。突然に解雇されてしまった労働者の悲惨さは筆舌に尽くせません。どの企業も必死です‥‥‥
私なりに考えたのですが、もし文芸社が裏に手を回して、根を張って、ライバル会社を潰していたのだとしたら、それは今のこの不況を先読みして、
「新風舎と顧客をシェアしていたのでは、自社は生き残れない」
と判断した結果だったのかもしれません。
勿論、そんな理屈で膨大な被害者を出してしまったのは罪悪ですし、事が公に及べば、逮捕者が出ても不思議ではありません。倒産は当然として自己破産すら認められない可能性もあります。それでも、その罪業とリスクを背負って会社を維持した今ですら、不穏な噂があちこちで出ています。何だか、そのうちに、とんでもないことになりそうな気がするんです‥‥‥

確かに私は被害者ですし、文芸社が黒幕であったのなら間違いなく仇です。それでも、最悪のことにだけはなってほしくありません。もう他の誰にも、私と同じ気持ちを味わせたくないのです。
「新風舎を潰した関係者に土下座させてやる!」なんて調子こいていましたが、よく考えてみれば、謝罪した時点で会社は死にますよね。一万人もの人生を狂わせたのです。ごめんなさい、で済むわけがありません。

本当に、どうするのか一番いいのかが分からなくなってしまいました。
Posted by M at 2008年10月10日 21:10
M様

「今のこの不況を先読みして、
「新風舎と顧客をシェアしていたのでは、自社は生き残れない」
と判断した結果だったのかもしれません。」

おそれながら。

私はそうは思いません。文芸社と新風舎に応募する人は十分いて、両社は共存できていました。ネットによって受信するより発信する人が増える時代になりましたし。ちょうど団塊の世代が退職して自分史などを書きたい人も多くいます。そもそも作家になりたい人は大昔からたくさんでした。そこで作家になれるような甘い宣伝の共同出版社の出現です。応募する人は十分すぎるほどいるでしょう。今までも、これからも。

確かに碧天舎は経営が苦しく倒産しましたが、碧天舎は文芸社や新風舎と比較すると多少、良心的なやり方をしていたためだと思います。これは渡辺勝利氏が言っています。(こう書くと碧天舎の被害者の方に申し訳ありません。碧天舎が計画倒産した点は悪質です。もっとも文芸社が火に油を注いでいた、ともネットに書かれています)

M様はかなり人間性善説ですが、私は人間性悪説です。

結論から言うと、文芸社は共同出版は自社の一社独占にして、より楽に、より苦労なく儲けるために新風舎を潰したのではないかと私は思っています。そして日本文学館など他の共同出版社を傘下に入れて、リタイアメント情報センターなどもつくって、共同出版に関しては、自社一社の独裁支配にするのが目的だったと私は思っています。
Posted by α at 2008年10月11日 01:12
不況になると大企業は経営が苦しくなり、それによって下請け会社はもっと経営が苦しくなります。しかし、不況の影響を受けない会社や、さらに不況によって儲かるようになった会社も当然あると思います。
Posted by α at 2008年10月11日 01:31
M様 、α様

文芸社、新風舎、碧天舎の共同出版社3社のうち、もっとも費用的に安く良心的だったのは碧天舎だったといえるでしょうね。碧天舎は他社より費用を安く抑えることで著者を確保していたのではないでしょうか。しかし、結局はその費用ではやっていけなかったのです。

私が文芸社と契約したころは200万円あるいはそれ以上というのが普通だったようです。そのころ、出版点数は文芸社がトップでした。文芸社の急成長で危機にさらされた新風舎は派手に賞ビジネスを展開し、大きな新聞広告で宣伝して文芸社を追い越したのです。

こうして会社の規模を拡大してしまうと、相当数の契約をとりつづけない限り経営が成り立たなくなります。新聞や雑誌の広告で著者を集めなければやっていけないのです。

文芸社は新風舎に著者をとられないために、費用を下げざるを得なかったのではないかと思います。ところが文芸社の提携書店方式では棚買いや売れ残りの買い取り費用がかかります。所見を書くスタッフの費用もかかりますので、新風舎と同額では苦しいでしょう。あれだけ会社の規模を大きくし広告に莫大な費用をかけていたなら、200万円くらい請求しなければやっていけないのではないでしょうか。

新風舎に著者をとられ、費用も下げざるを得なくなった文芸社は、かなり経営的に苦しくなっていたのではないかと私は推測しています。あのまま2社が競争していたなら、共倒れになった可能性もあったのではないでしょうか。

文芸社と新風舎がダンピングによる自転車操業の泥沼にはまり込んだところに尾崎氏が現れて新風舎の批判をするようになり、「新風舎商法を考える会」の設立、提訴、新風舎批判本の出版、リタイアメント情報センターの設立、倒産、事業譲渡へと一気に進んでいったのです。

さて、私もMさんと同じように、最悪のことにだけはなって欲しくないと思っています。とんでもない数の被害者が出てしまいますから。

そのためには業界でルールづくりをするなどして、商業出版(著者が一部費用を負担するものも含む)と、著者が出版の主体となる自費出版(制作請負・販売委託)とを明確に区別させることが必要ではないかと思います。自費出版と商業出版の中間形態などというわけのわからないものは廃止すべきでしょう。

騙すようなことを続けていたならいつか必ず悪い噂が広まってしまうでしょう。悪い噂のたってしまった会社はやり方に問題があったことを認めて軌道修正し、信頼回復に努めていくしか解決の道はないのではないでしょうか。マスコミの話題にならないうちに。

新風舎だって悪評がたったときにきちんと不適切であったと謝罪して軌道修正し、会社の規模を縮小していたなら、倒産という最悪の事態は免れたのではないかと思うのです。

出版不況で出版社の倒産が相次いでいます。そのためか、リスクの少ない自費出版を手がける会社が増えています。それはそれでいいでしょう。ところが、大手商業出版社の自費出版部門でさえ怪しげなことをやるようになりました。

いくら不況で厳しいといえど、やっていいことと悪いことだけは区別しなければなりません。著者を騙して不当な利益を得るようなことだけはやってはいけないことですし、そうしたやり方を皆が黙認してしまったら、出版業界にモラルなど存在しなくなります。

自費出版を手がけている会社は全国にたくさんあります。各社が地域の著者を大事にし、それぞれ特徴を出すことで顧客をシェアしていくという考え方が必要ではないかと私は思います。
Posted by 松田まゆみ at 2008年10月11日 22:32
松田様

経営状態が具体的にどうだったのか一番よく知っているのは当然、文芸社および新風舎の人ですね。松田さんは、「共同出版・自費出版の被害者をなくす会」の代表ですから共同出版問題に関しては当然、松田さんの見解の方が私の見解よりもずっと正確です。
Posted by α at 2008年10月13日 01:22
α様

会社内部の経営状態についてははっきりとしたことはわかりませんが、あれだけ会社を大きくして広告を出したり説明会を開いたりしていたら、かなりの費用がかかるでしょう。いくら本づくりを安く抑えても、ダンピング競争をしてしまったら苦しくなると思います。

けっきょく、新聞広告で著者を集めるやり方に頼って会社を大きくしてしまったら、永遠に莫大な費用をつかって広告を出しつづけなければならないのです。でも、そういうやり方はライバルがでてきたり批判が大きくなったら続けられないのです。

私は、文芸社や新風舎のようなやり方は破綻したモデルだと思っています。規模を縮小してまっとうなやり方をすべきでしょうね。
Posted by 松田まゆみ at 2008年10月13日 06:25
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
社員は詐欺だと思っている
    コメント(8)