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2011年10月29日

巨大地震を警戒せねばならない時代になった


 北大理学研究院付属地震火山研究観測センターの森谷武男氏が、M9クラスの地震が再び発生する可能性が高くなったとの見解をホームページで公表した。

再びマグニチュード9の地震が発生する確率が高くなってきました

 昨日は、以下のような記事も出た。

“直下型地震”で東京はこうなる!隅田、台東、足立の家屋危ない(zakzak)

 そこで、今日はツイッターに連続でつぶやいたものを、ブログに再録しておきたい。もちろん地震だ、放射能だと煽って不安を駆り立てることが目的ではない。日本に住んでいる限り地震は不可避だし、いつ再び大規模な原発事故が起こるか分からない。このような大地震の予測がなされている以上、どちらも意識して警戒するに越したことはないからだ。あの東日本大震災の悲劇をくり返さないためにも、もし大地震がきたなら先の地震の教訓を活かさなければならないし、地震学者の警告に耳を傾けることも大事だ。そして、原発の状況にも常に目を向け、いざというときには自分で身を守るよう行動するしかないからだ。

 以下がツイッターでのつぶやき。

**********

 北大がM9クラスの「第二次東日本大震災」が近々くると警告している。地震エコーという周波の分析によると、東日本大震災の前と同じ現象が起きているらしい。予想される震源は宮城県南部沖から茨城県沖の日本海溝南部付近で今年の末から来年の初めと推測。http://news.infoseek.co.jp/article/sunday_3994011

 もし東日本大震災のような地震が起きれば、大きな津波が来ることは間違いないだろう。何よりも心配なのは、福島の原発と東海村の原発だ。原発事故のあの惨事がもう一度起こるとしたら悪夢のようだ。爆発でボロボロになりしかも傾いている4号機の燃料プールがもちこたえられるだろうか?

 カレイドスコープさんが、4号機の危機的な状態について報じている。http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-963.htmlカナダの物理学者が4号機の危険性を指摘し早急に補強工事を行うよう訴えている。ガンダーセン氏も以前から警告していたことだが、万一倒壊したなら東日本は閉鎖しなければならないだろう。

 4号機の燃料プールは、春には水漏れがあると報道されていた。ところが水漏れのことについて最近はまったく話題にならない。自然に水漏れが止まるとは思えないのだがどうなっているのだろう。4号機は補強工事をしたというが、大きな地震に耐えられるとは思えない。

 もし4号機が倒壊するようなことになれば、福一には人が近づけなくなり、1~3号機での作業ももちろんできなくなる。日本はとんでもない放射能汚染にさらされ、多くの人々が亡くなったり路頭に迷うだろう。本当に大変なことになるのは目に見えている。東電は4号機のことをどう考えているのだろう。

 4号機の危機が叫ばれているときに新たな巨大地震の警告がなされた。次の大地震の震源地が宮城県南部沖から茨城県沖ということになれば、東海・東南海・南海地震の引き金にもなりかねない。まだ予測の域を出ないが、こんな恐ろしい事態を世界は経験したことがない。今は原発の無事を祈るしかない。


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Posted by 松田まゆみ at 22:27│Comments(2)原子力発電
この記事へのコメント
東海・東南海・南海の3連動地震の警戒もここ最近多く報道されるようになりましたが、一方関東ではスカイツリー始め高層建築物や地下鉄などの工事も延々と行っています。
被害がでたらと思うととても関東には恐ろしくて住めないと思うのですが、開発の手は休む事をしりませんね。
もう規制してでも高層ビルなど被害を大きくするようなものは止めるべきだと思うのですが。
東京一極集中に歯止めをかけるチャンスでもあるのではと思っています。
Posted by BEM at 2011年11月07日 09:28
BEM様

2日から東京に出かけ今日帰ってきたのですが、地下鉄はますます複雑になり、いったいどこまで開発すれば気が済むのかと呆れます。

人が大都会に集中し、高層ビルが乱立したり地下鉄が網の目のように走るようになったのは人類の歴史から見ればつい最近のこと。近代化した首都圏が巨大地震や大津波に襲われたという経験をほとんど持っていないわけで、想像しただけで身の毛がよだちます。

大地震や大津波に襲われたら大都会がどうなるかは予測できるわけで、天災だから仕方ないなどということにはなりません。危険性に目をつむり経済成長ばかりを目指してきた人類はやはり愚かだったということなのでしょう。今となってはそうとしか思えません。
Posted by 松田まゆみ at 2011年11月07日 23:06
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