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2023年06月09日

コロナ騒動と洗脳

 コロナ騒動が始まってから3年以上、mRNAワクチンが始まってから2年以上が経った。この騒動、私はどう考えても「洗脳」だと思っている。

 先日、脳科学者の苫米地英人著「洗脳護身術」という本を読んだ。この本は2003年に出版されているので、20年前の本ということになる。洗脳・脱洗脳の理論と技術を具体的に解説した本だが、具体的なことは本書に譲りここでは触れない。

 洗脳というと、カルト宗教などがやっていることだとしか思わない人も多いかもしれない。カルトのように自分の利益のために洗脳技術を使っていれば「洗脳」だが、「自分のため」という条件を外せば、従来宗教も洗脳と切り離すことはできない。催眠や占いなども洗脳の手法を使っているので注意が必要だ。そして、人は誰でも洗脳されてしまうそうだ。

 苫米地氏は「洗脳」は技術であり、それ自体は悪でも善でもなく中立なものだという。「教育」は、本人の利益のために行われるのであれば洗脳ではないが、権力者の一方的な利益のために行われたなら洗脳になりかねない。また、権力者やマスコミがある事柄を「善」だとして国民に植え付けたならどうだろう? 戦争も「善」だとして正当化されかねない。だからこそ、私たちは洗脳されないよう技術(洗脳護身術)を身に着けることや自己脱洗脳が大事だという。

 苫米地氏は「二十世紀までの洗脳は、情報を遮断して一つの価値を前とすることで実現されてきた。ベルリンの壁崩壊前の東ドイツでは、家に電話を引くのに、申し込んでから二十年以上かかったそうである。二十一世紀の洗脳は、情報の遮断ではなく、大量の情報の操作として実現されていくだろう」と述べている。

 今回のコロナ騒動を振り返ってみるなら、コロナワクチンの危険を伝える動画の削除など情報の遮断もあったが、主として「大量の情報の操作」によって、権力者による洗脳が行われたと私は考えている。20年前の苫米地氏の推測はみごとに的中したと思う。

 洗脳には「恐怖心」や「快楽」が利用される。コロナ騒動では、人々の恐怖心が最大限に利用された。多くの人は病気や死に対する恐怖心を持っている。だから、マスコミを利用して人を死に至らしめるかもしれない恐ろしい感染症が世界中に広がっていると騒ぎ立てることで、人々は恐怖にかられて藁にも縋る思いになる。この3年間、毎日マスコミで感染者数(実際にはPCR検査による陽性者数)、重症者数、死者数を報道し、後遺症が大変だとか医療崩壊だと騒ぎ立てた。これで人々はすっかりコロナへの恐怖心を刷り込まれ、国民の大半が集団催眠状態になってしまった。

 コロナに怯え、政府や感染症の専門家と言われる人達や医師などの主張を鵜呑みにする。その結果、消毒、マスク、外出制限などの政策をあたり前のように受け入れてしまう。日頃人権意識の高い人たちさえ、人権侵害や差別的な対策を疑いもせずに受け入れた。ワクチンも、恐怖にかられた人たちは皆飛びついた。十分な治験がなされておらず中長期的なリスクが分からない上、動物実験でも成功したことのない人類初の遺伝子ワクチンであるというのに・・・。

 このような人達が多数になると、「さほど怖い感染症ではない」、「これは陰謀ではないか?」と考えている少数派を叩き始める。あるいはマスク警察などという人も出てくる。皆、同調してしまうのだ。ただでさえ同調圧力の強い日本社会では、この傾向が強くなる。おそらく、この同調にはホメオスタシスも関係しているのだろう。ホメオスタシスというのは、呼吸や心拍のように、体が正常な状態を維持するための機能のことをいう。このホメオスタシスは物理空間だけではなく情報空間や精神世界にも作用するために、人々の間で同調が生じるという。そして、洗脳はこれを利用しているそうだ。「コロナは怖い」「ワクチンは効果がある」と信じる人が多ければ、それに同調してしまう。

 マスコミはコロナ騒動の初期から、「デマや陰謀論に気を付けろ」と警鐘を鳴らしていた。そして識者を含め多くの人がこれにならい、ワクチンを打たない人に「反ワクチン」「陰謀論者」というレッテル貼りをした。これも情報操作であり洗脳だろう。つまり、学歴が高く自分は陰謀論などには嵌らないという自信がある人も、「恐怖心+マスコミや医師によるワクチン推奨キャンペーン+陰謀論否定キャンペーン」で簡単に洗脳されてしまったと私は見ている。

 苫米地氏の本に、以下の記述がある。

 ちなみに、ホメオスタシスが同調するまでの期間が長ければ非洗脳かといわれれば、そうではない。社会的に人口の大半をコントロールするのに数年かかっても、洗脳と判断されるケースがある。ヒトラー下のドイツ国民は、思想レベルまで、ホメオスタシス同調が引き起こされていたと見るべきだし、文化大革命下の中国も同様である。行動制御などの認知行動療法的手法の補助で、国民が強い変性意識状態になる。つまり国を挙げての集団催眠下にあったことにより、このホメオスタシス同調が強度にひきおこされたと見るべきだろう。そして、戦前の日本もこのパターンであったと考えるのが自然であった。(229ページ)


 私たちはナチスによるホロコーストについて学んだはずだ。戦争に突き進んだ戦前の日本のことも学んでいる。それにも関わらず、心の中に潜む恐怖心を利用すれば、人はいとも簡単に洗脳されてしまうのだ。そして、ひとたび洗脳されてしまうとそこから目を覚ますのはとても難しい。それを今、目の当たりにしている。

 アフリカでは多くの国がワクチンに懐疑的でほとんどワクチンを打たなかったのでコロナ騒動など起きなかったし、欧米ではワクチンのおかしさに気づいて今はワクチンを打つ人などほとんどいない。ところが日本では5類になって陽性者数や死者数の報道をしなくなっても人々はコロナを恐れ、いつまでもマスクを外さないし、6回目のワクチンを打つ高齢者や医療従事者もいる。未だに多くの人が洗脳から覚めていないのだ。

 ワクチンを打たなかった人というのは、恐らく恐怖にかられずにこの騒動を冷静に見ていた人、mRNAワクチンについて情報収集をすることで何かおかしいと感じた人だろう。もちろんマスコミによる情報収集ではなく、SNSなどを利用しての情報収集だ。そして集団催眠にかからず、同調もしなかった。恐怖心を克服し、マスコミや専門家の言うことを鵜呑みにせず、他人に同調せず、自分で情報の裏を読み解くことができれば簡単には洗脳されない(ただし叩かれる)。

 私の場合は、2020年の春にオーストラリア在住のJ SatoさんによるBCG仮説を知って、コロナへの恐怖心がなくなった。そしてひとたび恐怖心が消え冷静になると、この騒動のおかしさがはっきりと見えてきた。人権侵害や差別だらけの感染対策、任意と言いながら半強制のようなワクチン接種、ワクチン接種後の体調不良や死亡の情報を報じないマスコミ、接種後死亡が2000人を超えても中止しない政府。人工ウイルス疑惑もある。おかしいことだらけだ。しかし、洗脳されてしまった人達はこのおかしさが見えない。何と恐ろしいことかと思った。

 私たちは誰もが何らかの「思い込み」を持っている。それは親による躾であったり学校での教育であったり、様々だろう。そうした思い込みは洗脳の定義には当てはまらないが、苫米地氏は広い意味での洗脳だという。だからこそ、自己脱洗脳で思い込みを取り払うことが自己解放につながるという。

 コロナ騒動を皮切りに、情報戦、認知戦が本格的に始まった。私は、世界経済フォーラムが洗脳手法を使って人々を操作しようとしているのではないかと懸念している。コロナ騒動はその序章であり、コロナ騒動を仕掛けた人達は今後もあの手この手で洗脳手法を用いるだろう。世界経済フォーラムの「何も持たないで幸せになる」というメッセージこそ警戒せねばならないと思っている。恐怖だけではなく、彼らの言う「幸せ」という快楽に騙されてはならない。

 何と言う時代になったのかと気が重くなるが、この時代を生き抜くことができるのは、洗脳について知り、恐怖や快楽に捉われず、他人に同調もせず、自己脱洗脳ができる人なのかもしれない。



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