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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 原子力発電 › 国民は東電、政府、原発御用学者に対してもっと怒るべきだ

2011年04月10日

国民は東電、政府、原発御用学者に対してもっと怒るべきだ

 先週の日曜日、私は東京の谷中から上野まで歩いた。谷中墓地には先祖のお墓があり、上野は亡き父の故郷だ。谷中墓地の桜並木は五分咲き位だろうか。ひどく寒い日だったが、桜並木の下にブルーシートを敷いて花見をしている人たちもいる。墓参りの後、そんな人たちを尻目に上野公園に向かうと、桜も見頃を迎えて花見客が繰り出していた。動物園の前はパンダ見物の長蛇の列。しかし、桜の花を見ても、長蛇の列を見ても、私の気分は沈んだままだった。花見をする気分にもなれないし、パンダなどどうでもいい。長蛇の列をつくる人の気持ちが分からない。次に上野を歩くことができるのはいつになるのだろう? まさか、これが最後の上野ということにはならないだろうか・・・。

 北海道に戻ってきてからも、ずっと気が滅入っていて何をしようとしても身が入らない。いつもなら心が躍る春だというのに、どうしようもない脱力感に襲われている。原発事故のことが頭から離れないのだ。

 昨日、鈴木耕さんという方のこんな文章を見つけた。まるで私の感覚と同じだと思った。

原発、「負の世界遺産」と「負の人材たち」、そして、怒りを語ることの意味

 この記事の中に、御用学者のリストを掲げたサイトがリンクされている。思わずクリックすると、テレビで見覚えのある名前が並んでいる。各自の名前をクリックすると、その方の発言などが紹介されている。

原発関連御用学者リスト

 このサイトには、ほかにも「原発関連御用文化人リスト」とか「無知っぽい学者・文化人」などというメニューもあるので、興味のある人は見ていただきたい。

 昨日(4月9日)はNHKスペシャルの前半(福島第一原発事故 出口は見えるのか)を見たが、ゲストは原子力安全委員会元委員長の松浦祥次郎氏と、わたり病院医師の斉藤紀氏だった。松浦氏は今回の事故についての謝罪をしたが、原発を進めてきたこと自体は間違っていなかったというようなことを口にしたのには唖然とした。こんな時期に言うべきことか! また、最悪の事態を考えなければならない、とも言っていたが、その最悪の事態についての具体的な言及は(知っているくせに)しなかった。斉藤氏は聞くに堪えない「安心宣伝マン」だった。

 気分が悪くなる番組でしかなかった。NHKはこんな人物をゲストに呼んで、恥ずかしくないのだろうか。

 あの大地震のとき、日本人の冷静な姿勢は世界の人たちから賞賛されたというが、東電、政府、マスコミのウソにいつまでも騙されている日本人はもはや賞賛の対象ではなく、思考停止に陥っている「アホ」としか映らないだろう。

 騙され続けていた国民はもっと怒るべきだし、発言し、行動すべきだ。東京に住んでいる人たちは、東電や政府に対する抗議デモに繰り出すべきだ。全国各地の人たちは地元の原発を廃止させる運動を展開すべきだ。

 削除されるかもしれないが、斉藤和義さんの「ずっとウソだった」を聞いてほしい。




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この記事へのコメント
松田 様

今日も休みだったのでじっとしております。イワン雲帝です。

松田様のご先祖の故郷が上野ですか。私の故郷も上野です。谷中とは線路を挟んで反対側になります。子供の頃は「田舎へ行く」というのは「上野に行く」ことでした。夏休みには田舎に行って動物園を見て、松坂屋のデパートに行くのが楽しみでした。

4月9日のNHKスペシャル、私も見ておりました。松浦氏の発言は氏の正直な気持ちでしょう。「唖然とした」とか「聞くに堪えない」と言うような内容は全くなかったと思います。
非常用の設備が非常時に動かなかったわけですから、衝突時に膨らまないエアバッグのようなもので、機械システムとしては失格と言えましょう。松浦氏にとっても「痛恨の極み」だったと思います。
「こんな時期に言うべきとか!」と言われれば、確かにその感はあります。今は「最悪の状態」にならないように、どうすればよいのかを示すべきで、「謝罪」や「反省」はその後でも良いでしょう。それが「原子力安全委員会」の役目だと思います。

また「思考停止」というのは政府や電力会社が何を発表しても「ウソ!」とか「隠している!」としか言わない「陰謀妄想」の連中の事でしょう。

とにかく、現在は「穴が開いて汚染された冷却水が漏れてしまう原子炉」を何とか止める事が最優先事項であり、極論を言えばそのためであれば「ウソをつこうが」かまわないと思います。反省はその後です。

現在、暴走しそうな原子炉に対応しているのは、政府、電力会社、その関係会社の人々であり、間違っても「政府はウソをついている」と言っている連中ではありません。
国民としては、現在は原子炉に対峙している人たちに協力すべきであり、「東電や政府に対する抗議デモ」なんて言うのは、原子炉が落ち着いてからのんびりと計画して下さい。

明日からまた仕事です。では失礼いたします。
Posted by イワン雲帝 at 2011年04月10日 17:59
松田様

すみません、また、イワン雲帝です。
よく松田様が「御用学者」と言う用語をお使いになりますが、どのような意味なのか教えていただけませんでしょうか。

手元にある新明解国語辞典では「御用学者=政府や有力な企業の言いなりになって真実をゆがめ、時勢の動向を見て物を言う無節操な学者」とあります。

定義をこのとおりであるとすれば、ある学者が「御用学者」であると証明するのは大変難しい事ではないでしょうか。以下の3点セットが必要になります。

① 政府や有力な企業の言いなりになる
② 真実をゆがめる
③ 時勢の動向を見て物を言う無節操さ

たとえば、首尾一貫して原発を推進している学者であれば、上記の定義の③に当てはまりませんから、新明解国語辞典で言うところの御用学者には相当しませんよね。

それとももっと簡単な定義で「政府の方針に沿った研究、発言をする学者」と言う解釈でよろしいでしょうか。

そのような定義であれば「御用学者」の方は数多くいらっしゃるかと思います。例えば「癌を克服しよう」という政府の方針に沿って癌の研究をしている学者の方は全て「御用学者」となります。
学者だけでなく、公共事業に従事する「土建屋」の社員は私も含めて「御用会社員」ですし、そもそも公務員は全て「御用職員」ですよね。御用職員でない公務員がいたとすれば「職務怠慢」でクビです。

であれば「御用」で何が悪いのだ、と私は思います。

では、もっと手っ取り早い定義で、ご自分の主張に沿わない主張をする学者を「御用学者」と呼ぶのでしょうか。
であれば、私は何も言えません。

ひとつご教授いただけると今後の参考になります。
Posted by イワン雲帝 at 2011年04月10日 18:17
イワン雲帝様

イワン雲帝さんの故郷も上野なのですか。父の実家である広小路の山崎屋という油屋は、松坂屋の向かいあたりにあったそうです。

御用学者の定義ですが、私はイワン雲帝さんの挙げた3点を満たず必要があるというほど厳密に考えてはいません。

ウィキペディアでは「御用学者(ごようがくしゃ)とは、もと幕府に雇われて歴史の編纂など学術研究をおこなっていた者のこと。転じて現在では『権力者におもねる学者』といった意味で使われる。」となっていました。

はてなキーワードでは「おもに権力者・権力側に迎合し、調査結果などを権力者ないし依頼者に都合の良い方向に導き出す学者。省庁の審議会に招かれその省庁の進める方針に従った意見を述べる、等々、御用学者の活躍の幅は広い。」となっていました。

私もおおむねこのような解釈をしています。ただし、御用学者であるか否かの線引きは難しいとも思っています。明らかに権力者に迎合しおもんばかって配慮しているような人から、半ば騙されて利用されているように見受けられる(本人はあまり自覚していないのかもしれない)人までいるからです。

しかし、省庁の審議会や検討会などの委員として選ばれ、何年もそのような委員をやっているような方は、まず御用学者といっていいと思います。はっきりと反対意見を言うような人は何度も任命されることはありません。

科学は真理を探究するものであり、学者は事実に忠実であるべきです。しかし権力者におもねって事実を歪めたり、不都合なことを隠すのであれば、それは学者として失格でしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2011年04月10日 22:30
松田様

上野の広小路と言えば「田舎」に行ったとき祖父に連れられて、店名は覚えていないのですが、洋食屋に連れて行ってもらうのが楽しみでした。その店で当時としては珍しかったアイス紅茶を好きになり、必ず祖父にねだりました。50年前の事です。

ご教授、ありがとうございます。

「御用学者」の定義ですが「権力者・権力側に迎合し、調査結果などを権力者ないし依頼者に都合の良い方向に導き出す学者」とするのは「科学は真理を探究するものであり、学者は事実に忠実であるべき」ことと矛盾します。これは理解いたしました。

しかし「省庁の審議会に招かれその省庁の進める方針に従った意見を述べる学者」は必ずしも「科学は真理を探究するものであり、学者は事実に忠実であるべき」とは矛盾しません。

やはり線引きは難しいと思います。安易に「御用学者」などという蔑称は使わない方が良いかと思いますが、いかがでしょう。

では、「権力者・権力側に反対し、調査結果などを権力者ないし権力側の都合の悪い方向に導き出す学者」というのも「科学は真理を探究するものであり、学者は事実に忠実であるべき」ことと矛盾するかと思うのですが、このような学者はなんと呼ぶのでしょうか。
Posted by イワン雲帝 at 2011年04月10日 23:19
イワン雲帝様

私も、線引きが難しいような方については名指しで批判するようなことは避けるようにしています。しかし、明らかにおかしな主張をされている場合は、具体的に疑問点を指摘して批判することはあります。

科学といっても、いろいろな主張があり、どれが真理なのかわからないこともあります。ですから、なかには純粋に権力者と同じ主張をされる学者もいるでしょうし、反対の主張をされる人もいるでしょう。その中間的な人もいるでしょう。ただ、故意に「権力者・権力側に反対し、調査結果などを権力者ないし権力側の都合の悪い方向に導き出す学者」という人を私は知りません。
Posted by 松田まゆみ at 2011年04月10日 23:59
 ハンドルネームイワン雷帝殿よ。
 俺は本名本間康二だ。
 御用学者がどうだとかいう理屈が、この際必要なのか。
 バカ者!
 日本は、いま、世界に放射能を垂れ流しているのだぞ。また、いま、福島原発に貯蔵されている放射能は、世界の人口を全部滅ぼしても有り余る致死量を有しているとか。
 俺は、きょう、友だちがPDFにしてくれた平山憲夫さんの(死を賭して書き遺した)「原発の話」を読んだものの、絶望のあまり途中でやめてしまったほどだ。
 原発を推進する者など殺人者だ。ドイツのように、反ナチ法で厳罰に処してもいいくらいのものだ。
 「こんな時に」という批判も当たらない。
 いま、原発を止めなければ、もう1つ大きな地震がきて、おなじ暴走を関西圏で起こしたとしたら、日本は滅びるのだぞ。アホか!
 あんたは、そういう言質を垂れることで、世代に対して言い逃れのできぬ重大犯罪を、いま現在犯しているのだぞ。
 レベル7の発表の遅れについて、「未必の故意」を主張する声も出ている。
 今後、原発容認派は、犯罪の立証性の矢面に立たされるであろう。
 俺は60だ。日本に原発の1基目が生まれた時、20代だった。そしてその時、障害者運動をしていた。その時、学生たちは何といわれていたか分かるか。差別に対して、「知らないことも罪」といわれて追いつめられたものだ。
 そして今の時代、知らないことは人類に対する罪なのだ。ふざけるな!
Posted by 本間康二 at 2011年04月16日 01:15
 失礼。
 イワン雷帝× → イワン雲帝○
 なにせ、エイゼンシュテインが記憶に強いもので……
Posted by 本間康二 at 2011年04月16日 01:18
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