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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 樹木 › 木の上に生えた木

2009年10月18日

木の上に生えた木

 先日とある林道に入ったところ、目を疑うような光景に出会いました。なんと見上げるようなカツラの木の横枝から、エゾマツが生えているのです。エゾマツの生えているところは、地上から10メートルほどはあるでしょうか。こんな不思議な光景ははじめてです。カツラの木は幹が根元で何本かに分かれているので、萌芽(ひこ生え)が育ったものでしょう。向かって右側は幹にはまだ葉が残っていましたから生きているのですが、エゾマツが乗っている方はすでに枯れているようでした。





 倒木の上に落ちた樹木の種子が発芽して育っていくことを倒木上更新(倒木更新)といいますが、このエゾマツは倒木ではなく立っている枯木の枝上で発芽して育ったのです。それにしても、よくこんな高いところで生きつづけているものです。ここまで育つまでに、何度も大風を経験しているに違いありません。決して地面に根を下ろすことができない場所に芽生え、風雨に負けずに枝にしっかりとしがみついて生きているエゾマツの生命力に、自然の不可思議さを感じずにはいられません。





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Posted by 松田まゆみ at 13:52│Comments(3)樹木
この記事へのコメント
 素晴らしい風景を見せて戴きました。
松田さんのようにカツラ、エゾマツ・・と木の種類をしっかり把握していないと見逃してしまうかも知れません。

 ただ、今後このエゾ松がどうなるか気がかりです。倒れずにしっかりソフトランディング出来るのでしょうか?

 その後のレポートも期待したくなります。
Posted by 雑草Z at 2009年10月19日 01:00
わァー!!これは珍しい!!!
ま、普通は倒木の上から萌芽は生えてくるものですがねえ。
勇敢にも立っている枯木の枝上で発芽して育ったのですね。

テレビニュースにでもなりそうです。
Posted by jijii at 2009年10月19日 10:56
雑草Z様

おそらく枯れたカツラの木が倒れるか、エゾマツの生えている横枝が落下したときが、このエゾマツの命が尽きるときなのではないかと思います。この林道ははじめて行ったところで、わが家からはそれほど近いところではありません。このあとどうなるのか興味がありますが、もし数年後に行く機会があれば気をつけてみたいと思います。


jijii様

私も50年以上生きていますが、こんな光景は初めて目にしました。エゾマツは、普通は朽ちかけた倒木の上で発芽して育つのですが、このカツラの枝は倒木の上と条件が似ていたのでしょうか・・・。それにしても、ここまで木の上で育ったというのは驚くべきことです。
Posted by 松田まゆみ at 2009年10月19日 15:48
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