池田信夫blogへの疑問

松田まゆみ

2008年06月02日 13:49

 先日の「的外れなグリーンピース・ジャパン批判」を書いたあとで、池田信夫氏の当該記事にトラックバックを送るべきではないかと思いはじめました。そこで、昨日トラックバックを送りました。池田氏のブログではトラックバックは承認制なので、どのように扱われるかもちょっと気になりました。

 しかし、私のトラックバックは現時点において承認されていません。

 それで調べてみると、私と同様に池田氏の当該記事の内容に疑問を抱き、意見をブログに書かれている方がいました。「グリーンピースの『犯罪』、池田信夫博士教授の『言論犯罪』」という記事です。池田氏を批判したその方は、池田氏のブログにコメントを入れて真偽を尋ねたそうですが、掲載も返事もないとのことです。それで、私も池田氏のブログのあり方について疑問が深まってきました。

 ブログで批判を展開することは私もやっていますし、もちろんそのことに異論はありません。しかし、池田氏のグリーンピース批判は問題が多いと思います。グリーンピースに対する認識もそうですし、星川淳氏を名指しして「偽善的エコロジスト」とか「日本人の恥」とまで断言するのは誹謗中傷発言といえるのではないでしょうか。

 池田氏がご自身のブログで個人批判も含む痛烈な批判を展開している以上、それに対する異論や反論も掲載して回答し、批判的なトラックバックも受け付けるのが自分自身の言論に対する責任だと思います。批判意見を掲載したくないのなら、コメント欄もトラックバック欄も閉じるべきでしょう。

 コメントやトラックバックを承認制にしたうえで自分に賛同するコメントやトラックバックを中心に承認し、批判的な意見を無視しているのであれば偏った意見しか発信されません。情報操作とも受け取れかねないやり方であり疑問を感じざるを得ません。

 ところで、私も最近はトラックバックを承認制にしていました。というのはスパムトラックバックが多くて削除にわずらわされるからです。でも、承認制にした途端トラックバックがつかなくなりました。確かに承認制の場合、トラックバックを送ることをためらってしまう方もいるかもしれません。しかし、トラックバックというのはブログの有用な機能の一つでもあると思います。そこで、承認制を解除してみることにしました。ただし、スパム防止のために、私のブログにリンクしていないブログからのトラックバックは受け付けない設定にしています。

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