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鬼蜘蛛の網の片隅から › 原子力発電 › 福島原発4号機はどうなっているのか?

2011年06月14日

福島原発4号機はどうなっているのか?


 このところ、原子炉の状況がちっとも伝わってこない。4号機はしばしばモクモクと水蒸気を上げている。どうやら昨夜も大量の水蒸気に覆われたようだ。以下の動画は14日午前0時から1時までの様子を3分間に短縮したものだ。



 今朝、私が「ふくいちライブカメラ」を見たときも、4号機は水蒸気でほとんど見えなかった。ところが、4号機で何が起こっているのか東電は知らせようとしない。相変わらずの隠蔽だ。

 ところで、どうやら日本国民より米国の技術者の方が福島第一原発の状況を把握しているようだ。米国のフェアウィンズ・アソシエーツ社のエンジニアであるアー二―・ガンダーセン氏は、今回の福島の事故についていろいろなところで語っている。

 以下は、アーニー・ガンダーセン氏のインタビュー(日本語訳)を紹介しているブログだ。4号機のことについても語られている。

フェアウィンズアソシエーツのアー二―・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート1
 
フェアウィンズアソシエーツのアー二―・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート2
 
フェアウィンズアソシエーツのアー二―・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート3
 
フェアウィンズアソシエーツのアー二―・ガンダーセンインタビュー:「福島原発事故はわれわれが考えるよりはるかに危険」パート4
 
 東電が4号機について沈黙すればするほど不気味だ。とにかく建屋の倒壊だけは何としてでも防いでほしい。

 ところで、日ごろ医者にはほとんどかからない私だが、先週は耳鼻科に行った。2、3カ月くらい前からときどき耳の奥に違和感があり、頭痛や喉のヒリヒリ感もあったのだが、先週は耳の違和感が鈍痛に変わって耳元が火照り、微熱も出てきた。食器の触れあう音なども頭に響く。もしかしたら中耳炎ではないかと耳鼻科に駆け込んだ。

 医者は「耳は何でもありません」と言う。そして喉と鼻がやや炎症を起こしているので、それからくる痛みでしょうとのことだった。薬を飲んだら耳の鈍痛は改善したが、喉のヒリヒリが治まらない。こんなことは初めてだ。

 3月下旬から4月はじめにかけて1週間ほど東京に行ったものの、私が住んでいるのは北海道だから、まさか放射線被ばくによる症状ではないだろう。しかし、何とも気になって仕方ない。


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Posted by 松田まゆみ at 14:33│Comments(6)原子力発電
この記事へのコメント
はじめまして、東電のウェブサイトの中に、福島第一原発の各号機のパラメータが日報として報告されています。
4号機の使用済み燃料プールの温度は下記にあります。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/images/11061412_table_summary-j.pdf

85~86℃となっているようですから、当然、蒸気があがるものと思います。気温が下がれば、もっと盛大にあがるでしょう。
Posted by さつき at 2011年06月14日 22:18
さつき様

第一原発のパラメーターについてお知らせいただき、ありがとうございました。

90度近い水温であれば、気温が下がった夜間などに水蒸気が上がるのは当然だと思います。ただ、私はちょくちょく「ふくいちライブカメラ」やTBSのライブカメラを見ていますが、もっと寒かった時期にもこれほど大量の水蒸気が出ることはほとんどありませんでしたし、最近は4号機の水蒸気の出方が尋常ではないと思えることがときどきあります。1号機から4号機まで煙のようなものに覆われてしまったこともありました。やはり、東電は何か隠している、という気がしてなりません。

さつきさんのブログ、一部の記事だけですが、大変興味深く読ませていただきました。人工地震の陰謀論については、おしゃる通りだと思います。アホらしいと言うしかありませんが、それを信じてしまう人がいるというのも恐ろしい。
Posted by 松田まゆみ at 2011年06月15日 07:52
さつき様

追伸です。あなたのブログにコメントしようとしたのですが、エラーになって送信できないのでここに書き込みます。

「原子力発電の『むずかしさ』を、この社会は許容できない」という記事を大変興味深く読ませていただきました。ただし、この記事で引用されている武田邦彦氏は原発容認派です。私は矛盾した発言をする武田氏こそ容認できません。以下の記事をお読みいただけると幸いです。

http://onigumo.kitaguni.tv/e1805643.html
http://onigumo.kitaguni.tv/e1807360.html

また、養老孟司氏は池田清彦氏と共著で「正義で地球は救えない」という本を書いていますが、二酸化炭素温暖化説に懐疑的であり、とても賛同できる内容ではありませんでした。なお、佐高信氏は、養老孟司氏も原発文化人だとしています。

以上、ご参考まで。
Posted by 松田まゆみ at 2011年06月15日 08:20
松田さん、お返事ありがとうございます。
私のブログにコメントできないとは不思議ですね。
パスワードの欄に半角7文字以上のアルファベットと数字混在の文字列を入力する必要があるようですが、これは、自分のコメントを削除する際に必要です。もう一度試してみて下さい。
Posted by さつき at 2011年06月16日 01:40
武田邦彦氏と養老孟司氏のことは良く存じ上げています。また、ご紹介の松田さんの記事も既に読んでいました。私も、武田邦彦氏の二酸化炭素温暖化説に懐疑的な点は容認できませんし、養老孟司氏は、基本的には「原子力文化」の側の人間であろうと思います。

ただ、武田邦彦氏の現在の原発についての発言は、きちんと反省の弁を公表して書いていることで、基本的には正しいと考えています。しかも、彼しか書かなかったことで、いくつか重要な論点もあります。その一つが、私が引用したことですが、他にもあります。彼は彼なりに、結果的に脱原発にとってプラスの役割を演じていると思います。

私は、人を丸ごと理解するのは大変むずかしいので、その人が語った言葉や行動が意味するところを現在化して考えるようにしています。人は変わり得るもので、そこが信じられなければ、きっと世の中は変わりません。
ニコルさんのこともそうですが、佐高さんの評価は少し厳しすぎます。
Posted by さつき at 2011年06月16日 01:42
さつき様

パスワードについてのご教示ありがとうございました。アルファベットだけにしたのがいけなかったのかも知れません。また試してみますね。

過去記事もお読みいただいているとのこと、ありがとうございます。

意見・主張というのは人それぞれですので、自分と違う意見を排除するつもりはありません。また、自分と基本的に価値観や主張が近い方が、あることでは意見が一致しないということも多々あります。ですので、価値観や意見が違うという理由で人を批判するつもりはありません。

ただし、平然と嘘を言う人、主張に一貫性がなく矛盾したことを言う人、自分の利益のために平気で他人を騙すような人や企業については遠慮なく批判します。武田邦彦氏に関しては、このような類の方だと私は認識しており、基本的に信用していません。彼の反省の弁も、その後の矛盾した発言によって信用できないものになりました。もちろん、正しいことも言っていますが、それで騙されてしまう人も多く、非常に困った方だと思っています。

養老孟司氏はそれほど強く批判する気はありませんが、しかし、温暖化懐疑論に関してはかなり軽率だし、著名人として責任はあると思っています。

佐高氏の原発文化人の評価が厳しすぎる、というのはたしかにそうだと思います。
Posted by 松田まゆみ at 2011年06月16日 14:47
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