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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 生物学 › 人類はどうなるのか?

2009年01月21日

人類はどうなるのか?

 昨日の記事に書いたように、18日の講演会では大雪山国立公園の高山帯で植生に大きな異変が起こっているという大変ショッキングな話を聞きました。その日の夜に放送されたNHKスペシャル「女と男」の第三弾「男が消える?」も、何ともショッキングな内容でした。予告でタイトルを見たときは環境ホルモンの話かと思ったのですが、それよりももっと本質的なことでした。

 このシリーズは一回目から興味深く見ていましたが、一番気になったのはこの第三弾。男性しかもっていないY染色体がどんどん小さくなっており、やがては消滅する運命にあるというのです。女性の場合は二本のX染色体をもっているので、染色体に異常が生じても修復することができるのに対し、一本しかないY染色体の場合は修復ができないために異常が生じた部分が欠落することで小さくなってきており、やがては消滅してしまうといいます。

 生物の基本形は雌だということはもちろん知っていましたが、Y染色体にこんなことが隠されているとは考えたこともありませんでした。

 また精子の数が減ってきているほか、活発に動きまわらない精子や異常のある精子が増えているという北欧の事例が紹介され、不妊の増加が懸念されるとのこと。人の精子が活発ではないのは、一夫一婦制によって精子の競争がなくなったからではないかとのこと。人工授精のことにまで言及されていましたが、もちろん人工授精に頼っていったら精子の劣化はさらに加速するでしょうし、そのような方法は到底賛同できません。この問題はちょっと深刻そうです。

 さて、シリーズの一回目と二回目では、女と男の違いがいろいろ紹介されていました。どうやらなんとなく感じていた以上に男女ではいろいろな差がありそうです。

 男女平等、男女共同参画などということが当たり前の社会(とはいっても細かいところではまだまだ格差が大きい)になりましたし、そのこと自体に異を唱えるつもりはありませんが、しかし生物としての役割分担とか適正というものは男女によって違うはずです。以前から感じていたことですが、すべてのことにおいて男女で同じであることがいいとも思いません。性差や個性を尊重した役割分担があってもいいのでしょう。

 女性はあくまでも子どもを産み育てる性です。かつては男性が狩猟、女性が採集・育児と役割分担をしていたのも、女性が子孫を残すという生物として最も大切な役割を担う性だからでしょう。狩猟を担っていた男性は、やはり本能的に闘争心とか独占欲が強いのかもしれません。女性が一般的に戦いを好まないのも、子どもを産み育てる性だからではないでしょうか。

 ならば、女性がもっと政治に参加することでより平和的な社会が実現できるのではないかと思います。少し前に比べたら、NGO活動に参加する女性の数はずっと増えてきたと思うのですが、女性の政治家はなかなか増えません。日本の女性は社会に関わったり自分の意見を主張することに消極的な人が多いようですが、社会を変えていく鍵は女性の意識にあるのかもしれません。


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タグ :NHK女と男

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Posted by 松田まゆみ at 17:10│Comments(3)生物学
この記事へのコメント
松田さん、こんばんは
以前、私の居た職場の上司は所謂天下り組みのしろうとなのですが
彼のやることはまったく内容のないのものでしたので
話し合ったところ、結論は「上司の言う事を聞けないのか」でしたので
「あなたのいうことを聞いていたら会社は停滞してしまう」という旨を
話した事があります. 男というものは自分の資質もわきまえず
自らが組織の看板のように 錯覚する者が 多い気がします.
女のかたにも個人差はあるように感じますか゛さまざまな
世の中の実態を見た場合 活動ネットワーク系の女性が社会を
変えていく要素は、とても大きいと感じています.
サンル、当別など各地のダム問題に関る活動主体にも 多くの女性が取り
組んでいるようですね.
Posted by こるとれーんtone at 2009年01月22日 19:25
私が最初に入った会社は、タイプライターや電算機による文字入力が主体の会社だったもので、男女比率は1対9でした。もちろん上司も女性が多く、皆さんバリバリ仕事をこなす人ばかりで、尊敬できる人ばかりでした。
その後もどちらかというと女性が活躍する職場が多く、男は仕事ができないのが多いなあ〜なんて感じることもよくありました。
しかしあれから20数年経ちますが、特に役所はまだまだ女性の力が足りないという気がします。政治の世界もそうですよね。
外国で重要な発表をする政治家や役人の女性を見ると日本は遅れているって気がします。
日本の女性政治家はちょっと勘違い?って人も多くて困りものですが、もっと女性が進出してほしい分野ですね。
Posted by BEM at 2009年01月23日 09:46
こるとれーんtone様

サンルダムや当別ダムでは、女性の方たちが頑張っていますよね。北海道の女性自衛官のセクハラ裁判でも、支援している方たちの多くが女性です。男性とともに女性が積極的に関わることで、よい方向に変わっていくことも多いのではないかと思います。


BEM様

確かに、役所はまだまだ男性社会ですね。公務員も政治も、女性の視点や感性といったものを取り入れる必要がありそうです。たしかに日本の女性の議員さんなどは??という方も多いですが、やはり政治にもっと女性が関わるべきだと思います。世界的にみても、日本の女性議員の少なさは恥ずかしいですね。
Posted by 松田まゆみ at 2009年01月23日 16:27
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