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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 環境問題 › 風力発電による健康被害問題

2010年05月09日

風力発電による健康被害問題

 5月4日付けの北海道新聞に「風力発電に逆風」とのタイトルで、小樽の銭函海岸に計画されている風力発電計画のことが大きく掲載されていました。自然破壊のほか近隣住民への健康被害が懸念されており、市民団体が反対しているほか札幌市も懸念を示しているという内容です。銭函海岸での風力発電計画についてはこのブログでも連載で取り上げてきましたが、この計画では20基もの風車の建設が予定されており、北海道では2番目の規模とのことです。

 北海道の海岸近くでは近年ずいぶんと風車が目につくようになりました。しかし、風車の建設では自然破壊や健康被害などをめぐってあちこちで問題が発生しています。「南豆の和」というサイトに風力発電の問題点がよくまとめられています。

 風車から発生する低周波音による健康被害は、マスコミではそれほど報道されていないのであまり知られていないと思いますが、以下のページにわかりやすく説明されています。

環境に優しいと思われている風力発電、その問題点とは?

 低周波音というのは人の耳には聞こえない周波数の音で、風車はその低周波音の発生装置となっているのです。個人差はあるものの、睡眠障害をはじめ頭痛、耳鳴り、吐き気、抑うつなど大変な健康被害があり、犬や猫にも影響が出ているとのこと。ヨーロッパなどでは海に風車を建設しているところも多いと聞きますが、浅い海では海中にまで影響を及ぼすといわれているので、周辺に生息する動物たちにも影響を与えているのでしょう。風車というのは環境や動物への負荷が大きい発電施設といえそうです。

 昨今では、クリーンエネルギーとの名の下にさまざまな事業に税金が投入されていますが、自然エネルギーなら何でもいいというわけではありません。できるだけ無駄なエネルギーを使わない生活を心がけるとともに、太陽光や風力、あるいは水力などの自然エネルギーは小規模な利用にとどめることが望ましいのではないでしょうか。

 考えてみれば、親あるいは祖父母の代は今よりずっとずっと少ないエネルギーで生活できていたのです。ところが経済成長とともに莫大なエネルギーが消費されるようになり、大量生産と大量消費という無駄遣いが当たり前のようになってしまいました。家庭から吐き出される大量のゴミがそれを物語っています。

 経済成長とともに自然が破壊され、お金と物欲に目がくらみ、人々の心まですさんでしまったのが今の日本の社会です。昔の生活に戻るということにはならないにしても、自然に対して謙虚になり、物を大切にする生活を見直すことが求められているのではないでしょうか。


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Posted by 松田まゆみ at 23:51│Comments(3)環境問題
この記事へのコメント
先日新川河口に出かけた時、河川敷がきれいに整地された
場所を目にしました。国道を挟んで、団地が直ぐ目の前に
ある所です。ブルト−ザ−も出て砂利道を均していました。
う〜む。むむむっ!です。新聞に書かれた記事内容を見て
驚きと共に今まで何も知らされていなかった点に疑問符が
つきました。役所と工事関係者以外は門外と既成事実先に
有り的に進められている、そんな気がしました。低周波の
被害は、目に見えないので数値を盾に強行突破できるとの
判断が見え隠れします。エコエネルギーとさも御墨付きを
得たような振る舞いは、危険が潜んでいますね・・・。
Posted by 北の旅烏 at 2010年05月11日 08:28
銭函風力の巨大風車建設予定地は 従来の建設地の地面とはまったく違って 基礎の下のほうまで砂です どのような基礎を作るとしてもまさに砂上の楼閣で 出来上がったものがいつまで建っていられる代物か 素人考えですがきわめて疑問です いつまでものらりくらりと住民説明会をひらかず 経産省とぐるになって 補助金という名の莫大な税金を かっさらおうと画策しています 環境省も環境を守るとは言っていながら 弱腰です こんな場所には アメリカの環境省であれば いっさい構築物は建てさせないと思います いっそのことアメリカの環境省に面倒みてもらったほうが いいかもしれません
Posted by マロニエ at 2010年05月15日 20:21
北の旅烏様

新川あたりは旅烏さんのサイクリングコースでしたよね。もう着々と準備が進められているのでしょうか。

銭函の風車の建設に関しては、地域住民の意見をきちんと尊重することなく、強引に建設しようとしてきました。クリーンエネルギーのためになら、何をやってもいいということにはなりませんよね。それに、自然を破壊したり健康被害を起こすものがクリーンとはとても思えませんし。


マロニエ様

はじめまして。銭函の建設地は海岸に近い砂丘と聞いていますが、確かにそうですね。砂地に巨大な風車を建設して、強風などに耐えられるのでしょうか。

石狩浜の砂丘は工業地帯の建設や海水浴場、海岸浸食などでただでさえ減少しています。そして希少な砂丘の自然も壊されてきました。環境、温暖化対策の名の下におかしな対策が山のようにあります。行政もしっかりしてもらいたのものです。
Posted by 松田まゆみ at 2010年05月16日 16:23
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