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2023年06月26日

世界経済フォーラムに警鐘を鳴らす「超国家権力の正体」

 苫米地英人著「超国家権力の正体 グレートリセットとは何か?」(ビジネス社)を読み終えた。発売前からベストセラー1位になっていた本であり、そのタイトルから多くの人が関心を寄せていたことが分かる。

 本書の帯には「ワクチン死、昆虫食、SDGsの大ウソ!」と大きく書かれているので、ワクチンや昆虫食などの背後にある超国家権力について解説した本だと思う人もいるかもしれないが、大半は超国家権力の歴史を読み解く内容になっている。1600年代初めのオランダ東インド会社によるインド洋での略奪と殺戮の歴史、戦国時代に日本にやってきた宣教師の狙い、奴隷資本主義、銀をめぐる争いなどの歴史を辿り、最後に現代の超国家権力である世界経済フォーラムの提唱するグレートリセットに言及している。グローバリストの歴史を辿ることで、世界経済フォーラムという超国家権力が何を目論み何を行おうとしているのか示唆し警鐘を鳴らす。本書を読み進めていけば、権力者というものがいかに支配的で残忍であったか、資本主義がいかに強欲なのか、宗教とは何なのかを思い知らされる。

 ワクチンや昆虫食、SDGsなどについては多くは語っていない。しかし、多くの人が陰謀論だと言っている人口削減も、こうしたグローバリストの歴史から見るなら何ら不思議ではない。世界経済フォーラムは、単なる企業の集合体に過ぎない。しかし、そのような組織がワクチン、昆虫食、SDGsを推奨し、ダボス会議に各国のリーダーを集めて自分達の「アジェンダ(実現目標)を押し付けている。そして各国政府はそれを自国の政策に反映させるという異様な事態になっている。この現実こそ、グローバル企業や世界の超富裕層(=超国家権力)が強大な力を持ち、世界中の国々を支配しようとしていることを示している。

 しかし、世界経済フォーラムの本当の目的に気づいている人はごく一部にすぎない。大半の国民はマスコミ等の洗脳によってそれに気づくこともなく、これらのアジェンダを疑問も持たず受け入れている。なぜ、世界経済フォーラムなどという組織がそれほどにまで強い力を持つようになったのか? なぜ、倫理のかけらもない非道な行為ができるのか? それは歴史を振り返ることで見えてくる。

 苫米地氏は、いわゆるディープステートなどといわれる勢力が世界を牛耳り、私利私欲のために世界の富をむさぼっている、という言説を否定し、お金のためというよりも神に忠誠を誓った人達が、善意でやっているという立場をとる。

 彼らが善意でこのようなことをやっているという見方については私も同意見だ。本書には地球温暖化のことは触れられていないが、私は人口削減の目的は、化石燃料を延命させつつ温暖化の進行を食い止めることや人口増による将来の食糧難回避があるのではないかと推測している(これについては「グレート・リセットと地球温暖化否定論」という記事で言及している)。ただ、世界経済フォーラムがアジェンダ達成のために温暖化を利用しているというのはその通りだと思う。人口を大幅に減らし人々に質素な生活を押し付けることができれば、これらの問題は大きく改善するだろう。そんなアジェンダを進めるためには、人々をコントロールして従わせなければならない。だからこそ、徹底した支配や管理のシステムを考えているのではなかろうか? 地球と人類のために自分達が世界の支配者となることこそ必要なのだと確信し、この馬鹿げたアジェンダを実行に移したのではないかと思えてならない。

 一般の人達にとっては人々を騙して医薬品で人口を減らそうなどというのは狂気であり許しがたい犯罪だ。だから、善良な人ほどそんなことはあり得ず陰謀論にすぎないと考えてしまう。しかし、西洋のグローバリストの歴史は、略奪と殺戮と支配の歴史でもある。そして略奪も殺戮も支配も、神が認めさえすれば罪ではなく「善」になってしまう。非人道的な残虐行為をも正当化してしまう神や宗教とは、いったい何なのだろう?

 ここで思い出したのは、中村篤史医師の以下のブログ記事だ。

J.ロスチャイルドからのメッセージ

 この記事には、ジェイコブ・ロスチャイルドの名で書き込まれたコメントが紹介されている。ロスチャイルド家といえば、大富豪であり各国の政治家や王室とも強い関わりを持つ家系だ。少し長いが、是非読んでいただきたい。以下に一部を引用する。

「このコロナ騒動は世界の財政、資源、生産、消費、汚染、過剰人口を管理/規制するためのものである。」

「巨大な権力と富を手に入れると、多くのものを支配下に置くことになる。この支配によって、自らの利益を保ち、また、拡大するわけだ。しかしこの支配を維持するには、とてつもなく重い責任が伴う。先ほど言ったように、環境汚染、紛争、搾取、人口過剰など、果てしなく続く解決困難な問題に対し、様々な決断をしなくてはならない。ジャック・アタリは、新世界秩序プロジェクトの忠実な弟子だ。このプロジェクトは、世界政府によって多くの物事を地球規模で支配することを目標にしている。その手段には、平等のための物質的平準化と世界人口の激減がどうしても必要となる。」

「あなたは、これらの問題を解決するために私たちが使っている方法に対して、懸念を表明している。あなたはそれを「全体主義」とか「共産主義」だと言っているが、我々にとっては、それらは「真実」「自由」「正義」といった類の抽象的な言葉に過ぎない。」

「バチカンのフランシス(ローマ法王)でさえ、パンデミックが必要であったことを知っている。」

「私たちの計画については、すでに国連や世界経済フォーラムで表明されているわけだが、・・・」

「とにかくこのワクチンは、人間の行動をコントロールするためにこれまでに考案された方法のなかで、最も画一的で協調的な心理的武器なのだ。」


 このメッセージがジェイコブ・ロスチャイルド本人によるものかどうかは分からない。しかし、世界経済フォーラムはおおよそこのような考え方で動いているのではなかろうか。つまり、彼らは善意や正義でこのアジェンダを実行しているのであり、神もそれを認めていると言っているのだ。まさに、苫米地氏が指摘している通りだ。

 そして何よりも恐ろしいのは、世界経済フォーラムの企みに気づいた人達が懸命にこのアジェンダに警鐘を鳴らしているというのに、大半の日本人が「陰謀論」などと片付けて見向きもしないことだ。ワクチンを推奨してきた野党も、これだけ薬害が明らかになってもワクチンの危険性についてほとんど追及しない。

 私は、とてつもない貧富の差を生みだし、資源を浪費し、環境を破壊した資本主義は終焉を迎えるしかないし、いかに定常経済にソフトランディングさせるかが21世紀の人類の課題だと思っていた。しかし、待ち受けていたのはそんな生易しいものではなかった。ほんの一握りのグローバリストによる人類の支配や管理であり人口削減だ。私が生きているうちに、まさかこんな大それたことが起きるとは思ってもいなかった。強欲な資本主義によって巨額の富を手にした権力者たちが、人類を滅ぼそうとしているようにしか見えない。彼らにとっては、自分達こそ神によって選ばれた存在だと認識しているのだろうし、自分達と自分達の生活を支える一部の人(奴隷)だけが生き残れればいいと思っているのではなかろうか? 人が自然の一員であり、自然の摂理から逸脱してはならないという考え方が全くないのは、キリスト教の影響なのだろうか?

 では、こんな狂った現実を目の当たりにして私たちができることは何なのか? 苫米地氏は「自然権」と「革命権」の行使だという。具体的には、世界経済フォーラムのアジェンダに反対している議員を応援し投票するということ。これは誰にでもできる。

 ただし、それ以前に、世界経済フォーラムの企てを広める必要がある。そのためにも、この苫米地氏の本が多くの人に読まれることが望まれる。本書は史実に基づいた考察であり、荒唐無稽な陰謀論などでは決してない。

 一市民にあとは何ができるだろうか? この危うい状況を変えていくためには、強大な勢力に目を向けざるを得ない。「コロナ騒動と洗脳」という記事にも書いたように、グレートリセットを進める人達は洗脳を利用しているのだから、恐怖や快楽に捉われず洗脳されないようにすることも大事だろう。

 巨額の富と権力を持った人達は、自分達は何でもできると思い上がっている。資本主義の失敗と限界を認め定常経済へ方向転換するという思考をせず、資本主義によって生じた様々な問題を、人口削減と人々の管理・支配で解決するという信じがたい愚行に出た。彼らはお金にものを言わせてマスコミも政治家も大企業も操っているし、人々を洗脳することで自分達の意のままにしようとしている。これに対抗できるのは、やはり私たち一人ひとりの認識と強い意思と行動でしかない。


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