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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 原子力発電 › 原発タレント文化人の責任と姿勢

2011年04月08日

原発タレント文化人の責任と姿勢

 昨日の記事「原発安全神話の宣伝に貢献した原発タレント文化人」 は、思いがけないことにツイッターでかなりつぶやかれて拡散したようだ。今までにないアクセス数に驚いているし、ツイッターの威力を実感した。

 昨日の記事ではあえて原発タレント文化人の実名を挙げたが、それは彼ら、彼女らを悪戯に批判するためではない。原発タレント文化人は見方を変えれば原発を推進してきた「原発ムラ」の被害者でもあるからだ。しかし、だからといってもちろん責任がないわけではない。著名である、マスコミに露出するというだけで社会的に大きな影響力をもつのだから、自分の言動には責任をもたねばならない。

 私は彼ら、彼女らが原発神話は誤りであったことを認め、広告塔となったことを反省して謝罪し、そして原発反対の先頭に立つことこそが責任の取り方ではないかと思うし、そのような行動を起こすことを心から期待したいと思っている。原発宣伝で得た収入を反原発活動につかってほしい。そういう意味で名前を挙げたのだ。

 今日の北海道新聞には、ソフトバンクの孫正義社長が原発をやめるべきだとインターネットで明言したとの記事が掲載されていた。孫氏は4月3日に田原総一郎氏とともに後藤政志氏や田中三彦氏と対談をし、Ustreamで中継した。その中で孫氏は「今まで原発推進の側にいたことを心から反省している」「命のリスクをさらしてまで原発はいらない。命、廃棄物処理を含めたトータルコストでも原発は合わない」と発言したのだ。そのUstream映像は以下から見ることができる。

http://cnic-movie.blogspot.com/2011/04/201143.html

 私はソフトバンクは好きではないし、孫正義氏も支持しているわけではない。しかし、この孫氏の発言と姿勢は大いに評価したい。原発推進に加担した原発タレント文化人こそ、孫氏を見習うべきだろう。


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この記事へのコメント
松田 様

こんばんは、イワン雲帝です。
なかなか福島第一発電所の状況は良くなりませんね。関係者の苦悩が忍ばれます。ピットからの海への汚染水の漏水は、定石どおりの対応法で止める事ができたようですが、漏水が地盤の中を通じているとすれば、完全に止めるには元を断たなくてはダメでしょうね。多分、この対応に取りかかっていると思います。私も経験がありますが、水を止めるというのは難しいものです。

原子炉本体の対策方法については私には分かりませんが、東京電力、原子炉メーカー等の関係者の皆様の技術力を信じております。

孫正義社長のコメントは経営者としては当然の事でしょう。「原発はトータルコストで不利であることが分かった」=「コストのかかるものは採用しない」=「原発は採用しない」、定石です。ただ、現場で事故の対応に当たっている人がいる現状での経営者としてのコメントとして適切であったかは疑問です。私が経営者であったら、現時点ではこのようなコメントは出しません。

さて、これで一気に原発推進派が悪者になりました。「原発ムラ」の村民は、しばらくはおとなしくしている事を強いられそうです。
こうなりますと地球温暖化問題とかで、おとなしくしていることを強いられていた「火発ムラ」や、同じく脱ダムとかでおとなしくしていた「水力ムラ」の方々の元気が出てきそうですね。
「風力ムラ」とか「太陽ムラ」とかの皆さんも元気いっぱいかもしれません。ただ、イメージは良いですが出力が小さくムラがあるものですから、将来に期待するとしても現在では「原発ムラ」の代替にはなりません。

「火力ムラ」の方々は、温室効果ガスなどという連中は「原発推進派」だとして批判するでしょうし、「水力ムラ」の方々も脱ダムなどという連中は「原発推進派」だとして批判するでしょう。ひょっとしたら「風力ムラ」の方々も「低周波振動云々」などという連中は「原発推進派」だとして批判するかもしれません。

「原発ムラ」の村民はいくつかに分かれるかも知れません。「原発ムラ」を出て「火発ムラ」や「水力ムラ」「風力ムラ」「太陽ムラ」に移る方、原発の改良に挑む方、核融合型原子炉の開発に挑む方、それぞれの信念に沿って次の事を考えるでしょう。

今回の事故からどのような教訓を得るか、それは立場や考え方によってそれぞれ違うでしょう。私は「彼ら、彼女らが原発神話は誤りであったことを認め、広告塔となったことを反省して謝罪し、そして原発反対の先頭に立つことこそが責任の取り方ではないか」とは思いません。
Posted by イワン雲帝 at 2011年04月08日 23:03
イワン雲帝様

事態の収束は目途もつかないほど先のことだと思います。本当に現場で被ばくしながら作業をしている方たちのことを思うと、心が痛みます。

私は長年自然保護に関わっていますが、自然保護運動をしている人たちの大半は原発反対の立場です。もちろん地球温暖化の観点から火力発電に対しても問題意識を持っていますし、ダムも自然保護の立場から新たなダムはほとんど不要だという立場です。風力発電も立地条件によっては自然破壊や健康被害の問題があります。

そこから導かれる結論は、経済の縮小、人口の減少、無理のない自然エネルギーやバイオマスの活用ということです。結局、自然に逆らうようなエネルギーを使っていたなら、今回の事故のように必ずしっぺ返しがくるのです。人類も自然の一員である以上、生態系のサイクルを乱さずにつつましく生きていくしかありません。多くの人がこのような意識を持たなければ、また同じ惨事を繰り返すのではないかと私は思っています。

ただ、人類の将来についてあまり希望的には見ていません。やはり人間の多くは権力やお金に引きずられてしまいますから。
Posted by 松田まゆみ at 2011年04月09日 10:39
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