さぽろぐ

  日記・一般  |  その他北海道

ログインヘルプ


鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 河川・ダム › 国交省がひた隠しにする八ッ場ダムのヒ素問題

2010年01月23日

国交省がひた隠しにする八ッ場ダムのヒ素問題

 品木ダムや八ッ場ダムのヒ素問題については「八ッ場ダムのヒ素問題」として取り上げましたが、保坂展人氏がご自身のブログで「週刊朝日」の記事をもとにヒ素問題について言及しています。

スクープ「八ッ場ダム最大のタブー「ヒ素汚染問題」

「品木ダム、隠された真実」

 「H20年 ダム湖堆積物調査分析業務 地質調査・分析結果報告書」では、ダムサイトに近い部分で1キログラムあたり4~5グラムのヒ素が確認されていると記載されているそうです。あの猛毒のヒ素がこれほどの高濃度でダム湖に堆積しているという事実は非常に驚くべきことであり重大です。さらに八ッ場ダムにもヒ素が堆積することを予想して、50年後、100年後の予測も立てていたというのです。それにしても、こんな高濃度のヒ素を含む堆積物をこの先どうするつもりなのでしょうか。

 どうやら国土交通省は、3年以上前から有識者を集めて非公開でヒ素問題の対策を検討していたようですが、国民の税金を使ってこのような調査や検討をしておきながら、ひた隠しにしてきたことに大きな憤りを感じずにはいられません。吾妻川の酸性水とヒ素問題は、あまりに重大な問題であるがゆえに、事業主体によってひた隠しにされ握りつぶされてきたといえるでしょう。

 ヒ素問題とは直接関係ないのですが、「八ッ場ダム自然環保全対策検討業務」に関しては国土交通省の天下り法人が受注し、目が飛び出るほどの高額の事業費が付けられていたことが以下の「八ッ場あしたの会」のサイトに掲載されています(2008年2月11日付けの「しんぶん赤旗」の転載ですが)。この莫大な事業費は、いったい何に使われたのでしょう。そして、ヒ素問題の対策にはいくらの事業費が使われてきたのでしょうか。こんな実態であれば、ヒ素問題がひた隠しにされ握りつぶされてしまうのも頷けます。

「会議1回600万円? 八ッ場ダム関連業務」(しんぶん赤旗)

 ダム建設が何から何まで癒着と利権の構図になっていることを物語っています。このようにして日本中の川にダムが建設されてきたのですから、恐るべきことです。


あなたにおススメの記事


同じカテゴリー(河川・ダム)の記事画像
居辺川の現状(その2)
居辺川の現状(その1)
業界関係者も公述した十勝川水系河川整備計画公聴会
思いつきのような河畔林伐採は中止すべき
十勝川の河畔林伐採は意味があるのか?
これが音更川の堤防洗掘現場だ!
同じカテゴリー(河川・ダム)の記事
 集中豪雨による人的被害は防げる (2018-07-11 23:03)
 札内川「礫河原」再生事業を受け売りで正当化する報道への疑問 (2015-12-21 15:14)
 異常気象で危険が増大している首都圏 (2014-09-17 22:15)
 居辺川の現状(その2) (2013-06-10 21:41)
 居辺川の現状(その1) (2013-06-09 22:27)
 川を荒らす農地の排水事業 (2013-05-29 16:17)

この記事へのコメント
先日前から国交大臣が現地の方々に説明会? を開いていましたよね。
ああいう場にヒ素の問題や利権の話しは出ないんでしょうかね?

マスコミもヒ素のニュースは一切報道してないですよね。
不思議でたまりません。
これもどっかとどっかが繋がってて規制でもかかっているんでしょうか。
どうもマスコミの突っ込みも甘いですよね。

「ダムを見るまで死ねない」とか、ダムで今まで苦しんでたからどうしても作って欲しい。というような事を訴えられてもとても同情はできません。

住民のこれまでの苦悩は理解できないことはないですが、逆にヒ素などの問題点などの考えも聞きたいものです。
Posted by BEM at 2010年01月26日 09:58
BEM様

ヒ素の問題は、とにかく建設主体としてはひた隠しにしたいのでしょうし、ダム推進派の人たちも問題にしたくないのでしょうね。納得いく説明など誰もできないでしょうから、口に出したくないのでしょう。ひどい話しです。

マスコミの体質も相変わらずひどいですね。せっかく政権交代してダムについての考え方や方向性が変わったというのに、マスコミはまるで推進派の広報係のようになっています。
Posted by 松田まゆみ at 2010年01月26日 14:54
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
国交省がひた隠しにする八ッ場ダムのヒ素問題
    コメント(2)