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2015年04月20日

日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記③

これまでの記事
日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記①
日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記②(追記あり)

 この顚末記は2回で終了させるつもりだったが、zih*s*uppan*氏は自分が嘘をついていたことについてまたまたとんでもない屁理屈を言い始めた。そこで、再度、zih*s*uppan*氏の虚言問題についてここで取り上げておきたい。

 以下がzih*s*uppan*氏のたまげた屁理屈である。
http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/67952660.html

虚偽の説明をすることで私は何のメリットもありません。私を批判する人は、私が虚偽の説明をしたことの合理的な理由を説明すべきですが、その説明をしていません。それでは説得力を持ちません。説得力のあるない批判に意味はありません。


 これに関してクンちゃんは以下のように批判している。
http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/0c5571ec112191ca235f1872a0689ce9

刑事裁判において公判を維持して有罪に持ち込むには、警察・検察段階で慈悲が言うような要素について厳密な捜査(立件)が必要である。推理小説の世界もまた同様である。
 しかし、いま慈悲が批判にさらされているのは刑事立件を目指したものでもなんでもない、一般社会での常人同士のやりとりである。虚偽だと指摘する場合には、当該指摘が誤っていないというだけの証明で十分である。飛躍や勘違い、妄想はいいかげんにしてもらいたい。

 クンちゃんの言っていることはもっともだ。何よりも、ブログという公開の場で複数の嘘をついていたのだから、これだけでzih*s*uppan*氏の信用は地に落ちた。狼少年の言うことを人々が信用しなくなるのと同じで、嘘をつくというのは人が生きていく上で大事な信頼関係を自ら壊していることに他ならない。

 しかし、私はここであえてzih*s*uppan*氏のご要望にお応えしたい。すなわち、嘘を言い続けてきた理由についての推論を展開してみたい。

 まず、はじめに「なりすまし」問題である。クンちゃんの上記記事によって、zih*s*uppan*氏は日本文学館に原稿を持ち込んだ時点からすでになりすましをしていたことが明らかになった。そして書籍が売れて話題になった時には真の著者であるkum*suk*2*14氏の替え玉としてzih*s*uppan*氏が登場するとか、著作内容に問題があり法的手続きが行われるような場合にもzih*s*uppan*氏が著者の替え玉として法廷に立つという驚くべき約束が交わされていたことも明らかになってしまった。

 私はこれを読んで佐村河内守氏の事件を思い出した。聴覚障害である佐村河内氏に代わって新垣隆氏が作曲をしてきたことが世間に知れ渡ってしまった、あの「なりすまし」事件である。他人が作曲したものを自分が作曲したと嘘を言い続けて世間の人々を騙し続けてきたのだから、批判の嵐にさらされるのはごく当たり前のことだし、これで佐村河内氏の信用は地に落ちた。しかも佐村河内氏は本当は耳が聞こえており、虚言癖があったという。これは犯罪にはならないとしても不正であることに間違いはない。

 さて、zih*s*uppan*氏とkum*suk*2*14氏もこれとほぼ同じようなことを約束していたのだ。こんな不正が世間に知れ渡ったら佐村河内事件同様、信用は地に落ちる。だからこそ、zih*s*uppan*氏は原稿応募時から契約締結はもちろん、ブログでの説明まで一貫して「なりすまし」を続ける必要があったのだろう。

 もう一点、zih*s*uppan*氏はブログで買取り部数や買い取り価格についても虚偽の記述をしていた。これについて私は以下のように推測している。

 zih*s*uppan*氏は、2014年5月24日に私のブログに出版社名を明らかにした上で増刷契約と同じ数値を出してコメントをした。そして、それから1カ月後の6月25日に私に以下のメールを送信してきた。

はじめまして。
私は、現在、日本文学館と契約の解釈を巡って争っています。
日本文学館の解釈はおかしいということだけでなく、その営業姿勢も極めて問題があると、私は思います。
ですので私は、日本文学館と本格的に裁判で争うことになってもいいと考えています。
とりあえず私は、日本文学館との契約を巡るトラブルの経緯から今後の経過を記録するためにブログを立ち上げました。(2014.6.20)。
詳しいことは改めて報告させてもらいます。


 もちろん、この時点で私はブログにコメントした匿名希望氏であると察知した。そこで、「ブログにコメントを入れてくださった方ですね。できれば裁判は避けられるほうがよいと思いますが、ご健闘をお祈りいたします」と返信をしたのである。

 ところが、翌26日に以下の返信があったのである。

メールの返信を頂いた時、疑問に思ったのですが、
どうして、私が松田様のブログにコメントを入れたということがわかったのでしょうか。松田様のブログにいつ、どういうコメントをしたか、まったく記憶にありません。松田様のブログを改めて見て見ましたが、私のコメントはどこにも見つかりませんでした。どういうコメントだったのかを教えて頂けないでしょうか。

 しかし、この返信は嘘である。なぜならzih*s*uppan*氏はコメント投稿時に自分のメールアドレスを記載していたのだ。しかも、そのメルアドはzih*s*uppan*氏がしばしばブログで公開しているbey2014@・・・というアドレスである(このことについて私は後日気がついた)。

 なぜこんな嘘をついたのかを推理しよう。zih*s*uppan*氏はブログを開設した時には出版社名を明らかにしていない。これは恐らく出版社名の公開を出版社に対する圧力として利用したいと考えていたからである。そして、裁判をする段になれば出版社名を公開し日本文学館の営業姿勢や過去の不祥事を明らかにして糾弾しようと意図したのだろう。ところが実際には私のブログのコメントで出版社名とトラブルの概要を明らかにしてしまった。そこで、コメントした者と自分は別人であることにしたかったのではなかろうか。そのために750部だとか75%という数値まで変えようと考えたのではないか・・・。

 数値の操作については、近似値を用いたなどと釈明しているが、本の定価は1000円であり買取り価格の割合がいくらであっても計算は容易である。また、仮に分かりやすいように端数を省いて近似値を用いるとしても、それについて断り書きをするのが常識である。したがって、近似値などというのは自己正当化のための言い訳でしかない。

 こう考えるとzih*s*uppan*氏が一貫してなりすましをし、虚偽の数値を書くことには合理的な理由があると言えるのだ。

 これまで私は前述した虚偽メールのことまで明らかにしていなかった。しかし、「合理的で説得力のある説明」を求められた以上、このことも明らかにしておくべきだろう。まさにzih*s*uppan*氏は虚言癖があり佐村河内氏とよく似ている。だれが、このような者を信用するというのだろうか。


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Posted by 松田まゆみ at 11:50│Comments(2)共同出版・自費出版
この記事へのコメント
この記事、「日本文学館から自費出版した二人組のトラブル顚末記①②③」など、鬼蜘蛛ねえさんも一時期、関連記事をアップされていたzih*s*uppan*氏ですが、先日、日本文学館を相手取って起こしていた民事訴訟の判決が出ましたよ。(私はその後、いろいろあってこのお方を「慈悲」「大河馬者」などと呼んでいましたが、ごく最近はビッグヒポポタマスさん、BHさん、にしています。)

原告BHサイドの完全敗訴でした。

BHさんのブログの訪問者のひとりは、「裁判所が、原告の主張を一分足りとも認めなかったのには、正直驚きました。」とのコメントを書き込んでいます。まさにそのとおりですが、驚くには及びませんね。http://blogs.yahoo.co.jp/zihisyuppann/68404924.html

なんせ、昔から泥棒でも「三分の理」があることになっているらしいですから、この裁判の性格が知れようというものです。
だいぶ前に私は彼と絶縁していますが、行きがかり上、新記事を書きました。お知らせまで。
Posted by クンちゃん at 2015年11月01日 05:59
クンちゃんさん、こんにちは。

記事のお知らせありがとうございました。さっそく拝読させていただきました。BH氏がアップした判決の理由も読みましたが、まさに完敗ですね。想像通りです。

この判決文を読んで感じたのは、日本文学館は控訴されても棄却されることを念頭において反訴したのだろうということです。つまり、BH氏に控訴理由を与えない主張を展開したと理解できます。したがって、控訴しても勝てる見込みはほとんどないと思います。

BH氏の主張に関しては何人もの方が彼のブログのコメントで否定的な見解を述べていましたし、彼が投稿した質問サイトでも彼の主張を認める回答はほぼ皆無だったと記憶しています。それにも関わらず他者のアドバイスは一切無視して提訴し完敗。そして勝ち目がなさそうであることを認識しながらも控訴するようです。

今日の記事を読むと、顧客に嘘の説明をしたことを控訴理由にするようですが、これも非常に不可解です。たしかBH氏は増刷契約の解釈をめぐって日本文学館と話し合いをした際の録音記録を裁判所から提出するように求められていたのに、それを出さなかったと記憶しています。自分の証拠として録音したのだと思われますが、一審で求められた証拠を出さずに控訴で嘘の説明を争点にするということ自体が理解できません。

また、本当の著者によるとBH氏は契約前から日本文学館の不祥事を知っていながらそれを承知で契約したようです。こうした経緯からも、何のために裁判に持ち込んだのかが知れるというものです。

しかも呆れるのは、ブログで「みなさんの意見をお寄せ下さい」という呼びかけを何回もしていたことです。他者の意見など聞く気がないにも関わらずこのような呼び掛けをするのは、批判でもなんでも記事として取り上げてアクセス数稼ぎをすることが目的だとしか思えません。案の定、今回のクンちゃんの記事ですら、ブログの話題として利用しています。

ところで、BH氏の裁判の記事のひとつ前の記事も目にとまりました。NさんがXYブログを書いているだろうとのご指摘、私も同感です。というか、第三者であれば誰があのようなブログを書くのか全く思い当たりません。私としては和解している件なので、XYブログが閉鎖されたら私の記事も消そうと思っていたのですが・・・未だに閉鎖していないようで、消すに消せません。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2015年11月01日 11:03
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