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鬼蜘蛛の網の片隅から › 政治・社会 › ワクチンは逆効果?

2025年04月13日

ワクチンは逆効果?

 最近、夏目漱石の小説を読み返している。漱石の作品は若い頃に「坊ちゃん」「こころ」「硝子戸の中」などを読んだが、それらも含めて読み返している。そんなわけで「道草」を読んでいたところ、意外な記述があった。「道草」は漱石の自伝的小説と言われているが、39章にこんなことが書かれている。

 彼は其所そこで疱瘡をした。大きくなって聞くと、種痘が元で、本疱瘡を誘い出したのだとかいう話であった。彼は暗い櫺子のうちで転ころげ廻った。惣身の肉を所嫌わず掻かきむしって泣き叫んだ。


 主人公、つまり漱石が3歳頃のことだ。彼が疱瘡、つまり天然痘にかかったことはWikipediaにも書かれている。西暦でいうと1870年前後だろう。その頃には、医師はワクチンである種痘を接種しても天然痘に罹患することが分かっていたし、それどころか種痘が天然痘を誘発させることもあると考えていたのだろう。

 種痘を接種しても天然痘に罹ったというのは、「ワクチン神話捏造の歴史」にも書かれている。日本の状況については以下の記述がある。

 東洋諸国も例外ではない。日本では1872年に天然痘ワクチンの強制接種が始まり、1885年には5年から7年おきにワクチンを強制的に再接種する法案が成立した。1885年から1892年にかけて2500万例のワクチン接種と再接種が記録されているが、天然痘は日本で猛威を振るい続けた。

(中略)公的な記録によると、1892年から1897年にかけて14万2032例の感染と3万9836例の死亡が確認された。1896年にはどんな地域でも天然痘ワクチン接種を5年ごとに強制する法律が制定されたが、そのまさに翌年の1897年には4万1946例の感染と1万2276例の死亡が記録された。天然痘の死亡率は32%に上り、ワクチン接種の始まる前の2倍近くとなった。


 漱石の記述からも、「ワクチン神話捏造の歴史」からも、種痘が天然痘を防いだどころか、逆効果だったことが示唆される。天然痘が流行っていた頃、医師はそのことを体験から知っていたはずだ。しかし、その事実は人々には広まらなかった。

 このような公的記録がありながら、国民には事実とは正反対のことが教えられた。私も天然痘はワクチンによって撲滅されたと学校で習った記憶があるし、種痘を接種していれば一生天然痘には罹らないとコロナ騒動前まで信じていた。今もそう信じている人は医師を含め多いだろう。150年以上も前に分かっていた事実がずっと隠されて、効果どころか逆効果の可能性もあるワクチンを打たされてきたのだ。

 中村篤史医師がこんな記事を書いている。

子宮頸癌ワクチンの危険性

 中村医師は、子宮頸癌ワクチンを打つと子宮頸癌の発生率が上がると、データを元に指摘している。中村医師は、「その病気を防ぐためのワクチンのせいで、むしろその病気にかかりやすくなる。コロナワクチンもそうだったし、インフルワクチンもそう。子宮頸癌ワクチンも同じだということです。」と書いている。

 それにも関わらず、今もこれらのワクチンが感染予防効果があると信じている人は医師を含め多数いる。この情報化時代にあっても、国や医師が「ワクチンは効果がある」と喧伝すれば、簡単に事実が隠されてしまうのだ。

 さらに、近年は「癌ワクチン」なるものまで研究されている。癌ワクチンについては荒川央博士が詳しい記事を書いているのでお読みいただきたいが、要は、癌mRNAワクチンは危険であり、薬害はコロナワクチンと比べ物にならないほどになるだろうという。

【前編】次世代LNP/mRNA製剤と癌: 癌の生物学

【後編】次世代LNP/mRNA製剤と癌: LNP/mRNA製剤による癌の予防や治療は可能か?

 昨今では、帯状疱疹や百日咳が流行っており、それらのワクチンの接種が推奨されている。帯状疱疹や百日咳の流行は、おそらくmRNAコロナワクチンによって免疫が低下したためだろう。しかし、そんなことは全く報じられない。そんな免疫が破壊された状態でワクチンなど打って大丈夫なのだろうか?

 国は、ワクチンが本当に感染予防や重症化予防の効果があるのかという検証もせずにワクチンを推奨する。今後は、インフルワクチンもmRNAレプリコンが登場するだろう。そして、何も知らない人は喜んで接種するのかもしれない。

 これまで、国がワクチンが逆効果であるという事実を隠し続けて推奨してきたことを思うと、私は現状を恐ろしいとしか感じない。



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Posted by 松田まゆみ at 16:49│Comments(0)政治・社会
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