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2013年07月22日
木下黄太氏への公開書簡
本日(7月22日)、木下黄太氏に以下のメールを送信した。誠実な対応を望みたい。
*****
木下黄太様
私は7月16日に「木下黄太氏の見識を問う」という記事を自分のブログに掲載し、反論があれば意見を寄せてほしいとメールでお伝えしました。ところが、残念なことにお返事はいただけないままです。記事の内容を認め、反論することがないために黙認されているのかもしれませんが、批判を黙認されているのであればそれはそれで不可解です。バンダジェフスキー氏の講演会と重なっていてご多忙のために返信できないのかもしれませんが、この間にもご自身のブログは更新されています。あるいはメールを見逃された可能性もあるかと思い、再度メールさせていただきます。
ご存知の通り、「放射能防御プロジェクト」主催の2012年のバンダジェフスキー氏およびカルディコット氏の講演会の会計報告が関係団体になされておらず、収益金が木下さんの生活費に充てられているという指摘が「『木下黄太氏のネットカルト』を考えます」というサイトでなされています。これが事実であるなら、主催団体のメンバーに会計報告を行なわず、残金を自分の報酬としていることの正当性について是非説明していただきたく思います。
*注:このメールを出した後、カルディコット氏の講演会は放射能防御プロジェクトの主催ではないという指摘が木下氏よりあった。カルディコット氏の講演会は「みんなのカルテ」が主催者であることを付記しておく。
なぜなら、私は「放射能防御プロジェクト」はボランティアによる非営利の市民団体であり、木下さんがボランティア精神のもとに不特定多数の方の健康を心配して活動されていると理解していますし、多くの方の認識も同じだと思うからです。
もちろん、木下さんがビジネスとして個人で(たとえば「木下黄太事務所主宰」などとして営利行為であることが誰にでも分かるような形で)講演会を企画・運営し、それで利益を得るのであれば、会計に関して他人がとやかく言うことではないでしょう(放射能防御を営利行為に利用することへの批判はあると思いますが)。しかし、実際はそうではありませんでした。
ボランティアを標榜する市民団体主催の講演会で得た収益を団体の活動費とせず、個人の生活費に充てているのであれば、それは営利行為であり「講演会ビジネス」だと批判されても仕方ありません。営利行為であるにも関わらず、ボランティアの市民団体主催であるとして参加費を徴収すれば、不実告知(嘘の説明)による営利行為の勧誘になるのではないでしょうか。ボランティアで協力している方たちや、ボランティアによる非営利団体主催の講演会だと信じている人たちを騙す行為だと思います。
木下さんは7月21日にお書きになったご自身のブログ記事で、免疫療法に関する団体がバンダジェフスキー氏の講演会の会場の外で、安価でWBCを受けられるというチラシを配布したことについて、バンダジェフスキー氏の以下の言葉を引用しています。
「私はみなさんの健康の問題の為にこうした話をおこなっている。それは、営利目的ではないのか。ビジネスだ。そんなものはのぞまない。」
バンダジェフスキー氏も、ボランティアの市民団体の主催だからこそハードスケジュールの日本での講演を快諾されたのではないでしょうか。そうであれば、バンダジェフスキー氏に対する背信行為にもなると思います。
私は、この問題は市民運動において看過できない重要なことであると考えています。したがって講演会主催団体の中核を担っている木下さんは、この件について明らかにする責任があると考えます。
また、「『木下黄太のネットカルト』を考えます」に書かれていることが事実ではないのなら木下さんに対する重大な名誉毀損行為になりますので、黙認されるのはとても不可解ですし、私も記事を訂正する必要があります。事実ではないのなら事実について具体的に説明してください。
木下さんは7月20日にツイッターで「なにか僕に言いたいことがある人は、著名人であっても、メールされれば、折り返し、必ず連絡いたします。明記して頂ければお電話も致しますよ。」という発言をされています。私は著名人ではありませんが、少なくとも個人を特定できるよう所属と名前を明らかにしてブログを書いており、匿名ではありません。木下さんが私の質問を無視することは、説明責任から逃げることになります。是非、木下さんのご意見をお知らせください。誠意ある対応をしていただけることを期待いたします。
なお、私はこの件について電話でお話をする意思はありません。電話では発言内容が記録として残りませんし、文章による言論に対しては、文章で対応されるべきと考えるからです。したがって、メールで木下さんのご意見をお寄せください。また開かれた議論とするために、メールは公開とさせていただきます。
お忙しいことと存じますが、今月中にお返事をいただけると幸いです。お返事がない場合は、説明責任を放棄したと理解させていただきます。
松田まゆみ
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木下黄太様
私は7月16日に「木下黄太氏の見識を問う」という記事を自分のブログに掲載し、反論があれば意見を寄せてほしいとメールでお伝えしました。ところが、残念なことにお返事はいただけないままです。記事の内容を認め、反論することがないために黙認されているのかもしれませんが、批判を黙認されているのであればそれはそれで不可解です。バンダジェフスキー氏の講演会と重なっていてご多忙のために返信できないのかもしれませんが、この間にもご自身のブログは更新されています。あるいはメールを見逃された可能性もあるかと思い、再度メールさせていただきます。
ご存知の通り、「放射能防御プロジェクト」主催の2012年のバンダジェフスキー氏およびカルディコット氏の講演会の会計報告が関係団体になされておらず、収益金が木下さんの生活費に充てられているという指摘が「『木下黄太氏のネットカルト』を考えます」というサイトでなされています。これが事実であるなら、主催団体のメンバーに会計報告を行なわず、残金を自分の報酬としていることの正当性について是非説明していただきたく思います。
*注:このメールを出した後、カルディコット氏の講演会は放射能防御プロジェクトの主催ではないという指摘が木下氏よりあった。カルディコット氏の講演会は「みんなのカルテ」が主催者であることを付記しておく。
なぜなら、私は「放射能防御プロジェクト」はボランティアによる非営利の市民団体であり、木下さんがボランティア精神のもとに不特定多数の方の健康を心配して活動されていると理解していますし、多くの方の認識も同じだと思うからです。
もちろん、木下さんがビジネスとして個人で(たとえば「木下黄太事務所主宰」などとして営利行為であることが誰にでも分かるような形で)講演会を企画・運営し、それで利益を得るのであれば、会計に関して他人がとやかく言うことではないでしょう(放射能防御を営利行為に利用することへの批判はあると思いますが)。しかし、実際はそうではありませんでした。
ボランティアを標榜する市民団体主催の講演会で得た収益を団体の活動費とせず、個人の生活費に充てているのであれば、それは営利行為であり「講演会ビジネス」だと批判されても仕方ありません。営利行為であるにも関わらず、ボランティアの市民団体主催であるとして参加費を徴収すれば、不実告知(嘘の説明)による営利行為の勧誘になるのではないでしょうか。ボランティアで協力している方たちや、ボランティアによる非営利団体主催の講演会だと信じている人たちを騙す行為だと思います。
木下さんは7月21日にお書きになったご自身のブログ記事で、免疫療法に関する団体がバンダジェフスキー氏の講演会の会場の外で、安価でWBCを受けられるというチラシを配布したことについて、バンダジェフスキー氏の以下の言葉を引用しています。
「私はみなさんの健康の問題の為にこうした話をおこなっている。それは、営利目的ではないのか。ビジネスだ。そんなものはのぞまない。」
バンダジェフスキー氏も、ボランティアの市民団体の主催だからこそハードスケジュールの日本での講演を快諾されたのではないでしょうか。そうであれば、バンダジェフスキー氏に対する背信行為にもなると思います。
私は、この問題は市民運動において看過できない重要なことであると考えています。したがって講演会主催団体の中核を担っている木下さんは、この件について明らかにする責任があると考えます。
また、「『木下黄太のネットカルト』を考えます」に書かれていることが事実ではないのなら木下さんに対する重大な名誉毀損行為になりますので、黙認されるのはとても不可解ですし、私も記事を訂正する必要があります。事実ではないのなら事実について具体的に説明してください。
木下さんは7月20日にツイッターで「なにか僕に言いたいことがある人は、著名人であっても、メールされれば、折り返し、必ず連絡いたします。明記して頂ければお電話も致しますよ。」という発言をされています。私は著名人ではありませんが、少なくとも個人を特定できるよう所属と名前を明らかにしてブログを書いており、匿名ではありません。木下さんが私の質問を無視することは、説明責任から逃げることになります。是非、木下さんのご意見をお知らせください。誠意ある対応をしていただけることを期待いたします。
なお、私はこの件について電話でお話をする意思はありません。電話では発言内容が記録として残りませんし、文章による言論に対しては、文章で対応されるべきと考えるからです。したがって、メールで木下さんのご意見をお寄せください。また開かれた議論とするために、メールは公開とさせていただきます。
お忙しいことと存じますが、今月中にお返事をいただけると幸いです。お返事がない場合は、説明責任を放棄したと理解させていただきます。
松田まゆみ
Posted by 松田まゆみ at 14:24│Comments(2)
│原子力発電
この記事へのコメント
木下黄太氏本人は,まずメールを来れ→電話番号を教える→連絡して欲しい,という手順を公表しているのですから,それに沿ってみればよいのではないですか?
郷に入らば郷に従え。相手のルールも尊重してはどうでしょう。さらに,会計を明らかにしろという経緯は,部外者ならではの,ものの聞き方というのがあると思います。なぜ,そこまで執拗に食い下がるのか,いささか疑問です。
傍から見てると,どっちもどっちという印象ですよ。
郷に入らば郷に従え。相手のルールも尊重してはどうでしょう。さらに,会計を明らかにしろという経緯は,部外者ならではの,ものの聞き方というのがあると思います。なぜ,そこまで執拗に食い下がるのか,いささか疑問です。
傍から見てると,どっちもどっちという印象ですよ。
Posted by マイダーリン at 2013年08月06日 23:51
マイダーリンさん
私はいちど木下さんから電話してほしいとのメールをもらい、電話したことがあります。でも私の意見は間違いであると強く主張され、ご自身の意見の押しつけをされました。これでは電話による対話は無理です。また電話では「言った、言わない」の論争になってしまいます。ですので、きちんと証拠が残る形でやりとりをすべきだと思っています。
私が木下さんに執拗に食い下がっていますか? 批判記事のアドレスを教えたあとも音沙汰がないので、メールをして身の潔白について説明を求めただけですが。
また、会計を公開しろとも言っていません。外部の者に会計を公開する義務がないことは百も承知ですから。ただ、やましいことがないなら概要を公開してもなんら差し支えはないとは思いますが。
私はいちど木下さんから電話してほしいとのメールをもらい、電話したことがあります。でも私の意見は間違いであると強く主張され、ご自身の意見の押しつけをされました。これでは電話による対話は無理です。また電話では「言った、言わない」の論争になってしまいます。ですので、きちんと証拠が残る形でやりとりをすべきだと思っています。
私が木下さんに執拗に食い下がっていますか? 批判記事のアドレスを教えたあとも音沙汰がないので、メールをして身の潔白について説明を求めただけですが。
また、会計を公開しろとも言っていません。外部の者に会計を公開する義務がないことは百も承知ですから。ただ、やましいことがないなら概要を公開してもなんら差し支えはないとは思いますが。
Posted by 松田まゆみ
at 2013年08月07日 07:03

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