キンケクチブトゾウムシ
今日は、冬のあいだ室内の窓辺に置いていたゼラニウムの鉢を外に出したのだが、植木鉢の受け皿に黒っぽいゾウムシがいるのに気が付いた。室内にゾウムシの成虫? ということで写真を撮り調べてみると、キンケクチブトゾウムシというヨーロッパ原産の外来種であることが分かった。北海道では1993年に見つかり、北海道ブルーリストにも載っている。飛ぶことができないのだが、一体いつ入り込んだのだろう?
ゼラニウムの鉢は、毎年、5月下旬頃に外に出して、寒い時期は室内に取り込んでいる。室内にはほかに植物の鉢植えはない。ということは、昨年屋外に出したときに成虫がゼラニウムの鉢(土や枝葉など)に産卵し、最近になって羽化したのではないかと思う。
体長は11mmほどで、上翅には黄褐色の斑点がある。写真を拡大してみると、この斑点は毛の塊であることが分かる。また、雌が単為生殖をして増えるという。ちょっと厄介な外来種のようだ。
2024年5月19日 北海道十勝地方
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