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2010年01月09日
シー・シェパードの衝突事故をめぐる真相
先日、シー・シェパードの捕鯨監視船アディ・ギル号が日本の調査捕鯨団の監視船である第2昭南丸と衝突したというニュースが流れましたが、日本ではもっぱらシー・シェパードを非難する論調の報道ばかりだったのではないでしょうか。この報道を耳にしてまず思ったのは、日本のマスコミ報道だけでは真実や問題点が正確にはわからないだろうということでした。シー・シェパードの過激で行き過ぎた行動を擁護するつもりは毛頭ありませんが、捕鯨問題では、事実をきちんと確認したうえでどちらに非があるのか、そして何が問題なのを見極める必要があります。
この件については、1月7日付けの北海道新聞では以下のように書かれていました。
シー・シェパードは「(事故発生時)ギル号は静止していたが、突然衝突された。(日本側は)救助もしてくれなかった」と批判。
一方、水産省によると「ギル号が第2昭南丸の右側から左側に横切ろうとした際に、急激に減速した後、再度急加速したために衝突した」としています。
双方の主張が真っ向から対立しているようですが、海上自衛隊のイージス艦と漁船との衝突事故のことが頭に浮かびました。イージス艦との衝突事故では、明らかにイージス艦側に落度がありました。今回の衝突に関しても、船の位置関係や大きさから考えれば、第2昭南丸の方がギル号を回避する義務があったのではないかと感じたのです。つまり、衝突は予測でき、第2昭南丸が回避行動をとらなければならないのに、意図的に回避せずに衝突させて、シー・シェパードの活動を一方的に非難しているのではないかという印象を持ったのです。シー・シェパードの妨害行動も問題ですが、もし第2昭南丸が意図的に回避を怠ったのであれば、第2昭南丸も同じように問題です。
と思っていたら、カメクジラネコさんがJANJANにまっとうな記事を書かれていました。以下です。
マスコミが伝えようとしない調査捕鯨の「負の側面」
捕鯨問題に関しては、そもそもなぜ根強い反対運動があるのか、抗議活動があるのかという根本的な問題をもっときちんと論じなければならないと思うのですが、この国ではそういう原点が置き去りにされ、捕鯨反対を訴える団体の行動ばかりが非難の的になっているように感じます。
この件については、1月7日付けの北海道新聞では以下のように書かれていました。
シー・シェパードは「(事故発生時)ギル号は静止していたが、突然衝突された。(日本側は)救助もしてくれなかった」と批判。
一方、水産省によると「ギル号が第2昭南丸の右側から左側に横切ろうとした際に、急激に減速した後、再度急加速したために衝突した」としています。
双方の主張が真っ向から対立しているようですが、海上自衛隊のイージス艦と漁船との衝突事故のことが頭に浮かびました。イージス艦との衝突事故では、明らかにイージス艦側に落度がありました。今回の衝突に関しても、船の位置関係や大きさから考えれば、第2昭南丸の方がギル号を回避する義務があったのではないかと感じたのです。つまり、衝突は予測でき、第2昭南丸が回避行動をとらなければならないのに、意図的に回避せずに衝突させて、シー・シェパードの活動を一方的に非難しているのではないかという印象を持ったのです。シー・シェパードの妨害行動も問題ですが、もし第2昭南丸が意図的に回避を怠ったのであれば、第2昭南丸も同じように問題です。
と思っていたら、カメクジラネコさんがJANJANにまっとうな記事を書かれていました。以下です。
マスコミが伝えようとしない調査捕鯨の「負の側面」
捕鯨問題に関しては、そもそもなぜ根強い反対運動があるのか、抗議活動があるのかという根本的な問題をもっときちんと論じなければならないと思うのですが、この国ではそういう原点が置き去りにされ、捕鯨反対を訴える団体の行動ばかりが非難の的になっているように感じます。
Posted by 松田まゆみ at 14:49│Comments(0)
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