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鬼蜘蛛の網の片隅から › 昆虫 › オオモンシロチョウと天敵

2009年09月08日

オオモンシロチョウと天敵

 庭の大根の葉がオオモンシロチョウの幼虫に食べられて虫食いになり、さらにトウがたってきました。すると蕾がエゾシカに食べられて・・・。なんだかちょっと悲惨な家庭菜園になってきました。今の時期でもエゾシカが庭にやってきて、庭やプランターの植物を食べてしまいます。幸いなことに、サラダ菜とミニトマトは食べられていませんが、今年はインパチェンスが壊滅状態。エゾシカの味覚って、どうなっているのでしょうか? 写真は大根についたオオモンシロチョウの幼虫です。

オオモンシロチョウと天敵


 以前、大根を育てた時にも虫食いになりました。ほんの2日ほど留守にしていたら、芯の部分を残してきれいに葉っぱがなくなっていたのです。よく見ると、オオモンシロチョウの幼虫がうじゃうじゃ。オオモンシロチョウは一箇所に多数の卵を産むために、幼虫も集団発生し、食草もみるまに丸坊主になるのです。

 このときはちょうどハクセキレイの雛が保護されて持ち込まれていたので、餌と害虫退治の一石二鳥というわけで、オオモンシロチョウの幼虫を雛に与えました。はじめのうちこそ食べていたのですが間もなく嫌がって食べなくなり・・・仕方がないので幼虫は手作業で取り除きました。オオモンシロの幼虫は野鳥にはおいしくないのか、あるいは毒でもあるのでしょうか。幼虫には黒い斑点があり、モンシロチョウの幼虫のように緑色の隠蔽色ではありません。この目立つ体色は、野鳥などの捕食者に対して「まずいよ!」と警告しているのかもしれません。

 ところが、今回は忙しかったのでそのまま放っておいたのですが、丸坊主になりません。よく見ると茎に死んだ幼虫がついています。ということは、多くの幼虫が寄生をうけたか、あるいは病気などによって死んでしまったのでしょう。野鳥に捕食されにくいのなら、寄生動物や病気などで個体数が調節されない限り大発生しますから、キャベツや大根などでは大きな被害を受けることになるでしょう。

 オオモンシロチョウはもともと日本に生息していなかった蝶ですが、沿海州から海を渡って北海道に侵入したといわれています。そういえば、2001年にサハリンに行ったときもこの蝶を見ました。人里離れた大雪山の愛山溪温泉でも見たことがあり、北海道ではすっかり定着してしまいました。しかし農業被害についてはあまり聞きません。天敵がうまく働いているのならいいのですが、農薬で防除しているのでしょうか。農業被害や農薬使用の実態が気になります。

 写真家の宮崎学氏がオオモンシロチョウの大発生について書いていますが、北海道からどんどん南下しているようです。

オオモンシロチョウという蝶に負けた人間




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Posted by 松田まゆみ at 11:15│Comments(0)昆虫
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