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2013年10月01日
放射能を可視化した「被曝スリッパ」
昨日、フォトジャーナリストの森住卓さんのブログを見ていて衝撃的な写真を見つけた。
被曝スリッパ
これはフイルムを感光させることで浪江の警戒区域に落ちていたスリッパから発せられる放射線を可視化したものだ。まるで夜空に輝く無数の星のように放射線が輝いているが、福島第一原発に近いところでは無数といえる放射性物質が付着しているとことがよく分かる。もちろん福一から遠ざかるにつれて放射性微粒子の数は減っていくのだろうけれど、東北から関東にかけてはこうした微粒子が普通に存在する、日本はそういう世界になってしまった。
私たちは戦争のように目に見える危険に対しては恐怖心を抱き最大限の警戒をする。しかし放射線のように目に見えないものに対してはどうしても警戒心を持ちにくいし、持ったとしても維持しつづけることは難しい。しかし、放射能を可視化したこの被曝スリッパの写真は、福島の汚染がいかに酷いものであるか、福一の事故がどれほどの環境汚染をもたらしたのかをはっきりと物語っている。
福島に住んでいる方たちにはほんとうに残酷なことだし何と言っていいのか分からないが、酷く汚染されてしまったところはこれから何十年もの間、居住禁止にするしかないのではなかろうか。チェルノブイリでもいくつもの村が廃村になったのだ。
放射性微粒子から発せられる放射線は、核種にもよるがこれから何十年も、あるいは何百年も消えることはない。そしてさらに恐ろしいのは、この光を発する放射性微粒子が動植物はもちろんのこと、人々の体内にも取り込まれてしまったことだ。排出されるものもあるが、筋肉などに蓄積されて排出されないものもある。そして、汚染されている食べ物が出回っている以上、これから何十年も私たちはこうした放射性微粒子を体内に取り込むことになる。健康被害が出ないわけがない。
被曝スリッパ
これはフイルムを感光させることで浪江の警戒区域に落ちていたスリッパから発せられる放射線を可視化したものだ。まるで夜空に輝く無数の星のように放射線が輝いているが、福島第一原発に近いところでは無数といえる放射性物質が付着しているとことがよく分かる。もちろん福一から遠ざかるにつれて放射性微粒子の数は減っていくのだろうけれど、東北から関東にかけてはこうした微粒子が普通に存在する、日本はそういう世界になってしまった。
私たちは戦争のように目に見える危険に対しては恐怖心を抱き最大限の警戒をする。しかし放射線のように目に見えないものに対してはどうしても警戒心を持ちにくいし、持ったとしても維持しつづけることは難しい。しかし、放射能を可視化したこの被曝スリッパの写真は、福島の汚染がいかに酷いものであるか、福一の事故がどれほどの環境汚染をもたらしたのかをはっきりと物語っている。
福島に住んでいる方たちにはほんとうに残酷なことだし何と言っていいのか分からないが、酷く汚染されてしまったところはこれから何十年もの間、居住禁止にするしかないのではなかろうか。チェルノブイリでもいくつもの村が廃村になったのだ。
放射性微粒子から発せられる放射線は、核種にもよるがこれから何十年も、あるいは何百年も消えることはない。そしてさらに恐ろしいのは、この光を発する放射性微粒子が動植物はもちろんのこと、人々の体内にも取り込まれてしまったことだ。排出されるものもあるが、筋肉などに蓄積されて排出されないものもある。そして、汚染されている食べ物が出回っている以上、これから何十年も私たちはこうした放射性微粒子を体内に取り込むことになる。健康被害が出ないわけがない。
Posted by 松田まゆみ at 10:56│Comments(0)
│原子力発電
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