さぽろぐ

  日記・一般  |  その他北海道

ログインヘルプ


鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 河川・ダム › 八ッ場ダムの地すべり問題

2009年11月17日

八ッ場ダムの地すべり問題

 国土交通省は、八ッ場ダムの上下流で水質調査をし、環境基準を超えるヒ素が検出されていたのにも関わらずデータを公表していなかったことが明らかになりました。ヒ素問題については「八ッ場ダムのヒ素問題」ですでに書きましたが、国交省は不都合なデータを隠していたということでしょう。2007年度は17ヵ所で測定し、5ヵ所で基準の1.3倍~100倍のヒ素を検出しながらこれまで知らんふりをしていたのですから、悪質です。

 ヒ素問題に関しては、以下の朝日の記事なども参考になります。

ダム守るダム、年10億円 八ッ場の上流に中和専用ダム

 さて、八ッ場ダムに関してマスコミがほとんど取り上げない重要な問題はヒ素だけではありません。「地すべり」問題があります。八ッ場ダム周辺は地すべり地帯なのですが、ダムに水を溜めることによって地すべりを引き起こす可能性が高いのです。具体的な説明については、以下をお読みください。

地質のもろさ

地すべり災害と八ッ場ダム

 奈良県に大滝ダムというダムがあります。このダムは計画時から地すべりの危険性を指摘されていたのですが、それを無視して建設し、試験湛水直後に地すべりが発生したのです。結局、巨額を投じて建設しながら、今でも水を溜めることができません。とんでもない無駄遣いと自然破壊をしました。

週刊金曜日

 このダムに水を溜めたなら、大滝ダムの二の舞になりかねません。八ッ場ダムは、単に目的を失っているというだけではありません。「ヒ素」や「地すべり」問題という視点から見れば、ダムをつくってはいけない場所に計画したダムということなのです。

 ダム中止に異を唱えている人たちは、そのことを十分認識すべきでしょう。


あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(河川・ダム)の記事画像
居辺川の現状(その2)
居辺川の現状(その1)
業界関係者も公述した十勝川水系河川整備計画公聴会
思いつきのような河畔林伐採は中止すべき
十勝川の河畔林伐採は意味があるのか?
これが音更川の堤防洗掘現場だ!
同じカテゴリー(河川・ダム)の記事
 集中豪雨による人的被害は防げる (2018-07-11 23:03)
 札内川「礫河原」再生事業を受け売りで正当化する報道への疑問 (2015-12-21 15:14)
 異常気象で危険が増大している首都圏 (2014-09-17 22:15)
 居辺川の現状(その2) (2013-06-10 21:41)
 居辺川の現状(その1) (2013-06-09 22:27)
 川を荒らす農地の排水事業 (2013-05-29 16:17)

この記事へのコメント
八ッ場ダム建設賛成の周辺知事はこぞって中止に異を唱えていますが
今まで支払ったお金が最重要案件であって、ダムそのものに対しての
検証には見ざる聞かざるを決め込んでいます。口を開けば国土交通省の役人の言葉をうのみして吠えているだけです。石原都知事しかり、
埼玉知事、群馬県知事・・。最悪なのは千葉県の森田健作知事ですね。
テレビに映る彼の薄っぺらな言動を見聞きするたび、あの見てくれだ
けのパフォーマンスには嫌悪感しか残りません。千葉県の人は何とも
思わないのか、不思議でなりません。下手な役者が強い者に便乗して
吠えているだけだと失笑してしまいます。
Posted by 北の旅烏 at 2009年11月17日 16:33
北の旅鳥様

結局、ダム推進派の人たちにとっては、造ることが目的でしかないのでしょうね。利権がらみの人たちにとっては、ヒ素が検出されようが、地すべりが起きようが、工事さえできれば関係なし。責任は事業主体にでも押し付けるのでしょう。自分のお金で造るわけじゃないし・・・。まったく無責任きわまりないですね。
Posted by 松田まゆみ at 2009年11月18日 09:49
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
八ッ場ダムの地すべり問題
    コメント(2)