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鬼蜘蛛の網の片隅から › 共同出版・自費出版 › 行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!

2011年07月24日

行政書士が私の個人情報を不正に取得していたことが判明!


 文芸社が興信所を使って私とかJANJANのことを調べていたことについては、以下の記事に書いた。

興信所を使って私のことを調べていた文芸社

 つまり、以下の記事で興信所の調査を知ったわけだ。

【 文芸社Vs鬼蜘蛛おばさん松田まゆみ氏の東京地検ほかでの争闘 其の壱(通算No23)】(文芸社・幻冬舎R・日本文学館等自費出版(出版費用著者負担エディション)よろず相談室 クンちゃんのエディタールーム)

 興信所を利用して素行などを調べることは違法ではないのでどうしようもないのだが、気になるのは個人情報だ。いったいどこまで調べられているのだろう?

 そこで「クンちゃん」に、「クンちゃんブログに表紙が掲載されたまま頓挫している興信所調査書の件ですが、調査対象には私の家族が含まれているのでしょうか」と問い合わせてみた。すると「Yes」とのこと。さらに、「興信所調査の際に、戸籍や住民票などの公的個人情報を行政書士等の資格者が違法に職務上請求しているケースがしばしばある」との示唆も受けた。

 うむむ・・・。違法性のない調査なら致し方ないが、違法な手法で個人情報を取得しているのならこれは問題だ。で、とりあえず自分の住民票などが勝手に取得されていないかどうか役場に確認してみたが、文書の保存期間内では違法と思えるような申請はないようだった。では戸籍はどうか・・・。たまたま7月に東京に行く用事があったので、自分が含まれる戸籍の情報開示を試みてみた。これは本人が身分証明を提示して申請しなければならないのだ。

 つい先日その結果が通知された。なんと、予想は大当たり! 開示された資料によると、Kという行政書士が「職務上請求書」を利用して戸籍謄本(家族も含む)を勝手に取得していたのだ。いやはや、依頼者の名前は私になっている。使用目的は「遺言状作成資料」だとさ。それを「作成後依頼者に渡す」となっている。もちろん、私は遺言状の作成なんぞ依頼していない!

 こういうのを見ると、やはりびっくり仰天だ。何せ、身に覚えがない申請が勝手になされているのだから、だんだんと腹が立ってきた。戸籍には死亡や婚姻など極めてプライベートな内容が記載されており、場合によっては重大な人権侵害になりかねない。これは明らかに戸籍法133条違反であり、行政書士法10条違反だ。

 申請の日時は平成20年8月22日。「クンちゃん」のブログに掲載された調査報告書の日付にも符合する。このことから、取得された個人情報が興信所の手に渡ったのはほぼ間違いないだろう。だとしたら行政書士に依頼した興信所だって、違法を知っていながら依頼したことになる。共謀だろう。というか、行政書士が興信所の職員という可能性だってあるかもしれない。

 そもそも、行政書士や興信所が不正行為を行うのは、依頼者がいるからだ。依頼者が何のために私の情報を入手したかったのかということに繋がってくる。文芸社が私を提訴するつもりだったのなら住民票の取得で十分であり、戸籍まで必要ないはずだ。

 このような不正取得についてインターネットで調べてみると、類似した違法行為が横行していることが分かった。きっと発覚するのは氷山の一角なのだろう。

http://www.n-t-c.org/h-4-ki.html

 上記のページを読んで呆れた。どうやら行政書士の「職務上請求書」というのは住民票や戸籍の違法取得の温床になっていると思われる。依頼者の委任状もなしに住民票や戸籍が入手できるような制度はどう考えたっておかしい。もっとも委任状が必要だとしたなら、それも偽造するのだろう。

 とにかくこの件では然るべき対処をする。K行政書士の名前も、いずれ明らかにしたい。


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Posted by 松田まゆみ at 11:57│Comments(2)共同出版・自費出版
この記事へのコメント
鬼蜘蛛ねえさん、おはようございます。
この間、問合せをいただいた件、どんな姿をしているのか、だいぶあらわれてきましたね。やっぱりねえって感じです。

この行政書士っていう連中には、とんでもないのがたくさん交っているんですよ。職務上請求書を不法に使うために資格を取ったとみられても仕様がないのがたくさんいるようです。追って、「クンちゃんブログ」でお知らせします。

今回の場合、依頼主である文芸社のオーダーに、興信所が応えるために行政書士(興信所内に従業員として、あるいは経営者として、行政書士がこの不法目的のために存在することは珍しくないでしょう)に依頼したのかどうか、
オーダーの内容が問われますね。この点が立証できれば、文芸社は教唆犯ということになりますので、クンちゃんとしても成り行きを注目していきたいです。では!
Posted by やっぱりねえ!(クンちゃん) at 2011年07月25日 08:16
クン様

開示請求、やってみるものですね!

それにしても、世の中にはとんでもない行政書士がいるんですね。

文芸社が私を提訴するために住民票をとる必要があったなら、こんな不正なことをしなくても弁護士を使って「訴訟準備のため」という理由で入手できたはず。だから、提訴目的というより単に個人情報や素行を知りたかっただけなのではないかと思います。

それにしても、こんな調査費にお金をかけているとはねえ。大金を支払って会社に貢献している著者の方たちは、もっと怒ったほうがいいのではないでしょうか。
Posted by 松田まゆみ at 2011年07月25日 21:14
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