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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 自然保護 › サホロスキー場の不可解な拡張計画

2010年04月22日

サホロスキー場の不可解な拡張計画

 新得町には加森観光が経営するサホロスキー場があります。近年は道内のスキー客は減少の一途をたどっているのですが、そんな中で、加森観光はスキー場の拡張を計画しており、その住民説明会が去る4月12日に新得町の公民館で開催されました。

 私は参加できなかったのですが、説明会にはおよそ90名もが参加したとのこと。この手の説明会にしては大盛況ですが、推進派の動員でもあったのでしょうか? 説明会には、この計画に疑問をもつ地元の住民や十勝自然保護協会のメンバーなどが参加し、さまざまな問題点が指摘されたそうです。説明会の様子は北海道新聞や十勝毎日新聞などで報道されました。

 とりわけ問題になったのは、環境調査の杜撰さです。拡張予定地付近では、過去にナキウサギの生息が確認されていました。またクマゲラも生息しています。そして、ここの環境調査を引き受けたのが、美蔓ダムの調査もしている「森林環境リアライズ」です。これについては以下の記事をお読みください。

森林環境リアライズ、サホロスキー場調査でも事実隠蔽

 ただでさえスキー客が減少しているなかで、森林生態系を破壊し、拡張にお金をかけるのは不可解としかいいようがありません。13日の十勝毎日新聞では「一部の住民からも『加森観光の経営や各地のスキー場の状況を見たら、将来、外国資本に売り払うのではないかと心配。海外資本に売ったとして原状復帰に責任が持てるのか。もっと情報がないと町民は判断できない』と情報開示を求める声が上がった」と報道されています。拡張計画の裏には、加森観光の経営悪化が関係しているのではないかと疑わざるを得ません。

 スキー場のふもとには、例の危ういヒグマの放牧施設「ベア・マウンテン」があり、加森観光の経営する「のぼりべつクマ牧場」で飼育していたヒグマが放飼されています。ここの経営もとても順調には見えません。


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Posted by 松田まゆみ at 12:25│Comments(2)自然保護
この記事へのコメント
経営難に落ち入ると決まって思い描く柳の下のドジョウかも。
ニセコで拡大する別荘誘致やペンション&分譲マンションの
売り込み。相手国が中国の富裕層ならば投資しても確実性が
あると踏んだのかもしれませんね。そこには自社の存続保身
しか無いのかもしれません。潰れた企業を安く買い叩き規模
拡大を謀ってきた加森観光のツケを、地元住人に押し付ける
ならば本末転倒、極悪人だと思います。私はこの企業が嫌い
です、前々から・・・。
Posted by 北の旅烏 at 2010年04月23日 10:25
旅烏様

こんにちは。
今どき拡張計画などというのは、どう考えても不自然ですよね。国有林にスキー場を造っている場合、閉鎖する際には現状復元、つまり不要になった施設を撤去して、植樹をしなければなりません。当然、かなりの経費がかかります。経営不振、転売、責任逃れ・・・という構図が思い浮かんでしまいます。だとしたら、ほんとうに悪質なやり方です。
Posted by 松田まゆみ at 2010年04月23日 17:24
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    コメント(2)