鬼蜘蛛の網の片隅から › 昆虫
2025年05月13日
モンハイイロキリガ
秋に出現する大型のキリガ。前翅前縁に二つの褐色の斑紋がある。幼虫はシナノキを食べるとのことだが、近縁のオオバボダイジュも食べるのではないかと思う。写真の個体は前翅長19mm。ヤガ科キリガ亜科。

2022年9月15日 北海道十勝地方
2022年9月15日 北海道十勝地方
2025年05月12日
エゾハサミムシ
ここ数日、散歩をしていると白っぽい翅の虫がしばしば飛んでいるのだが、なかなか止まらないので正体が分からないままだった。それが、たまたま地面近くに降りたので近寄って確認すると、エゾハサミムシだった。今の季節にハサミムシがこんなに飛び回っているとはちょっと予想外だった。飛び立つところの動画があったので参考まで。
エゾハサミムシはハサミムシの中でもハサミが細長くすらりとしている。特に雄のハサミは驚くほど長い。体長は11~16mm。クギヌキハサミムシ科。

2021年9月7日 北海道十勝地方

2023年5月17日 北海道十勝地方
エゾハサミムシはハサミムシの中でもハサミが細長くすらりとしている。特に雄のハサミは驚くほど長い。体長は11~16mm。クギヌキハサミムシ科。
2021年9月7日 北海道十勝地方
2023年5月17日 北海道十勝地方
2025年05月09日
ムラクモハマダラミバエ
散歩をしていたら橋の欄干に見慣れないハエがいた。翅にはまだら模様がある。良い写真が撮れなかったが、ムラクモハマダラミバエだと思う。腹部の先端が長くなっているので雌。春によく見られるとのこと。図鑑などでは分布に北海道が入っていないのがちょっと気になるが、翅の模様、出現期、大きさなどから本種と同定。体長は測れなかったが目測で10mmほど。ミバエ科。

2025年5月8日 北海道十勝地方
2025年5月8日 北海道十勝地方
2025年05月08日
シロクビキリガ
灰褐色のキリガで、前翅の付け根が淡色で目立ち、腎状紋の中は赤褐色になる。がっしりとした感じでなかなか格好いい。秋に出現して成虫越冬し春まで見られるそうだ。前翅長は20mmくらい。ヤガ科キリガ亜科。

2020年10月30日 北海道十勝地方
2020年10月30日 北海道十勝地方
2025年05月07日
ヌカビラネジロキリガ
全体に灰色味が強いモノトーンのキリガで、日本では北海道に局地的(主に道東)に分布する。幼虫の食餌植物は不明だが、ヨーロッパではヤナギ類を食べるとのこと。前翅長は13mmくらい。ヤガ科キリガ亜科。

2024年7月23日 北海道十勝地方

2024年7月23日 北海道十勝地方
2025年05月06日
2025年05月05日
ショウブヨトウの一種
ショウブヨトウ、タカネショウブヨトウ、キタショウブヨトウ、エゾショウブヨトウはどれも斑紋がよく似ていて外見では区別できないため、ショウブヨトウの一種とした。腎状紋が白くなるものもいる。幼虫はイネ科植物を食べる。写真の個体は前翅長15mm。ヤガ科キリガ亜科。

2024年7月27日 北海道十勝地方
2024年7月27日 北海道十勝地方
2025年05月04日
ギシギシヨトウ
地味な蛾だが、新鮮な個体だと内横線の内側や外横線外側の後縁付近が緑がかっている。ギシギシとついているのでタデ科植物を食べるのかと思いきや、幼虫の食草はイネ科植物とのこと。前翅長は18mmくらい。ヤガ科キリガ亜科。

2024年7月31日 北海道十勝地方
2024年7月31日 北海道十勝地方
2025年05月02日
サッポロチャイロヨトウ
この仲間は似たようなものが多い上に、色彩などの変異が大きい種もあるのでいつも同定に悩まされるのだが、サッポロチャイロヨトウと同定。間違っていたら教えてほしい。幼虫はササの葉を食べるとのこと。写真の個体は前翅長約18mm。ヤガ科キリガ亜科。

2024年7月12日 北海道十勝地方

2024年7月12日 北海道十勝地方
2025年04月30日
ホシミミヨトウ
前翅の色彩や斑紋は変異が多いようだ。腎状紋は白く縁取られ、中にも白色部がある。幼虫はイネ科植物を食べるとのこと。写真の個体は前翅長14mm。ヤガ科キリガ亜科。

2022年8月5日 北海道十勝地方

2022年8月5日 北海道十勝地方