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鬼蜘蛛の網の片隅から › 自然保護 › 帯広土木現業所の姿勢

2009年08月16日

帯広土木現業所の姿勢

 「法面工事への疑問」で書いた問題について、北海道の出先機関であり道道の管理者である帯広土木現業所の鹿追出張所長より説明がありました。以下をお読みください。

道道鹿追糠平線の法面改修工事で、帯広土現が方向転換

 一度決まった土木工事は、計画を変更したり中止するということはなかなか大変なことなのですが、私達の指摘を受け入れて計画を修正しました。このような謙虚な姿勢は率直に評価したいと思います。

 帯広土木現業所といえば、かつて士幌高原道路の建設をめぐって十勝自然保護協会と喧々諤々の話し合いをつづけてきた行政機関です。回答もたじたじとなる質問をぶつけてきた私達は、帯広土現に恐れられ嫌がられていたともいえるでしょう。しかし最近では事業をするにあたって自然保護団体に説明して意見を求めるなど、ひところとはだいぶ対応も変わってきました。

 帯広土現の土木工事に関してはまだまださまざまな問題がありますが、今後も真摯な対応を期待したいと思います。


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Posted by 松田まゆみ at 20:59│Comments(2)自然保護
この記事へのコメント
松田さん達の指摘を受けて、計画を変更するなんて、素晴らしいですね。

 松田さん達の行動力が素晴らしい成果を導いたのですね。
そして、その指摘を受けて計画変更した帯広土木現業所も、きっと組織の中に良識的な方がいたのでしょう。
 腐った組織の中にも大抵それを憂える正義心のある人はいるものです。

 6年ほど前に福島県で 「東北自然保護の集い」 が行われたとき
林野庁の方が数名参加していました。夜に宿で懇談して、彼らも話せる人達だと思った記憶があります。翌日、林野庁が、奥会津のブナをはじめとする天然林伐採を全て中止する・・・と声明を出して、吃驚しました。
 
Posted by 雑草Z at 2009年08月18日 21:18
雑草Z様

帯広土木現業所は、開発局などに比べるとはるかにきちんとした対応をします。

まだまだ無駄と思えるような事業もいろいろやっていますが、今回の変更については素直に評価したいですね。

林野庁が奥会津の天然林伐採をすべて中止することにしたのも、地元の自然保護団体の方たちの熱意が通じたのでしょうね。
Posted by 松田まゆみ at 2009年08月18日 22:21
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