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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 原子力発電 › 安心どころか不安になる日本の食品の放射能暫定基準値

2011年05月30日

安心どころか不安になる日本の食品の放射能暫定基準値


 我が家では生協の共同購入(宅配)で食品を購入している。先日の配達の折に、生協では野菜の放射線の検査を実施しているのか聞いてみた。すると「きちんとやっています。基準値以下のものしか扱っていませんから、安心です」という答えだ。もちろん、私は基準以下だからといって安心できるなんて思っていないが、この配達員の方にいろいろ言っても仕方ないので、それ以上のことは言わなかった。

 その後のことだ。配達されたレタスを料理しようと思って冷蔵庫から出して驚いた。たしか注文したのは北海道産のレタスだったのに、届いていたのは別の産地のものだったからだ。あらら、注文ミスをしたのだろうか、と思って納品書を確認してみた。

 すると、納品書には「レタス(北海道産)1玉<お詫び>天候不順で○○産を含めてお届けします」となっている。○○産というのは福島の近隣の県だ。明らかに注文ミスではなく、注文とは違う産地のものが事前になんの断りもなく届けられたのだ。

 以前も「天候不順」などの理由で違う産地のものが届くことはあったが、食品の放射能汚染が問題となっている時期に、これはないのでは・・・。店舗ならば産地を確認して購入できるが、配達の場合はそれができない。もしかしたら、今後はずっとこんな感じで、注文したのとは異なる産地の野菜が平然と届けられるのだろうかと、とても嫌な気分になった。

 放射能で汚染されてしまった土地の農家の方は本当に気の毒だが、消費者が農産物の購入に気を遣うのは当然だ。なぜなら、日本の放射能の基準は、海外に比べると信じがたいほどユルユルで、とても配達のお兄さんの「基準値以下ですから安全です」などという状況ではないからだ。以下、参照いただきたい。

世界もおどろく日本の基準値2000ベクレル

 この暫定基準というのは、政府が福島原発の事故を受けて慌てて設定したもの。この基準を上回る食品については、販売しないようにということだ。以下参照。

放射能汚染された食品の取り扱いについて(厚生労働省)

 原発のある国の国民として、汚染された作物を食べることは仕方がないという側面はあるかもしれない。しかし、その前にまだそれほど汚染されていない地域の耕作放棄地を復活させるという政策を政府は早急にとるべきだろう。このことは「耕作放棄地の活用を」にも書いた。中高年の人たちはともかく、責任のない子どもや若者には危険なものを食べさせないようにしなければならない。

 そんなわけで、今年は庭の花壇を畑にし、野菜をつくることにした。気候が厳しいところなので作れる作物は限られているが、とりあえずの自衛策だ。

 どうやら福島の原発事故による内部被ばくは、かなり深刻な状況らしい。

安全基準を超えた「内部被曝」(要精密検査)すでに4766人、異常値を示した人1193人(現代ビジネス)


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