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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 大規模林道 › 大規模林道の行方

2008年11月11日

大規模林道の行方

 9日の毎日新聞北海道版に、「どうする3路線」として、北海道の大規模林道のことが大きく掲載されました。

 国の補助金が80パーセントであるものの、道有林の割合が高い「平取・えりも線」では、北海道に受益者負担が生じます。また、完成した道路は地元の市町村に移管されるため、地元では維持管理費が生じることになるのです。

 もろい地質のところに造られるのですから、大雨などで法面や路肩の崩壊があるのは目に見えています。何しろ、工事中から崩壊が発生していたのですから、移管された市町村は維持管理費にあえぐことになるのではないでしょうか。

 動植物調査も杜撰なうえに、費用対効果の根拠も不明。北海道は一年をかけて調査をするといっていたのですが・・・。

 北海道は10月の7日から10日にかけて、3路線の地元の7市町村で住民との意見交換会を開きました。会場によっては、地域の住民のほかに見るからに建設業界の関係者と思われる作業服姿の方たちも参加されていたようです。とりわけ、「平取・えりも線」では、業界関係者と思われる方の賛成意見が多かったようですが、直接の利害関係者が賛成意見を述べるというのも・・・。

 もっとも地域住民の方は必要性などに疑問を抱いている人も多かったとのこと。反対意見も活発に出されたようです。ただ気になるのは、一般の道民には大規模林道の問題点が広く知れ渡っていないと思われる点です。すでに開通しているところも車はまばらで、自然への影響だけではなく必要性そのものが問われます。

 北海道は来年の2月までに方針をまとめる予定とのこと。道財政は大赤字なのです。無駄な公共事業こそ真っ先に見直さなければなりません。一部の利害関係者の声に押されることのないよう、公平な判断をしてほしいと思います。


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この記事へのコメント
北海道の財政状態は深刻で、毎日2億円以上の金利を支払っているとか。
100億円の建設費がかかるだろうといわれた士幌荒原道路は、自然保護団体の懸命の反対運動で中止になりました。
財政赤字の軽減に寄与したとして知事から自然保護団体に感謝状が出てもおかしくないと思います。
あの知事さんも本音では大規模林道を中止にしたいようですから、感謝状が出るかもしれませんね。
Posted by クマゲラ at 2008年11月11日 22:31
クマゲラ様

確かに「士幌高原道路」ではなく、「士幌荒原道路」でしたね。

士幌高原道路、日高横断道路という二つの無駄な道路は、山肌に大きな傷を残して中止に追い込まれました。大規模林道も目的が失われてしまった道路です。高橋知事は今こそ英断をしてほしいですね。
Posted by 松田まゆみ at 2008年11月12日 10:21
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