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2007年06月20日

文芸社に騙された!

(はじめて読まれる方は、カテゴリの「共同出版・自費出版」のはじめから読まれると、流れがわかります)

 私は自分の経験したおかしな出版商法を広く知ってもらうために、北海道新聞の取材に応じることにしました。そしてその記事は2002年3月4日の生活面で大きく報道されました。

 その後のことです。月刊誌「創」の2002年8月号に岩本太郎氏の「危うし!自費出版ブームと『文芸社商法』の舞台裏」という記事が掲載されたのです。これを読んで、びっくり。なぜって私が契約した出版社のことですし、そこには上記の北海道新聞の記事が引用されていたのですから。そして、その記事について文芸社の社員がこんなことをいっているのです。

 「こちらの対応が後手後手になってしまったことが先方の不安を募らせてしまったということで反省しています。5000部云々に関しては、担当者が『重版になるような展開になればそれくらいも不可能ではない』という話をしていたのだろうと思うのですが・・・・・・」

 これを読んで思わず、「えっ、なんと勝手な解釈を!」と思ってしまいました。対応が後手後手だから不安になったのではありません。ずさんな編集について説明がなかったではありませんか。質問に対して納得のいく回答をしなかったでしょ!

 さらにその記事には驚くべきことが書かれていました。

 まず、文芸社の年間の発行点数が私の契約した2001年は1617点だというのです。この大半が協力出版だとすると月平均では約140点。私にきた手紙では、あたかも一部の優れた作品だけに協力出版を提案しているかのように書かれていましたが、そうではなさそうです。

 そして、提携書店についてはこんなふうに書いてあります。「文芸社との提携書店には40冊ほどが入る同社専用のコーナーが設けられている。不況の折、書店としてもあまり売れない自費出版物のために棚を確保したくないのが本音ではないかと思うのだが、実はこの棚、文芸社側が毎月5000円~1万円程度の“テナント料”を書店に支払うことで確保しているのだ。しかも約1ヵ月を経て売れ残った分については文芸社が買い取る形をとっているため、書店にも取次にも返本によるリスクは生まれず、流通対策上からも好都合ではある」

 提携書店から棚を有料で借り、売れ残った本を買い取っている?! これなら売れそうにない素人の本だって、書店に置けるはずです。でも、もちろん著者にはそんな説明はありません。「販売の費用は出版社が出資」するのですから、この棚借りや買取の料金は本来なら文芸社が負担するはずですが、もしかしたらこれも実質的には著者が負担?! 毎日新聞の連合広告も一作品あたりのコストは微々たるものだろうとのこと。

 さらに不思議に思ったのは提携書店の数です。私には提携書店の数は500店との説明がありました。500店舗で各店50冊の棚を確保しているとしたら、500×50で25000冊の本しか置けません。1ヵ月140点の本を300店に置くなら、140×300で42000冊分の棚が必要になります。これでは一点あたり178店舗にしか置けないのです! 本当に300書店に置いていたのでしょうか? そして提携書店は本当に500店あったのでしょうか?

 そこで、私はこの「創」という雑誌に、自分の契約から解約までの経緯について投稿したのです。それが掲載されたのが2002年の11月号。その後、2003年の7月号には文芸社元スタッフによる「私が関わった『文芸社』商法の内幕」という記事が掲載されました。送られてきた原稿を読んで所見を書くアルバイトをしていた方の内部告発です。

 それによると、たとえ低レベルの作品であっても言葉巧みに褒めて、これは是非とも世に問う価値があると持ち上げるというのです。私に来た手紙もまさにそのように褒めちぎっていました。著者に送られる手紙には案内文の統一したフォーマットがあるそうです。

 そして、「実際に原稿を読み、評価を下しているのは、社内の出版業界を熟知した審査委員会などではなく、主婦を中心とする社外のアルバイト要員、『所見スタッフ』にほかならないのです」というのです。さらに「初めから組織的に消費者に事実と異なることを告げ、誤認を誘って契約を獲得することをビジネスの手法としているといえるでしょう」と書かれているではありませんか!! (筆者注:この方は著者を消費者としていますが、契約上は消費者ではありません)

 審査委員会に諮られランク付けされたとか、企画候補になったとか、委員には書店長もいるなどという説明が嘘だった、そして組織的に嘘をついているというのです。1ヵ月に140点もの本を出していたなら、契約しなかったものも含めれば相当数の応募があるはずです。これでは委員会に諮ってランクづけなどということはやっていられないでしょうね。こんなことを知っていたら、絶対に契約などしなかったでしょう。こういうのを「騙す」というのではないでしょうか。

 騙して契約させ、しかも出版社の本をつくるにも関わらず、原価ではない制作費を請求する! 騙して錯誤に陥れることを民法では詐欺といいます。そして詐欺による意思表示は無効を主張できるのです。他人を騙して錯誤させ、損害を与えたら刑法の詐欺罪にあたるのでは? この出版商法の場合は問題がないのでしょうか?

 さて、ここからは一般論です。私は共同出版という出版形態自体を否定するつもりはありません。出版社もリスク負担をして販売努力をし、著者を錯誤させるようなことをしなければいいのです。

 しかし、出版社の商品をつくるのに「販売する自費出版」との売り込みと巧みな営業トークで著者を錯誤させ、多額の費用を請求してなんらリスク負担していない出版社が多数あるのです。そして驚くべきことに、こんな出版商法が新聞や雑誌に広告を出して盛んに行われ、万単位もの人が本を出版しているのに、大きな問題とされない、いえいえ正確に言えばマスメディアは問題にしようとしないのです。 (つづく)


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この記事へのコメント
現在、文芸社と出版契約を締結して、支払いを2回しています。
総額2.100.000円です。

追加は支払わない様にしますし、こ気を付けます。ありがとうございます。
Posted by 菊地晴海 at 2008年12月25日 11:59
菊池晴海様

コメントありがとうございます。

費用に関しては、納得のいくまで説明をしてもらうのがよいかと思います。交渉の経緯などについても、ブログで報告されたらよいのではないでしょうか。

この問題については、以下の最近の記事などもお読みいただけたらと思います。

企業の利益・企業の倫理
http://onigumo.kitaguni.tv/e762559.html
Posted by 松田まゆみ at 2008年12月25日 15:39
 「これは文芸社が、文芸社の商法を批判した冊子を作成した出版業者の渡辺勝利氏を名誉毀損で提訴した裁判の中で、文芸社の社員が証言して明らかになったことです。加算している利益の額はわかりませんが、渡辺氏は裁判の中で、私の本の見積金228万円のうち少なくとも120から150万円程度が文芸社の粗利になっていると推測しています。」

(文芸社「協力出版」で著者に請求する制作費は正当か?の松田さんの記事)

菊池晴海様

あなはすでに100万円以上、文芸社にただで金を寄付していると思いますよ。

文芸社はライバル会社の新風舎を潰し、また図に乗り出しましたね。
Posted by α at 2008年12月25日 23:27
☆YAHOOのブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/harumikikuchihorse/MYBLOG/yblog.html
☆FC2のブログ  
http://hkhanppenk810.blog7.fc2.com/

支払条件は 3回支払で 既に2回分支払いました。690.000円と   680.000円の計 1.370.000円
残りの3回目の支払いは09.5.7に 680.000円。総計2.050.000円

契約書をよく見てみます。
当方は他の出版社から見積を取りました。他社は 1.000部で 7〜80万円位でした。

文芸社に決めたのは 書店流通がしっかりしていると思ったので、契約しました。

当方は 自己破産物語なのて゛免責の決定や復権が09.3月末に確定しないと 物語が完結しません。

文芸社とは12/16に 交通は文芸社持ちで 第一回の打合せをしました。
企画出版部から第一編集部の担当者と顔合わせして、全体の校正09.1.5迄にをしてもらう事になっています。
その編集指導の状況を見て、対策を考えてみたいと思います。

PS
出版に対する自分の気持ちをクールダウンしてみます。
Posted by 菊地晴海 at 2008年12月26日 10:55
菊地晴海 様

書店流通は「棚買い」です。

文芸社のHPに提携書店の一覧がありますから、近くの文芸社の箱が置いてある書店に行ってみるといいと思います。

リンクしておきました箱の実物とそれの置かれている場所を自分の目で見ていただきたい。

それを見た率直な感想を書いてほしいです。

それで目が覚めると思います。
Posted by α at 2008年12月26日 13:08
菊池晴海様

書店流通といっても、提携書店の棚に置くだけではほとんど売れないといってもいいでしょう。ジャンル別にも分けられず、同時期に発行された文芸社の新刊書が詰め込まれているような棚ですから、多くの人は目にも留めないと思います。近くに提携書店があるなら、見に行かれたらいいでしょう。棚の場所を探すのも大変だと思いますよ。

「印税タイプ」の場合、大量に売れ残り、著者が在庫を入手したくても、著者が買い取らなければならないはずです。売れた場合も、売上金は文芸社のものです。

「売上還元タイプ」の場合、大量に売れ残ったら2年目から保管費用がかかってきますし、自分で引き取っても保管や処理が大変になります。数百冊の本は、相当の量になりますから。

物語が完成していないうちから見積もりが出ているのですか? 印刷費用はページ数によって変わってきます。ページ数がわからないうちから、どうやって費用の計算をしたのでしょうか?

費用のこともそうですし、文芸社が契約時にデメリットをきちんと説明していなければそれも問題です。文芸社側に落ち度があれば、それを理由に返金・解約も可能ではないかと思います。

冷静になって、文芸社にしっかりと説明を求め、適切な対応をされるのがよいかと思います。電話ではなく、メールや書面など、記録が残る形で交渉されるといいでしょう。

その過程をブログなどで公表されるのもひとつの方法かと思います。文芸社から口止めされる可能性もありますが、もし口止めされたら、それもおかしいですよね。トラブルゼロを目指すとしているのに、トラブル隠しをすることになりますから。
Posted by 松田まゆみ at 2008年12月26日 13:35
菊池晴海様

生活保護者にとって二百万は、支給される生活費の二年分くらいだと思います。

職がないため、金を得る方法として一攫千金をねらっているのだと思います。

しかもあなたは出版の現状に詳しくないよう見受けられます。

危険極まりないと思います。

今、生活保護者は日本にめずらしくありません。ホームレスのネット難民がいるほどです。彼らに比べたら生活保護者は、それほど苦しい立場ではありません。むしろ、めぐまれた立場です。読者の同情や共感をひくとも思えません。

よほど文章力があって、面白い作品でない限り、二刷になる可能性はまずないと思います。

二百万を溝に捨てるようなものだと思います。
Posted by α at 2008年12月26日 20:28
エーと、本の出版は 2冊しています。この回は他社と見積もり比較しました。 1.000部 印刷で7〜800千円が相場と思っていました。

 では、その差 1百万円は 販売広告費と考えました。このへんが少し甘かった様です。 この販売促進内容を確認しておきます。

ご指摘の在庫買取は 契約ではリスク有りません。確認しています。

現在の契約書サンプルを一部 抜擢してみます。
------------
第11条 (発行部数等) 乙は、初版第1刷の際に 四六判・並製・帯付にて 1.000部を発行する。
第12条 (贈呈部数等) 乙は、初版第1刷の際に100部まで、増刷に際してはそのつど1部を甲に贈呈す
     る。ただし、初版第1刷出版2ヶ月前迄に必要部数を決定するものとする。
  2. 甲は、第 9条の規定にかかわらず、納本・贈呈・批評・宣伝・業務などに使用する見本分として  
    初版第1刷に際して 50部と前項の部数を加えた 合計150部について乙の著作権使用料支払いを免除する

第13条 (販売活動の委託) 本著作物の販売にあたり、甲は乙に販売活動を一任するものとし、甲が独自に書店へ営業活動をおこなう場合は、乙の指示に従うものとする。

2. 本著作物の在庫、書店からの本著作物の返品については、乙はいかなる理由においても甲に対して買取請求、処理費用負担請求等の請求は一切おこなわないものとする。ただし、甲の希望による買取はこの限りではない。

3. 本条に定める甲の販売委託(乙の販売受任)は、乙が甲に対して書籍の売上を保証するものではない。


PS
当方は広告業界でも飯を食っていました。
Posted by 菊地晴海 at 2008年12月27日 06:14
菊池晴海様

菊池さんの契約は流通出版の印税タイプですね。つまり、著者に所有権のある本の制作や販売を請負い、売上金を著者に支払う従来の自費出版ではなく、文芸社の商品として本をつくり、著者には印税を支払うということです。基本的には商業出版と同じスタイルですが、その際に著者にも出版費用の一部を負担してくださいということなのです。

文芸社のHPの「売上還元タイプ」のところを見てください。ここに「印税タイプ」と「売上還元タイプ」の違いが示されています。「印税タイプ」の場合、販売委託金と倉庫使用料は文芸社負担となっていますから、販売のための費用は文芸社負担といえるでしょう。全額著者負担ではないのですから、文芸社の利益まで含んだ費用まで請求されたなら、おかしいと思いませんか?
 
また印税タイプは、著者が自分に所有権のある本の販売を文芸社に委託するという契約ではありませんので、「販売委託金」という表現は不適切です。このような表現は著者に販売委託契約であるかのように錯誤させるといえます。

「企業の利益・企業の倫理」にも書いたように、基本的に業態・契約形態が違うのに、このような表にして比べるのも不適切だと私は思っていますが。

契約書では、あなたの負担する費用についてはどのように書かれていますか? 第5条あたりに費用の負担が書かれていると思いますが、HPの説明のように販売や保管の費用は文芸社負担と明記されていますか? 販促費は全額著者負担だと書かれていますか? 出版費用の全額が著者の負担だと書かれていますか? 契約書だけが契約ではありません。HPの説明も契約の一部といえますし、重要なことが契約書に書かれていなかったり、HPの説明と契約書の内容に不一致があればとてもおかしなことです。

販売や保管の費用が文芸社負担ならば、著者負担は書籍の「制作費」になるはずです。文芸社は、以前は「制作費」を著者負担と説明していましたが、今はこのような曖昧な表現にしてしまいました。文芸社の負担分と著者の負担分がそれぞれ何であり、それらがどのように計算されているのか確認されるといいでしょう。文芸社は説明責任があるはずです。

またHPでは、著者の負担分は「出版委託金」という曖昧な表現をつかっています。契約書でも「出版委託金」になっているのではないでしょうか? 印税タイプは、著者に所有権のある本の制作を出版社に委託するのではないのですから、これも著者を錯誤させる不適切な表現でしょう。以前は「協力負担金」という表現だったのですが、この方が適切です。

あなたが、文芸社の不十分な説明や不適切な表現によって錯誤して契約したのであれば、文芸社側に落ち度があるといえるでしょう。民法では、錯誤による意思表示は無効が主張でき、詐欺の場合は取り消しが主張できるのです。

契約書の24条あたりに、「契約の尊重」という項目があると思います。疑義が生じたとき、文芸社は誠意をもって解決に当たらなければなりません。また、文芸社はHPで「出版契約等締結にかかる倫理綱領」を公表しています。ここでも著者に契約内容をわかりやすく説明し、疑問点に明快にこたえるとしています。そして、苦情に対しては、著者に一切の不満が残らない解決を目指すとしているのです。

ですから、文芸社にきちんと説明を求め、納得がいくまで交渉をしたほうがよいかと思います。

そして、その経緯を公表されることで多くの人に問題点を知らせることができますし、文芸社も不適切な部分を改めることにつながるでしょう。もし、あなたが公表することに対して文芸社が口封じをするようなことがあれば、この会社の倫理が疑われることになります。
Posted by 松田まゆみ at 2008年12月27日 10:17
                  No 10112586        
        出版契約書


著作者 はんぺん晴海
書名  団塊起業家オヤジの自己破産物語

上記著作物を書物として出版することについて、

著作権者  はんぺん晴海のwifeの会社  を甲として

出版権者   株式会社  文芸社         を乙として

両者の間に次のとおり契約する
 平成20年11月22日


  甲(著作権者)はんぺん晴海の wifeの会社


  乙(出版権者) 株式会社 文芸社  代表取締役 瓜○綱延







第1条 (出版権の設定) 甲は、表記の著作物(以下、「本著作物」という)の出版権を乙に対して設定する
   2. 前項の出版権に設定により、乙は、本著作物の複製ならび○布の権利を専有する。
第2条 (排他的使用) 甲は、この契約の有効期間中に、本著作物の全部もしくは一部を転載し、あるい     
    は出版し、または本著作物と明らかに類似すると認められる内容の著作物もしくは本著作物と同
一名の著作物を出版せず、あるいは他人をして出版させない。
第3条 (内容物の責任) 甲が本著作物にかかわる著述により他人の権利を侵害し、または名誉毀損、反 
   社会性その他の問題を生じ、その結果乙または第三者に対して損害を与えた場合は、甲はその責任 
   を負わなければならない。
第4条 (校正の責任) 本著作物の校正に関しては甲の責任とする。ただし、甲は、乙に協力を求めるこ 
    とが出来る。
第5条 (費用の負担) 本著作物の初版第1刷発行にあたりその制作・販売・宣伝に要する出版費用のうち、  
甲は本条別表のとおりの金額(以下、「出版委託金」と称する)を負担する。
2. 甲の指示する修正増減によって、通常の費用を越えた場合は、その超過額は甲の負担とする。
    ただし、甲の負担額は甲乙協議の上決定する。
3. 前項に規定する甲の指示する修正増減によって、通常の費用を超える場合を除き、甲は本条別表の金額を超える費用を負担しないものとする。
 
       出 版 委 託 金    入 金 時 期
金 額 :     1.952.381円
消費税:     97.619円
総 額 :    2.050.000円
平成20年  11月28日  690.000円
 平成21年  2月 5日  680.000円
 平成21年  5月 7日  680.000円

第6条 (原稿の引渡し) 甲は、  ○○年 ○月 ○日迄に 本著作物の完全な原稿を乙に引き渡す。
第7条 (刊行期日) 乙は、甲による第1回目入金後7ヶ月以内に本著作物を刊行させる。手付金は一回
    目の入金対象とはならない。ただし、1回目の入金時点で完成原稿が乙に引き渡させていない場
    合、もしくは甲または乙のやむなきを得た事由によって、編集作業が中断された場合は、この限
    りではない。
第8条 (定価・造本・部数等) 乙は、本著作物の定価・造本・発行部数・増刷の時期および宣伝・販売 
の方法を決定する。
第9条 (著作権使用料) 乙は甲に対して、次のとおり本著作物の著作権使用料(印税)を支払う。
    初版第1刷については、発行部数1部ごとに 本体価格の 6 % に相当する金額。
    同第2刷については、発行部数の8% とし、同第3刷以降は 10%とする。 
第10条 (著作権使用料の支払時期) 著作権使用料の支払いは、各刷発行後 4ヶ月目の5日とする。
第11条 (発行部数等) 乙は、初版第1刷の際に 四六判・並製・帯付にて 1.000部を発行する。
第12条 (贈呈部数等) 乙は、初版第1刷の際に100部まで、増刷に際してはそのつど1部を甲に贈呈す
     る。ただし、初版第1刷出版2ヶ月前迄に必要部数を決定するものとする。
  2. 甲は、第 9条の規定にかかわらず、納本・贈呈・批評・宣伝・業務などに使用する見本分として  
    初版第1刷に際して 50部と前項の部数を加えた 合計150部について乙の著作権使用料支払
    いを免除する。
第13条 (販売活動の委託) 本著作物の販売にあたり、甲は乙に販売活動を一任するものとし、甲が独自
    に書店へ営業活動をおこなう場合は、乙の指示に従うものとする。
2. 本著作物の在庫、書店からの本著作物の返品については、乙はいかなる理由においても甲に対し
て買取請求、処理費用負担請求等の請求は一切おこなわないものとする。ただし、甲の希望によ
  る買取はこの限りではない。
3. 本条に定める甲の販売委託(乙の販売受任)は、乙が甲に対して書籍の売上を保証するものではない。
第14条 (改訂版・増補版) 本著作物の改訂版または増補版の発行については、甲乙協議のうえ決定する。
第15条 (二次的使用) この契約の有効期間中に、本著作物が、翻訳・ダイジェスト・演劇・映画・放送・
     録音・録画などに二次的に使用される場合は、甲はその使用に関する処理を乙に委託し、乙は
     具体的条件について甲と協議のうえ決定する。
第16条 (全集その他の編集物への収録) 甲は、この契約の有効期間中に、本著作権を甲の著作集・全集・
     選集などに収録して出版するときは、あらかじめ乙の承諾を得なくてはならない。
第17条 (出版権消滅後の○布) 乙は、出版権消滅の後も本著作権の市場在庫を○布することができる。
第18条 (著作権または出版権の譲渡・質入れ) 甲または乙が、著作権または出版権の全部もしくは一部 
    を第三者に譲渡または質入れしようとするときは、あらかじめ相手方の文書による同意を必要と 
    する。
第19条 (災害等の場合の処置) 地震・水害・火災その他の不可抗力により本著作物に関して損害を受け
    たときは、その処置について甲乙協議のうえ決定する。
第20条 (契約の解除) 甲または乙が、この契約に定めた事項に違反したとき、また、破産、民事再生、
    会社更生、特別清算の申立てをなし、または受けたときなど、信用に重大な疑義が存することが
    明らかになった場合、相手方はこの契約を解除することができ、損害をうけたときは損害賠償の 
    請求ができる。
2. 乙は、天災その他不可抗力により、または乙の責に帰せられない重要な事情の変更により、本著作物の複製または継続出版が著しく困難になったときは、この契約を解除することができる。
3. 甲において本著作物に関すると否とを問わず、その活動が社会的非難を受ける等の問題を生じた場合、乙は、この契約を解除することができ、またその場合は乙または第三者に対して損害をあたえたときは、甲はその責任を負わなければならない。
4. 乙の責に帰せられない事情により、甲がこの契約を解除する場合は、甲は、乙に対して入金済みの第5条に定める費用のうち社会通念上相当とされる金額の返還を求めることができる。
5. 甲の責に帰せられない事情により、乙がこの契約を解除する場合は、乙は、甲に対して第5条に定める費用のうち甲が乙に入金済みの額を払い戻すものとする。
第21条 (契約の有効期間) この契約の有効期間は、契約の日から初版第1刷発行の日まで、および初版 
    第1刷発行後満3年間とする。
第22条 (契約の更新) この契約の更新および更新内容等については、期間満了の3ヶ月前迄に甲乙いず
    れかから文書をもって契約更新を求める意思表示がなされた場合に協議する。
第23条 (契約内容の変更) この契約の内容について追加・削除その他変更する必要が生じたときは、甲
    乙協議のうえ決定する。
第24条 (契約の尊重) 甲乙双方は、この契約尊重し、この契約に定める事項につい疑義が生じたとき、
    またはこの契約に定めていない事項について意見を異にしたときは、誠意をもってその解決にあ
    たる。
第25条 (出版委託金等の保護)甲の著作権使用料および入金済みの費用は、別途定める著作権保護制度に 
    基づく信託口座を設定して、分別管理をおこなう。
2. 乙が、破産、民事再生、会社更生、特別清算の申し立てをなし、または受けたとき、甲の著作権
 使用料および入金済み費用は、その全額を保護するものとする。
第26条 (個人情報の保護) 乙は、この契約書を作成するにあたり、乙が知り得た甲に関する個人情報に
    ついて、甲乙間の業務連絡に用いる以外の目的には一切使用しないとを確約する。
第27条 (信義則による解決) 甲および乙は、この契約に規定がない事項ついて意見を異にする場合は十
    分に話し合い信義にのっとり誠実に当該問題を解決するものとする。
第28条 (専属的合意管轄) 甲および乙は、この契約に関して司法判断を仰ぐ場合、第1審に限り、東京
    簡易裁判所または東京地方裁判所を管轄裁判所とすることに合意する。

上記の契約書を証するため、本契約書正本は2通を作成し、甲乙署名捺印のうえ、各1通を保有する。
Posted by はんぺん晴海 at 2008年12月28日 03:16
                        08.12.27(土)
株式会社 文芸社
出版企画部 片○春○殿
写) 第一編集部 ○○殿
                  文責 はんぺん晴海

          ご質問について

先般、12月16日第一回編集打合せの席上で出版企画部片岡さんからお話し頂きました。有り難うございます。
つきましては、具体的に販売促進や契約内容についてもう少し下記事項について知りたいと思っています。ご回答よろしくお願い申し上げます。


※第8条 (定価・造本・部数等) 乙は、本著作物の定価・造本・発行部数・増刷の時期および宣伝・販売の方法を決定する。
A. 販売促進の内容
 ※契約に伴う無料の範囲内(追加料金がかからない)での販促内容を知りたい。

1. 創刊時の配本する提携書店について
  1)北海道に文芸社専用棚がある書店又は予定している北海道の書店をしりたい
    ・北海道内のリストが欲しい。
  2) 創刊時に配本予定の書店リストが欲しい。
      ・参考迄に現在の提携書店数(地区別内訳数と合計数)を知りたい。
2. 契約の販売・宣伝の方法について
   1)創刊時の具体的な販売及び宣伝の内容を教えて下さい。
  2)提携書店の棚配本以外の具体的な販売促進項目を知りたい
     3)販促チラシのサンプルが欲しい

B.11月22日に署名捺印した契約書に関連する事項を踏まえて、再度、確認したい

 1. 売れ残った本はどうするのですか?
   1)契約では、乙の希望の時は買取はいくらですか?
2)初版第1刷の在庫買取条件はないですよね?
   ※契約書 第13条 2項
    第13条 (販売活動の委託) 2.本著作物の在庫、書店からの本著作物の返品については、乙はいかなる理 
          由においても甲に対して買取請求、処理費用負担請求等の請求は一切おこなわないものとする。
          ただし、甲の希望による買取はこの限りではない。

3) 売れなかった本の保管費用はどうなるのですか?


2.当初、片岡さんのお話では、 増刷の場合の初版第2刷以降の印刷代を含め全ての費用は 文芸社持ちと聴いていましたが どうなるのでしようか?
※第5条 (費用の負担) 本著作物の初版第1刷発行にあたりその制作・販売・宣伝に要する出版費用のうち、
甲は本条別表のとおりの金額(以下、「出版委託金」と称する)を負担する。
2. 甲の指示する修正増減によって、通常の費用を越えた場合は、その超過額は甲の負担とする。
    ただし、甲の負担額は甲乙協議の上決定する。
3. 前項に規定する甲の指示する修正増減によって、通常の費用を超える場合を除き、甲は本条別表の金額を超える費用を負担しないものとする。


3. 11月25日に一回目分690.000円、先払いの第二回目(09.2.5)680.000円分迄の支払い合計1.370.000円を支払いました。
上記Aの事項の対応によって、現時点で契約の解除をした場合の「社会通念上相当とされる金額の返還」の返金金額はいくらになりますか?
※第20条 (契約の解除) 
4.乙の責に帰せられない事情により、甲がこの契約を解除する場合は、甲は、乙に対して入金済みの
第5条に定める費用のうち社会通念上相当とされる金額の返還を求めることができる。

★ご回答、お待ちしております。


PS 1 当方の自己破産しているので、お金に絡む事が気になります。申し訳有りません。


                        以上
Posted by はんぺん晴海 at 2008年12月28日 03:23
08.12.22(月)am 05:00
仮称「団塊起業家オヤジの自己破産物語」出版打合せ議事録

        日時&場所: 08.12.16(火)am11:00 
              文芸社/本社商談ルーム
         出席者 :文芸社 第一編集部 ○○/
              企画出版部 片○春○
             はんぺんオヤジ

☆1. テーマ:売れる本の戦略策定をする

1)全体のコンテンツ校正の方向性を出す
2)創刊迄の全体スケジュール暫定決定する
3) 本のタイトル案策定する/団塊起業家オヤジの自己破産物語
     /文字数が多すぎ?
4)実名でなく、ペンネームで・・・/そのリスト想定をする


☆2. はんぺんが考えている 「本の出版の狙い」

1)起業する時は「自己破産」をリスク想定しなさい。 
2)自己破産した際の緊急な実践的手続きと心得を伝授 
  3)起業の究極の心得を伝授
4)自己破産経緯の裏話 / ※裁判の生の陳述書を参照下さい
   

★〓打合せした内容/議事録〓★

1. 編集部◎◎氏がプロの立場で
「売れる本作りの全体校正を12/末迄に作成」してくれる(雑誌基準で)

 1)本のタイトル・目次・ターゲット、ペンネーム等売れる本の指導項目について明確化してもらう

  2)はんぺんが製本した現物(08.8.23〜11.11 第一回 債権者会議迄の原稿)を読んでもらう。

  3)はんぺんが11.12〜12.20迄の原稿と追加のデータを送るので読んでもらう

2. 前項の指導内容に沿って、はんぺんが09.01.中旬迄に全体校正して、 生原稿を提出する。

3. 生原稿は はんぺんの顧問竜弁護士に監修を依頼する。アドバイスをもらい「文面をチェック」してもらう

4  その他 決まった事項

  1) 「団塊起業家オヤジの自己破産物語」= サブタイトルにする

2) ペンネーム はんぺんはるみ/ 半片晴海にする。  
   但し、表紙裏に 小さく、顔写真を入れる。

 3)ターゲットは20〜30才の後半迄とする  
 仮説 ☆50過ぎたら(消し炭)。団塊オジさん達の起業は無理だろう。でも体面上この本は買うだろう

4)創刊は 09.07.01 目標
 5)日記風(時系列的に日時等入れない)はしない。ビジネス本にする。

6)電子出版は本の出版後、に再検討する。                  以上

PS  旅費精算    振込先 はんぺんのwifeの会社  北○○銀行 ○店 普 ○○
Posted by はんぺん晴海 at 2008年12月28日 03:34
はんぺん晴海様

トラックバック先の記事に紹介されていた以下のサイト、問題点がよくまとまっていますね。たしかに、とても巧みなのです。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20071005

契約書の第5条をよく読めばわかりますが、著者の負担金が何の費用なのかとても曖昧ですし、HPの説明とも違いますよね。

でも、著者の負担金は、「本著作物の初版第1刷発行にあたりその制作・販売・宣伝に要する出版費用のうち、甲は本条別表のとおりの金額(以下、「出版委託金」と称する)を負担する」ですから、あくまでも初版の出版費用の一部ということになります。それじゃあ、文芸社は何の費用をいくら負担するのでしょうか?

増刷については条件を説明されませんでしたか? 在庫がなくなったらすぐに増刷されるわけではないと思いますよ。たとえば在庫がすべてなくなり、さらに○○冊の注文が溜まらなければ増刷しないとか、著者が増刷を希望する場合は買い取ってほしいとか・・・。

よく売れて増刷してもらえる場合も、その費用は初版の売上金で賄えるのではないでしょうか。そうであれば実質的には出版社は費用負担をしないことになるんです。

うまくできていますね。
Posted by 松田まゆみ at 2008年12月28日 09:26
はんぺん晴海様

ついでに、あなた様の作品に対する文芸社の歯の浮くような感想文も書いていただきたい。
Posted by α at 2008年12月28日 20:43
こんにちは。これまでネット上で知った限りでは、文芸社の自費出版では、数百万円かけても数万円程度しか回収できないケースがほとんどです。
もしも菊池さんの書かれたテーマに関する本が欲しいと思った人がいたとしても、書店で向かう場所は該当のコーナーです。様々なテーマの本が雑多に並べられた自費出版専用棚に向かう人はまずいません。ですから、現状の書店流通による販売効果はほぼゼロと言えます。ネットに疎い知人の方が入手しやすくなる程度でしょう。
流通付き自費出版は、お金のある方のための道楽だと思います。
道楽行為に200万円もの金額を投下できるなら、そのお金は少しでも返済に回すべきではないのですか?
Posted by ゆり at 2008年12月29日 09:30
はんぺん晴海様

あなたはご自身の都合による理由での解約を考えているようですが、あなたが判断を誤ったのは、文芸社の費用や販促に関する説明不足や不適切な説明が原因になっているのではありませんか? だとしたら、あなたの都合というより文芸社の責任が大きいのではありませんか? 錯誤による意思表示は取り消しを主張できるのです。

私の場合は契約時に全額228万円を支払いましたが、途中でおかしいと気づいてメールで協議を行いました。文芸社の説明は不十分で納得いきませんでしたが、結果として文芸社が全額返金での解約をしてもいいと申し出たのでそれに応じることにし、私が合意解約書を作成して送付し、決着させました。

すでに組版まで終わっていた段階でしたが、それでも全額返金をしたということは、文芸社が落ち度を認めたのだと私は考えています。

契約書には、以下のように書かれています。

4. 乙の責に帰せられない事情により、甲がこの契約を解除する場合は、甲は、乙に対して入金済みの第5条に定める費用のうち社会通念上相当とされる金額の返還を求めることができる。
5. 甲の責に帰せられない事情により、乙がこの契約を解除する場合は、乙は、甲に対して第5条に定める費用のうち甲が乙に入金済みの額を払い戻すものとする。

文芸社側に問題があって錯誤して契約したなら「乙に帰せられない事情」には該当しないでしょう。それに対して文芸社が契約解除の意志を示したなら、文芸社は入金された金額の全額を払いもどさなければならないと思います。

まずは全額返金での交渉をなさってみたらいかがでしょうか?
Posted by 松田まゆみ at 2008年12月29日 10:39
横レス失礼します。
はんぺんはるみさん、原点に立ち返って、
もっとシンプルに考えませんか。

1000冊で210万円。1冊の原価2100円。
定価いくらか知りませんが、仮に1000円で販売するとしたら、
原価が販売価格の2倍以上……。

どう考えてもボッたくられていると思います。
たかだか1ヶ月、書店に並べてもらえることを考慮に入れても
やっぱりボッたくられていると思います。

そして普通の自費出版(手売り)なら、
1000円の本が1000冊売れた時点で
100万円の売り上げが著者にキャッシュバックされるのに…
あなたの契約書を見ると、キャッシュバックがたった6%!?
1000円の本が1000冊売れても6万円しか戻ってこない!?
あとの売上金はぜんぶ出版社のもの!?

やっぱりボッたくられていると思います。
Posted by にちよう at 2008年12月29日 13:40
お近くの消費者センターに相談に行ったほうがいいと思いますよ。
このまま出版を続けたところで、印税で210万円取り戻すには
1000円の本を3~4万冊売らなくちゃいけない計算になりますから…。
ここ数年、B社では数千人の素人著者さんが本を出していますが
4万冊も売れた人は2~3人もいないでしょう。

相談の時は契約書一式と下のURLをプリントしたものを持っていって
相談員さんに手渡すと早いと思いますよ。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20071005
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20071109_1.html

どう見ても消費者に不利な契約(しかも消費者扱いでない契約を勝手に結ばされているっぽい)なので、全額返金も狙えると思いますよ。
Posted by にちよう at 2008年12月29日 14:03
はんぺん晴海様

ついでに、あなた様の作品に対する文芸社の感想文も書いていただきたい。

今、あなた様が流通出版するかどうか、どう思っているかはわかりません。

しかしどうしても文芸社で出版する気なら、あなたの作品を誉めた文芸社の感想文を書いておくと、あなた様にとって有利だと思います。

それは、まずこのブログで宣伝できること。閲覧者も多いです。

それ以上に、文芸社はあなた様の作品を褒めちぎっていると思います。

価値がある、素晴らしい、埋もれさせるのはもったいない、などと言っておいて、全く宣伝に力を入れなかったら、それはどうしてだと文芸社に問い詰めることが出来る有利な立場になれます。
Posted by α at 2009年01月02日 04:05
松田様

文芸社は一種の、どころか完全に中毒になっていると思います。

人をまんまとだますことも、悪い人間には面白いことでしょう。

彼らは、契約した著者に、「まただまされたアホがおるわ。人間なんてちょろいもんよ。俺達はそんなバカじゃないぜ。俺達のクレバーさにかなうやつはいないぜ。あっはっは」

といい気になって、もはやその優越感の心地良さを楽しむ完全な中毒患者になってしまっていると思います。
Posted by α at 2009年01月06日 14:18
α様

まあ、文芸社自身も法の網に引っかかるか否かのぎりぎりのところでやっていると自覚しているのではないかと思います。

何でも著者の責任にしてしまう柴田氏の発言は、まるで文芸社の代弁者のように感じられますね。
Posted by 松田まゆみ at 2009年01月07日 15:59
文芸社も少しは手ごたえのあるやつを出してみろ。
柴田晴廣ていどの人間などはっきりいって論外人間なんだよ。
もうちいと戦いがいのあるやつはおらんのか。
俺が本気になって文芸社を論理によってつぶそうと思えば潰せるぜ。
全然、手加減してやってるんだぞ。
手加減してやってる俺に感謝しろ。
相手にする気も起こらないほどばかばかしいから本気になる気にならのだ。
手ごたえがなさすぎる。
そんな程度の頭の人間しかおらんのなら時間の問題で、いつか会社は誰かに潰されるぜ。
著者からだまして奪った金は腐るほどあるんだから金だしてもう少しましな軍師をやとえ。
Posted by α at 2009年01月08日 03:33
 実は私も著者の1人です。近日中に私の本が店頭に並びます。今年2月に原稿を文芸社に応募した時、Aランクと褒められ、本来300万円のところを会社が100万円負担するから契約してくれといわれました。             出版に悩みましたが、それほど高い評価かと思い、契約に至りました。ローンで260万円の契約です。売れなければ260万円を毎月支払い続けていきます。
 この時、悩みました。自己満足で出版する人には人生の記念かもしれませんが、遊びで260万円も支払うほどお金がありません。260万円で宝くじ買うようなギャンブルでした。間もなく出版ですが、ブログの皆さんのコメントを読むと冷や冷やします。
 3万~4万冊も売れなければ借金だけ払い続けます。でも契約してしまった以上は後戻りできません。
 精一杯やるだけのことはやって原稿書いたから、例え借金人生になっても割り切るしかないです。皆さん、私の本、どうなるか注目してください。このペンネームで出しますから。本当の詐欺で店頭に1冊もなかったりして(笑)
Posted by 元10年メタボ at 2009年08月03日 23:51
元10年メタボ様

こんにちは。本ができて販売するところまで進んでしまったので、後戻りできないとお考えのようですね。でも、あきらめるのはまだ早いのではないでしょうか。

あなたの場合はクレジット契約ですね。クレジットの場合は「支払停止抗弁」という方法があります。これによって、クレジットの支払いを拒否することができるのです。ただし、支払い停止抗弁を適用するには条件がいくつかあり、そのひとつに商行為にならないという条件があります。「印税をもらう」という契約が商行為に該当するかどうかがネックになると思いますが、共同出版商法で結果的に出資金が回収できて利益が得られるのは例外的にヒットしたごく一部の本だけです。初版印税は著者が支払う費用からバックされているに等しいと思いますから、商行為とはいいがたいのではないでしょうか。また、アマチュアの本の印税は個人的労務の範囲と考えられますので、たとえ消費者契約ではなくても商行為の契約には該当しないと私は思います。

それから支払停止抗弁を行なうには抗弁事由がなければなりません。たとえば、業者側に債務不履行があった場合、詐欺などの理由で契約の取り消しを主張できる場合、あるいは錯誤して契約したために無効を主張できる場合などです。あなたの場合はどうでしょうか? 不適切な勧誘によって錯誤させられて契約していませんか? 

300万円かかるところを文芸社が100万円負担するという約束だったので契約したのですね。しかし、それは本当でしょうか? 文芸社は「共同出資」と説明していても、実際には利益込みの費用を請求していて文芸社は実質的に費用負担をしていないと考えられます。あなたの本は200万円で文芸社に十分利益が出ているのではないかと私は思います。あなたは文芸社が本当に100万円を負担するということが確認できますか? もし文芸社が100万円の負担をしていないのであれば約束が違うのですから、詐欺といえるのではありませんか? 詐欺ならば契約の取り消しが主張できます。また、文芸社は大半の応募原稿を高く評価して流通出版に勧誘しているといわれています。それを知っていたらあなたは契約しましたか? 書店の棚借りのことも知っていましたか? 錯誤して契約したのであれば契約の無効を主張できます。つまり、あなたには抗弁事由があると私は思います。

実際に、「印税タイプだが実態は自費出版」という商法で、支払停止抗弁で解約に成功した方もいます。

支払停止抗弁は書面で行なわなければなりませんし(勝手に支払いを止めてはいけません)、専門的な知識も必要です。私は弁護士ではありませんので法的なアドバイスはできませんが、インターネットで「支払停止抗弁」「支払停止抗弁 悪質商法」などと検索してみてください。参考になるサイトがいろいろ出てくると思います。初回相談は無料の事務所もあります。また、消費者センターや悪質商法に強い弁護士などに相談されてみるのもよいかと思います。今からでも検討の余地は十分あると思います。

先にコメントされている「はんぺん(菊池)晴海」さんも、解約に成功したようです。ただし、解約条件については公表していませんので、口止めをされたのではないかと思いますが。
Posted by 松田まゆみ at 2009年08月04日 10:36
はじめまして。
私は文芸社ヴィジュアルアートに絵本コンテストに出したました。
結果は駄目でした。
しかし、後日連絡があり、本社の文芸社と紀伊国屋書店が来年から1年間絵本や小説に力を入れて販売したいと思っています。と連絡をもらい、
「ゆきりさんの作品を本社(文芸社)に送っていもいいですか?」
と言われました。私は喜んで「お願いします。」
と言いました。そしたら後日連絡をもらい8名の候補の中に選ばれました。今回は血液型シリーズ540万部突破を記念して、文化出版部内にて、70万円のお金をゆきりさんが選ばれると予算金を出資させていただきますって。
まだゆきりさんで決定ではないのですが見積書を送りますっていわれ、本当に送ってきました。

-----------------------------------------------

先日はお電話にてありがとうございます。血液型シリーズ540万部突破を記念して、文化出版部内にて、
弊社グループ内にご郵送いただいた作品の中から最優秀作品3作品限定で2010年度2月に全国出版書籍化に決定します。
この度は紀伊国屋書店様にて来年3月より1年間10店舗にて絵本コーナーに常備販売することも内定しています。
又、選出された作品には文化出版部より、70万の予算金を出資させていただきます。

「タイトル」は2次審査を通過しました。最終審査は8月24日の合同編集会議にて各3作品のみ選出させていただきます。
結果しだいでは出版できない場合もありますので御了承ください。

最終候補は数名に搾らせていただきました。合否に結果に関係なく必ずご連絡をさせていただきます。
以下に企画書を添付しますのでご確認ください。

【特別項目】印税変更 初版6% 2刷8% 3刷10%
2010年3月より紀伊国屋書店10店舗前後長期陳列(2011年2月まで)


お見積書(印税タイプ)
通常 見積り 上製 帯付き ¥2,388,000
      ↓(70万)
今回 予算出費 上製 帯付き ¥1,680,000

-----------------------------------------------

私は断ろうと思っていますが、友達は何も知らないため
せっかくのチャンスだし、もったいないって言います。
実際、チャンスなのか損なのかわかりません。
どうかアドバイスをください。
Posted by ゆきり at 2009年08月23日 03:29
ゆきり様

こんにちは。

文芸社ビジュアルアートのコンテストで落選だったものが、文芸社では70万円の予算金というのは、なんだか変だと思いませんか? そもそも70万円の予算金の出資って、なんでしょうか? 出版した本は文芸社のものであり、売上金も文芸社が得るのですよね。ゆきりさんが得るのはわずかな印税だけです。文芸社の出版に対し、ゆきりさんが168万円も出資するのですよ。

あなたの出資する168万だけで文芸社はそこそこ儲かるのではないでしょうか? 文芸社は本当に70万も出資するのでしょうか? それをあなたは確認できますか?

書店に置けば、本が売れるというわけではありません。絵本などは販売も難しいジャンルです。アマチュアの本の販売はとても困難です。

おちついて考えられることをお勧めします。
Posted by 松田まゆみ at 2009年08月24日 18:52
私も自費出版者の1人です。ペンネーム「元10年メタボ」で、タイトル「いいとこどりダイエット」で先日出版しました。皆さんの様々なコメントを読むとどうなるか冷や冷やしています。このタイトルをインターネットで検索してみてください。
Posted by 元10年メタボ at 2009年08月31日 22:39
元10年メタボ様

申し訳ありませんが、ご自身の著書の宣伝とも受け取れるコメントはご遠慮ください。
Posted by 松田まゆみ at 2009年09月01日 11:21
先日、文芸社と契約しました。出版費用2,000,000円ですが、印税でもとがとれると言われました。その確率は著者全体で15%くらいと言われました。でも良く調べたら1%もないのね。いや、もっと低いみたい。だってそれだけ売れた本は全然ないって話よね。どうしたらいいのかしら。もう契約してるし。消費者相談センターにでも行った方がいいかしらね。
匿名より
Posted by 匿名 at 2009年11月04日 13:43
匿名様

印税で元がとれるには何万部売れなければならないのか、計算してみてください。不適切な説明で勧誘されて契約したたのですから、錯誤による契約であり、交渉次第では解約も可能だと思います。消費者センターに相談されるのもいいかも知れませんね。
Posted by 松田まゆみ at 2009年11月04日 17:23
私は一週間前に批評が来まして 特に誉めまくると言う事もなく的を得た批評でしたが「事件絡みの内容は告訴される恐れがあるので却下します。これは貴方の為です。」と言う返事で着払いは承知で生原稿を送ったのに帰って来ませんでした。電話で請求したら「取り込み中」と言われ やっと連絡がついて戻りましたが 実は私この会社の事は知らなくて三省堂の棚に見に行ったらお客が誰も居ません。凄く不安でコピーをとってあって他の出版社に打診したら「写しを見たい」と言われコピーのコピーを送ったら「事件絡みの内容は暮れから来てる 加筆修正すれば出版する」と返事が来ました。私は中をとって「別なものを書きます」と書いたら大歓迎と書かれ 文芸社だけ「イケるかどうか解りません。」と書かれ 取り急ぎ連絡まで と書かれて「関わりたくない」と言った様子でした。きちんと書いて送ってもナンクセをつけて流通出版する体力が無いんじゃないでしょうか?
Posted by ゆっちい at 2010年04月11日 17:09
私は新聞広告で文芸社を知って小説を送りましたが携帯小説でそこそこ成績があったので一念発揮した訳ですが新聞広告には「着払いで返却可」ってあったのでうのみにしてしまったんです。おかげで眠れない毎日でした。書店勤めの友達からは「いいように使われるよ」と言われるし。まぁ、戻ってきたし 他に行くのでいいですが、「自費出版でこれ以上被害者を出さない為に これは文芸社の為です。」と申し添えたい。詐欺だと思います。原稿返却にヨソヨソしいし、私はずいぶん見下されました。「47なのに〜」と思って。多分文芸社の偉い子より私が上だと思います。「新人はカス 出版社は偉い」ってまだ思ってるんですね。
Posted by ゆっちい at 2010年04月11日 17:25
私的には 賞金とかで一時のものより 毎回入る印税で 次も 書かせて貰えればいいと思ってたので会社の規模は気にしてませんでしたが 原稿が戻ってこなかったのは本当に不安でした。知的財産ですからね。19日から22日まで自費出版の説明会があるそうですがキャッチセールスのような 一ヶ所に集めて催眠商法のような気がしてなりません。気をつけて欲しいです。お金とっておいて棚に人が居ないっていうのは受け取った額にみあった宣伝はしてないと思います。いい批評を貰って他に行く事も決めて書くのも何ですが 思い出作りの製本ならアマゾンでもやってます。参考にして欲しいです。
Posted by ゆっちい at 2010年04月11日 17:42
ゆっちい様

はじめまして。コメントありがとうございました。書店勤めの友達から「いいように使われるよ」と言われたとのことですが、的を射たアドバイスだと思います。

文芸社に限らず「出版説明会」を開いてアマチュアの著者を自費出版に誘っている会社がありますが、そのような会社には十分注意されたほうがいいでしょう。原稿募集の広告や出版説明会の経費などはいったいどこから捻出されているのでしょうね? 著者に請求する出版費用に含まれているのではないでしょうか。

それから、流通を希望されるのであれば、アマチュアの本の大半はほとんど売れないということを十分認識なさってください。ご自分の契約される出版社が本の売り上げで利益をあげているのであれば、その出版社の本は書店でもある程度目につくはずですし、書評などでも取り上げられるでしょう。出版点数が多いのにその出版社の本を書店でほとんど見かけないのであれば、大半の本が売れていないと考えたほうがいいのではないでしょうか。著者の「流通させたい」という心理につけこんで、売れないことを知りながら販売前提の出版形態を勧め、法外な費用を請求する会社があるのです。

また、「印税」というのも注意してくださいね。著者が費用負担しないなら問題ありませんが、お金がかかるということであれば、著者の負担額と印税収入をよく考えてください。出版費用の全額を著者が負担するのであれば、印税(著作権使用料)ではなく販売手数料や保管費用を差し引いた売上金を払ってもらうのが筋です。
Posted by 松田まゆみ at 2010年04月12日 10:59
こんにちわ。
おととし、ビジュアルアートに詩を応募したら、選外だったのですが
やたらと褒めちぎった講評が送られてきて、出版を薦める電話がかかってきました。

もともと、全額負担で出版してもらえるなら...と思って応募したので、一部負担と言われても出す気にもなれず、
当時高校一年だったので、「まだまだほかのところでも頑張ればお金を出さずに出版してもらえるかも...」と思って断りました。

私としては、講評が送られてきて、出版のお誘いまで頂いたのはすごく嬉しかったのですが、
どうにもこうした事をたくさんの人にしているのですね。

送られてきた講評をずっと大事に保管してる自分が馬鹿馬鹿しくなりました。
道理で他の出版社には相手にされない訳です...。


少し、目が覚めました。以後気をつけようと思います。

文芸社、と調べたら詐欺、という用語が真っ先に出てきて混乱してる中、ここにコメントしているので乱文で申し訳ないです。


では、松田さんのこれからの更なるご活躍を祈っております。
Posted by りりこ at 2010年04月19日 15:05
りりこ様

アマチュアの作品を褒めちぎって有頂天にさせることで契約を誘い、お金儲けをしようとする出版社がありますので、注意しなければなりません。気がついてよかったですね。

たとえ素晴らしい詩であっても、詩集というのは売れないジャンルなのです。まして名前の知られていなアマチュアの詩集はなおさらです。ですから詩集の書店販売を勧めるような会社は要注意です。どうしても自分の作品を本の形にしたいのであれば、必要な部数だけを近くの印刷会社などで作ってもらうのがいいでしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2010年04月19日 19:06
はじめまして、こんにちは。
私も文芸社に見積もりをしてもらいました。
ここを読んですごく不安になってしまいました。
いったいどこの出版社なら安心できるのでしょう?
Posted by 水原 at 2010年10月21日 11:43
水原様

はじめまして。
具体的にどこの出版社がお勧めというようなことは言えませんが、良心的な自費出版社であれば、アマチュアの作品を褒めちぎるようなことはまずありません。また、あたかも売れる可能性があるかのように期待を抱かせたり、書店流通を売りにすることもないでしょう。しきりに勧誘するような会社は、著者とともに納得のいく出版を目指すというより、契約させることが目的と考えたほうがよいと思います。うまい話にはくれぐれも注意してください。

また、あちこちに原稿募集の広告を出したり、全国で出版説明会を行っているような規模の大きな会社は一見安心のように感じますが、会社の維持経費や広告費などに膨大な費用をかけており、著者への請求金額も割高になると考えたほうがいいでしょう。

小規模でも堅実な自費出版社はたくさんありますので、複数の会社に見積もりをとったり、見本を見せてもらったり、編集や販売などについても十分な説明をしてもらったうえで、自分の目的に合った出版社をじっくりと探されるといいでしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2010年10月22日 21:23
私は3ヶ月前に出版しました。このブログを見て愕然としました。文芸社って本当に詐欺なのね。私も皆さんと同じくだまされました。私の本はたった1ヶ月の陳列で書店から消えて無くなりました。全く売れないまま終わりました。文芸社の担当者にどうなっているのよって聞いたら『これから売れるから待ってほしい』なんて言い訳されたわ。これからっていつなのよ。あてにならないわ。契約の時は売れるから出版しましょうって言われたのよ。。。。。だまされた私がいけなかったのかしら。。。。
ああ、お金戻ってこないかしら。。。。。。
Posted by ある被害者 at 2010年12月12日 22:05
文芸社は昔出版した著者の本をどんどん絶版にしていっています。それが今の社の方針です。その理由は当然、素人の本は売れませんから倉庫代がかかるだけだからです。売れなくて無駄で邪魔な本を大量に作っているのですから、倉庫をいくら作っても足りません。無限に作り続けなくてはなりません。なので古い本は絶版にしていくしかないのです。一応著者には契約書の条項に基づき、契約を解除するかどうかという手紙は前もって送っていますが、著者は出版契約書を捨ててしまっている人も多く、また絶版という言葉を使わずに言葉巧みな言い方で契約解除を勧めています。素人さんは出版に疎いので、ほとんど気づきません。また出版権は文芸社にありますから、かなり強引に契約解除させているケースもあります。また出版権は文芸社にありますから、法的には話し合いなどしなくても絶版にする権利があります。
だから、ある被害者さんも、いつか絶版にされることを覚悟しておいた方がいいでしょう。
Posted by 内部 at 2010年12月13日 19:53
ひどいわ。何よこれ。あなた誰なのよ。
私のことバカにしてるの。。。。
覚悟ってどういうことよ。
私の本は売れるから出版しましょうっていわれたのよ。
あんな大金払ったのに。。。。。
お金返してよね。
何とかしてよねええええええええ。
もう、どうしたらいいのかしら。。。。。。
ああ、だれか助けて、、、、、、、、
Posted by ある被害者 at 2010年12月14日 00:02
ある被害者様へ

大変お困りのようですね。いくつかアドバイスします。
法律のことは法テラスに無料相談できます。
インターネットで法テラスと検索してみてください。
弁護士が無料相談してくれるので最寄の法テラスに電話して
みてください。最寄の国民生活センターに行くのもいいでしょう。
契約の時に大げさなことや嘘の説明で勧誘されませんでしたか。
また、素人の本は全く売れないでそのほぼ100%はすぐに返品されたり3年後には本が裁断されるといった不利益なことをあなたは説明受けて合意しましたか。
虚偽、大げさな説明により錯誤させられた場合は社会通念上、おかしいと判断されれば詐欺罪が成立します。
不利益なことを知らされなかった場合、不実告知という法律が適用されます。
契約の時をよく思い出して、なぜ契約したのか、錯誤したのか、大げさや嘘はなかったか、不実告知はなかったか、合意していたのか、こんなことを知っていれば契約しなかった、などをまとめてみてください。
そしてこのブログやその他の文芸社に関する被害者のプログをたくさん集めてください。
特定商取引法や民法の錯誤、不実告知なども検索してみてください。
それら集めた資料を持って法テラスや国民生活センターに相談してください。あなたが契約に合意していなかった、虚偽説明だった、錯誤されたと法テラスに相談してみてください。
お金取り戻すため裁判するのは大変な資金がかかりますが、その点も
相談にのってくれます。
また、法テラスは2,3ヶ所に同時に相談できます。1つがいい相談にならなければ他に電話してみるのもいいでしょう。また、国民生活センターもいくつもあたってみてください。公的機関なので無料です。ぜひ利用してみてください。
とにかく、泣き寝入りせずに頑張ってください。

匿名の者より
Posted by 匿名の者 at 2010年12月15日 13:02
松田まゆみ様

文芸社で約二百万円で出版をすすめられて迷っています。出版社ではとても誉めてくれます。本当に全国の書店に並ぶのでしょうか。本当に売れるのでしょうか。本当に売れて元がとれるのならローンで払っても出版したいと思っています。応募ガイドの最初のページにはとても大きな、きれいな広告のページがあって、あのきれいな広告がとても嘘とは信じられないのです。松田様のブログのことを文芸社に聞いても、知らないと言って答えてくれません。一体、どちらが本当なのかわかりません。詐欺ならなぜ出版社が成り立っているのでしょうか。どうか教えていただけないでしょうか。よろしくお願い致します。
Posted by 匿名 at 2011年02月06日 08:02
≫匿名さんへ

私も4年前に文芸社と契約したものです。
匿名さんと全く同じパターンでした。
私も最初は詐欺だとか、売れないとは考える事はできませんでしたよ。
でも本が刊行されて半年経った時、100部も売れていない事に愕然としました。
おそらく原稿を送った人すべてに全国刊行(共同出版)を持ちかけていたんだとおもいます。
本当に阿漕な会社ですよね。
これは私が実際に目にした事ですが、「ドラマ化」を謳い原稿を募集していますよね?
これ、実際にドラマ化されている原作本は新しく応募されている著者の方の物では無く、すでに刊行されていた「過去」の本でした。
これ、新聞の広告で見た時唖然としました。

松田さんに相談されたのは正解でしたね。
アドバイスを受けて考え直してみてはどうですか?
では老婆心ながら。
Posted by powder snow at 2011年02月06日 10:32
匿名様

文芸社は大半の作品を褒めて著者を舞い上がらせ、出版を勧めます。

文芸社は全国の書店と提携していますので、確かに書店には並びます。ただし間違いなく300書店に並べているかどうかは調べようがないのでわかりません。その提携書店の専用棚というのは文芸社が有料で借りているもので、一か月間に出版された本がジャンル別にも分けられずに棚差しされており、一か月経つと次に出版された本とそっくり入れ替わります。しかも、専用棚は書店の目立たない場所にあることが多いようです。このような陳列法ですから、ほとんど売れないと思います。一度お近くの提携書店に行って、文芸社の棚を確認してみるといいでしょう。本を書店に並べることと、売れることとはまったく別のことです。あとで売れなかったと文芸社に文句を言っても、「売れるとは約束していない」と言うと思いますよ。

印税で元をとるとしたら、何部売れなければならないか計算してみてください。何万という部数になりませんか? 商業出版の本ですら、何万冊も売れる本は限られています。ましてアマチュアの方の書いた本を、一カ月間書店の目立たないところに並べただけではほとんど売れないでしょう。増刷を決める権利も文芸社にありますから、初版が売り切れてよほど注文が入らなければ増刷はしないと思います。

ローンは大変危険です。本がほとんど売れなくても、延々とローンを払い続けなければなりません。

文芸社が私のことを知らないはずはありません。私がインターネット新聞JANJANに書いた連載記事を削除するよう、インターネット新聞社に圧力をかけたことがあるのですから。また、「共同出版・自費出版の被害をなくす会」として、私の名前で配達記録便で質問書を送っています(回答はありません。答えられない、あるいは答えたくないのだろうと私は思っています)。

文芸社が成り立っているのは、必要経費の大半を著者の出資金で賄っているためだと思います。本の売り上げ収入もありますが、それは全体からみれば僅かではないかと思います。雑誌や新聞の広告、あるいはテレビドラマなどの費用を誰が出しているのか考えてみてください。印税方式による自費出版の問題点については、以下のサイトが非常に参考になります。

http://www.kobeport.net/news/kyodo.html

文芸社はしばしば契約書を書き変え、提訴されても負けないように工夫しています。ですから、被害者が裁判を起こして勝訴するのも非常に困難です。また、トラブルになって和解した場合も口止めをしているようですので、トラブルがほとんど公にならないのです。
Posted by 松田まゆみ at 2011年02月06日 14:24
初めまして、突然失礼します。

実は先日、私も文芸社に原稿を送りました。
で、2日後の今日の朝に電話がかかってきて、(不在だったので留守電になってたのですが)「都合のいい時間にかけ直してくれ」と言われました。
最初はなんとなく軽い気持ちで送って、「どんな評価をされるのかなあ」と内心楽しみにしていたのですが、やはり寸前で「だまされてるんじゃないだろうか」という不信感がムクムクと膨れ上がり、電話をかける前にパソコンで「文芸社 トラブル(もしくは詐欺)」で検索し、ここに辿り着きました。
・・・それで今に至ります。
(「文芸社」で検索すると、予測変換に必ず「トラブル」「詐欺」と出るんですね。まさにこの出版社の実態を表してると思います)


やっぱり検索してよかったです。
自分の浅はかさを笑うとともに、このサイトに辿り着けたことを感謝したいと思います。
まあ、ハナから出版する気はなかったので、原稿を送る際に「出版は今のところ考えておりませんが・・・」という主旨のことを書いておいたのですが、今日電話がかかってきたところを見ると、やはりそういう意図の電話なんでしょうねぇ・・・
かけ直すのが心からイヤになりました。
どうせ歯の浮くような褒め言葉を羅列されるだけでしょうね。

見苦しい言い訳をすると私が原稿を送ったのは「誰かに作品を見てほしかったから」であり、このサイトを最後まで読むと出版以外にも他にも手段がありそうだな・・・ということがわかりました。
出版は、まさに最後の手段。
財産を棒に振る覚悟がないとムリ、というのもちゃんと理解できました。


留守電は無視しようかと思いますが、もしまた電話がかかってくるようなことがあれば、学生だということを盾にしてキッパリお断りしようと思います。

いろいろと勇み足を踏む私を思いとどまらせてくれた、こちらのサイトと管理人様に感謝いたします。
Posted by 大学生A at 2011年02月14日 11:31
大学生A様

こんにちは。調べてみてよかったですね。

まあ、執拗に出版を勧める会社というのは、「契約させることが目的ではないのか?」と疑ってみたほうがいいと私は思います。

もちろん良心的な自費出版社はたくさんありますが、そういうところはむやみに作品を褒めちぎったり、執拗に電話をかけて勧誘したりはしないと思いますよ。
Posted by 松田まゆみ at 2011年02月14日 14:22
私も以前、文芸社より出版してしまいました。ローンで毎月数万円も支払っていますがなんとか解約したいと思っています。しかし裁判なんてしたくありません。うまい解決策がないか専門家に聞いたところ、同様な境遇にある人と連絡取るのがいいと指示受けました。このインターネット発信している松田さんという方にメールしたいのですがどこに記載してあるのでしょうか。どうか私を助けてください。
Posted by 私も被害者 at 2011年02月16日 21:10
私も被害者様

このブログの右側のプロフィールの下にオーナーへメッセージというところがあります。そこの「メッセージを送る」というところをクリックして必要事項を書き込んで送信すると、私にメールが届きます。

あるいは、以下のブログの右側にある「メール送信」をクリックすると、私にメールが送れます。

http://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/
Posted by 松田まゆみ at 2011年02月17日 10:11
私は以前、文芸社から出版しましたが、契約の時は本が売れてお金持ちになるとかテレビドラマ化されるとか、そそのかされて契約に踏み切ってしまいました。最初、300万円でどうですかと言われて高いので結構ですと断ったら、あなただけ特別に200万円にしますと言われたので、得したと思ってしまったのも動機でした。
しかし、出版したら本は全然売れずにあっという間に店頭から消えてなくなりました。せっかく200万円も大金払ったのにやはり詐欺かと思っていました。そこでこのプログで法テラスというのを知って、都内のいくつかの法テラスに相談に行きました。そこで弁護士の皆から言われたのは「契約書には本が売れなければお金返すとは書いていないから詐欺でない」と言われました。専門家は契約書が全てだといいます。お金は絶対に戻せないようです。しかし諦めきれません。
法テラスの弁護士は無料相談なので頼りにならないのでしょうか。大金支払ってもっと優秀な弁護士に相談するべきでしょうか。200万円も支払っているので諦めきれません。なんとかお金取り戻したい。
Posted by ああ、泣きたい at 2011年02月26日 18:24
ああ、泣きたい様

契約書に書かれていない口頭での約束などでも、録音をしてあれば証拠になります。

あなたは、本が売れなかったから騙されたと言いたいのですか? でも、本が売れるかどうかは売ってみなければ分からないですよね。売れないことも十分ありえます(というか、そのほうが普通です)。ですから、売れなかったから騙されたという主張は無理があります。むしろ、100万円を本当に負担していたのかが疑問です。

法テラスの弁護士だからといって優秀ではないということではありません。また費用が高い弁護士だから優秀ともいえません。弁護士にも専門とか得意分野があります。悪質商法に強い弁護士を探されるのがよいと思います。
Posted by 松田まゆみ at 2011年02月27日 11:17
ご連絡アドバイスありがとうございます。でも本当に困っています。録音などの証拠は残っておりません。今からでも文芸社担当者との会話を隠し録音するべきでしょうか。
法テラスって頼りになりません。悪徳商法に強い弁護士を探すしかないようでしょうが、間単に見つかるのでしょうか。大変ですね。
ああ、本当に泣きたいですよ。
Posted by 泣きたい at 2011年02月27日 20:41
泣きたい様へ
あなたも文芸社で大損害したのですね。気の毒です。いくつかアドバイスしましょう。まず、録音は今からでもした方がいいでしょう。文芸社担当者に会って、契約の時にどんな説明したかを念押しして隠し録りしたらいざ裁判になって有力な証拠になります。
法テラスの弁護士は頼りにならないとのことですが、あなたがお会いした弁護士は消費者問題に特化していなかったかもしれません。もっと数多くの弁護士をあたってみてください。普通の弁護士事務所を探すのでもいいのですが、相談料はまちまちで、中には悪質な弁護士がいるかもしれません。公的機関を通せば安心できると思います。そこで、弁護士会法律相談センターとインターネットで検索してみてください。公的な機関ですので料金は均一です。1回30分で5,250円です。何度でもいろんな弁護士に相談できます。あなたに味方してくれる弁護士に出会うまで何度でも利用してみてはいかがでしょうか。
10回利用すれば52,500円もかかってしまいますが、あなたの200万円以上もの大金が取り戻せるかもしれない可能性に比べてみれば安いのではありませんか。土曜日も営業しているので便利です。予め消費者問題に詳しい弁護士を予約もできます。
お金取り戻すためには専門家の知識、ノウハウが必要です。相談料金に多少出費するかもしれませんが、多くの弁護士に会って相談して進めていってください。
あきらめないで頑張ってください。
Posted by アドバイザー at 2011年02月28日 15:17
文芸社に原稿を送ったところ、ぜひ出版しませんかと電話がかかってきました。どうも怪しいと思いますが、本を出すかやめるか悩みます。文芸社ってどんな会社なのでしょか。ちゃんと店頭に本が並ぶのでしょうか。本が売れて印税が沢山入ってくるのでしょうか。今度、行って詳しく話を聞いてみます。それとも行かない方がいいのでしょうか。自費出版するなら別の会社の方がいいのでしょうか?
Posted by T.H. at 2011年04月13日 21:09
T.H様

怪しいとお思いになるのなら、お止めになったらいいのではありませんか。いろいろ情報を集めて判断されるといいでしょう。火のないところに煙は立たないといいますので、信頼できる会社であれば批判的な話は出てこないと思います。私は決してお勧めはしません。書店には本は並ぶはずですが、印税を期待すべきではありません。売上金から印税が支払われるというより、自分が支払った費用から数万円がバックされると考えたほうがよいでしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2011年04月13日 22:37
こないだ文芸社で契約しました。契約の時には、印税で大金持ちになると言われました。私の本は売れるといわれたのが契約したきっかけでしたが、皆さんのコメントを見て、何か後悔しています。いや、そんなはずないと文芸社を信じます。きっと売れて売れて印税がたくさん入って大金持ちでしょう。でも、何か不安はあります。文芸社の言うことを信じてしまった私がいけなかったのかしら。やっぱし他の会社にした方がよかったのかしら。
Posted by 北島 at 2011年06月15日 20:06
北島さんへ
印税で大金持ちになれるなんて言われたのですか。私も同じでした。文芸社と契約しました。たくさん売れれば高額な印税が入ると言われて先日契約しました。私は240万円も現金で分割払いで契約しました。印税で240万円入るっていわれました。でもそれって本当かしら。なんか不安よね。今更取り消しできないし。自費出版はどこの会社がいいのかしら。
Posted by P.H. at 2011年06月16日 23:10
私も以前、文芸社と出版契約して全然売れないで大損害で、今もローン支払いしている者です。これから本が売れから待ってなんて言われていますが、文芸社は何もしてくれません。泣き寝入りせずにみんなで文芸社を訴えませんか。
国民生活センターにみんなで電話しませんか。自分ひとりの力では限界があります。みんなが各々電話して相談に乗ってもらいましょうよ。文芸社のあくどい勧誘方法をみんなで行政に相談しましょうよ。番号は0570-064-370です。もしくは消費者庁の責任者にメールか電話しましょう。アドレスはkiyomu.taki@caa.go.jp電話は03-3507-9179 担当者は消費者情報課の滝さんという方です。
文芸社の契約者はみんな被害者なのです。
Posted by 文芸社の被害者 at 2011年06月30日 20:43
「毎日新聞jp掲載ページ」を興味本位にクリックしてこのサイトに辿り着きました。20数年前、白血病で妻を亡くした私の従兄弟が亡き妻に捧げるためにある出版社から1冊の本を自費出版したことがあります。出版費用は250万円だったそうです。非常にしっかりした本でした。ただ、お金儲けが目的ではなく、親せきや取引先に無償で配布しました。文芸社と自費出版の契約をした方々のお話を伺っていると「お金儲け」が目的のようですね。どんな世界でも「お金儲け」が目的の人は詐欺にかかりやすいので用心してください。こういう人をひっかけるのが一番簡単なのです。世の中に「旨い話」はありません。自費出版ではありませんが、5年くらい前に自作の業務用ソフトを作成し、知り合いにソフト製作会社を紹介してもらい、販売してもらおうと思ったことがあります。そのソフト製作会社は最初は自分の会社で作り直して儲けの一部を私に還元すると言っておきながら、段々話が変わり、最後には製作、バグ修正、説明書の作成等に600万円必要だから300万円負担して欲しいと言ってきましたので断りました。その後、自分で更に改良し、業界紙に紹介記事を掲載していただき、無償で配布しました。今でも分けて欲しいという人があり、無償で配布しています。
Posted by 甘い話はありません at 2011年07月31日 17:28
松田まゆみ様

私は東日本大震災で家と姉を失った者です。このつらい体験を書いて文芸社に送ったところ、被災者の手記は話題性があるから絶対売れるとの返事をいただきました。出版費用は180万円です。本当に売れるのでしょうか。出版に関して全く素人なのでわかりません。どうか教えて下さい。よろしくお願いいたします。
Posted by がんばる at 2011年08月06日 20:08
がんばる様

本当に「絶対売れる」と言ったのですか? 文芸社は、販売について過度の期待を抱かせるような勧誘は控えていると思いますが・・・。

どんな商品もそうですが、売れるか売れないかは販売してみない限り誰にも分かりません。自費出版の場合、よく売れて増刷するものは非常に限られています。「売れるほうが稀」と思っていたほうが良いでしょう。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月06日 21:25
松田まゆみ様

アドバイスありがとうございました。本当に絶対売れると、文芸社は言いました。出版に詳しい松田様のご意見です。

「売れるほうが稀」と思っていたほうが良いでしょう。

という松田様のアドバイスを真摯に受け止めて、もっと多くの人の意見も聞いて慎重に決めたいと思います。
Posted by がんばる at 2011年08月06日 23:18
がんばる様

書面ではなく口頭で「売れる」と言ったのであれば証拠にはなりませんね。もし後でトラブルになり、あなたが「絶対に売れると言った」と主張しても、「そんなことは言っていない」「増刷されるほど売れるとは言っていない」などということになり「言った」「言わない」「勘違い」の論争で終わってしまいます。

冷静になってお考えいただければ分かると思いますが、ある本が「絶対に売れる」などということは誰にも断言できないのです。悪質な自費出版社は契約させるために、著者の「売りたい」「多くの人に読んでもらいたい」という心理を利用して言葉巧みに勧誘します。そこで著者がいかに冷静になって客観的に物事を見ることができるか、ということが大事なポイントになります。

以下は元文芸社員による告発ブログです。元社員が告発ブログを書くというのはどういうことなのか、よくお考えになってみてください。

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月07日 10:34
がんばる様

上記で紹介した元文芸社員のブログのコメント欄で、「クンちゃん」こと元文芸社員が「がんばる」さんの件について以下のように書いています。記事のURLはhttp://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/d1efc94fcaa78272e5aa63f194c6ec28

*****

これだけ多くの悲惨な体験をした方が存在する場合、その体験記は売れません、こちらが絶対に限りなく近い。もちろん、記録的意味合いはあります。

だいたい本が絶対売れるんなら苦労はないんだよ。「絶対売れる」、本気でそう言うなら、てめえの会社で、あるいはてめえ自身で出捐して通常の商業出版で出しゃあ、よかんべよ。

身内を失い、財産を失い、なにもかもなくしたこの方から、また160万円ふんだくるのか?心からの憤激を感じる。クンちゃんより

*****

160万円とありますが、これは180万円の間違いでしょう。クンちゃんの言うとおり、「絶対売れる」というのなら商業出版にすべきなのです。ということで、どうぞお気をつけください。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月07日 14:20
私は先日、文芸社に原稿を送ったところ電話がかかってきて「あなたの作品であればきっと売れるので出版しましょう。テレビドラマのチャンスもあります」と勧められました。近いうちに文芸社本社に来てくださいと言われていますが、正直なところ迷っています。インターネットにある数多くの文芸社の評判を見て、何か怪しいと思っています。私は自分の半生を原稿にしたのですが、本当に文芸社の言う通りにテレビドラマになるのでしょうかね。話を聞くだけ文芸社に行こうと思いますが、後々にトラブルになってしまうかと冷や冷やします。他の会社をあたった方がいいのでしょうかね。
Posted by Misono at 2011年08月07日 19:40
Misono様

確かに、文芸社は毎年お正月に作品をドラマ化してテレビ朝日で放送しています。でも、文芸社は月に100点以上もの本を出版しているのです。テレビドラマの原作として選ばれる確率をよく考えてください。また、たとえテレビドラマ化されたとしても、本が売れるとは限りません。

ご自身の半生を原稿にされたとのことですので、いわゆる自分史と思われます。しかし、アマチュアの方の自分史はほとんど売れないというのが実態です。あなたは見ず知らずの方の自分史を買ってお読みになりたいと思いますか?

よくよくお考えになることをお勧めします。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月07日 22:05
私は文芸社に投稿してくる人の原稿の下読みをアルバイトでしている者です。正確には、していた者です。だけど最近、いいかげん嫌気がさしてやめました。上の、がんばるさんのように、震災で大切な家族や仕事などを失った被災者の方の投稿が結構あるんです。しかし文芸社の方針は容赦なく、おだてて大金をふんだくって儲けることしか考えてないからです。文芸社は東日本大震災の被災者の方々をカモとしてねらっています。文芸社は血も涙もないヤクザ会社です。被災者の方々は十分、注意して下さい。
Posted by 下読み at 2011年08月12日 23:43
下読み様

震災の被災者の方を煽って出版させようとは、情けの欠片もない会社なのでしょうか。

ところで、下読みのアルバイトの報酬はかなり安いと聞いたことがあるのですが、もし差し支えなければどの程度なのか教えていただけますか?

それから、元文芸社員の「クンちゃん」が告発ブログを書いているのですが、今、一部の記事の削除要請を受けています。この件については昨日、このブログでも取り上げました。

http://onigumo.kitaguni.tv/e1828002.html

できればクンちゃんのブログにも応援のコメントを書いてあげてください。以下が、クンちゃんのブログです。

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月13日 10:35
まず、1000部で本が売れると思うこと自体が間違いであります。200万円相当のお金を出して、自費出版する。今日から私も作家であり、ひょっとするとものすごく売れたり、直木賞ぐらい受賞し、印税が数千万円入ってくるかもしれない。こんな夢に対して、皆さんはお金を払ったわけで、夢砕けてどう責任とってくれるんや!と恫喝している感じです。一応夢はかなったではないですか?立派な作家ですし、直木賞候補までは行き着かなかったかもしれませんが、出版された事実は残りました。国立国会図書館にも三島由紀夫なんかと一緒に保管されました。すごいことです。

しかし、もしも本当に自信があれば、もっと投稿する窓口はたくさんあったのではないでしょうか?宣伝も書店の陳列もしてくれる。それなら売れるかもしれない。それなら文芸社だ!そんなあほな・・・ただ、よく引き合いに出されますが、B型血液の性格判断見たいな本は実際自費出版から始まった宝くじに当たったような事実のようです。それも奇跡的な話です。

私は実は文芸社で出版しています。そして重版にもなっています。印税ももらいましたが、もしも200万円の元を取ることを考えるとしたら、2万部の出版印刷が必要となります。2万部って大変ですよ!

さらに、文芸社は執筆者の経済力も分析し、払えるようでしたら、様々な販売戦略を提案し、そこにお金を払わせようとします。そのような提案をもらった人は大体お金持ちか払えそうな人と思われますし、年に一度文芸社とテレビ朝日がコラボするドラマがあります。その番組に文芸社は作者をコマーシャルに出演させまが、みなお金をたくさん払っていると思うと、なんか笑ってしまいます。

まずは、文章を書くことでお金を稼ぐことは一般人では無理と考えるのが普通であり、それでも書きたい人はこまめに投稿することが本来の執筆活動と思います。

淡い期待と現実性のない夢、さらに才能がない文章は作家と名乗るだけで詐欺まがいであり、醜いことでもあります。

ちなみに私は飲み屋で作家と名乗りずいぶんもてましたが・・しかも自分で書いて本は相当配りました。

本屋さんでは大手書籍では平積みしてくれましたし・・それなりに期待されたのでしょうが、文芸社の営業が能力なかったのか?自分に才能がなかったのか?ただ、あの期待感は忘れられない快感ではありますが・・・またチャレンジしたいと思います。勿論文芸社ではチャレンジしませんね。間違いなく・・
Posted by ニッパンタロウ at 2011年08月29日 17:21
ニッパンタロウは文芸社の人間です。まず間違いありません。文芸社で出版したなどと言って中立を装って誤魔化そうとしていますが、文章が矛盾だらけで、その矛盾点を全て文章で書いて指摘することもできますが、時間の無駄なのでしません。もし文芸社で出版したというのなら、著者名を公開できるはずです。その方が自著の宣伝にもなるでしょう。著者名を言わない理由は何故ですか。
Posted by 匿名 at 2011年08月30日 04:29
想像力豊かですね?残念ながら文芸社の人間ではありません。ペンネームの公開は文芸社との契約上の問題もありますし、次回の出版も別の出版社で決まっているからですよ。

たぶんほとんどの人が、1冊の出版本で終わってしまうのが実態でしょう。つまりは、売れないことがその最大の理由であり、それなりに売れたらだまされたとはだれも言わなくなるでしょうね。

だから売れる認められる作品を執筆するしかないし、それができないなら書かないか、お金を出して自分の欲望を満たすかです。

問題は売れるに違いないので出版しましょう?この言葉に或る意味騙されていくわけで、この株は絶対に上がるといわれて上がらなかったら文句は言いますがだまされたとはなかなか言えません。

金額が200万近いお金であることやクレジット会社との提携もあり、意外と安易に出版が実現できる環境を文芸社は整えていて、その審査ではねられたらその瞬間に夢が実現できなくなります。でもよく考えると、出版社が実際に売れると思うなら出版社が自費で出版するものであり、当然リスクも出版社にある。

それを、ここでいう騙された人や騙されつつある人がそのリスクを背負い、文芸社は50%以上の利益率を稼いでいるのでしょう。それをビジネスとしているからです。つまりは皆さんの作品を出版することが目的で、売ることは二の次ということですよ。

でも、新人の場合どこの出版社も販促の費用などお願いされるのも事実ですよ
Posted by ニッパンタロウ at 2011年08月30日 08:48
おまけです。

出版してまだ1年ちょっとですが、自分のペンネームと自分の出版した題名をヤフーに検索をかけると5万件以上が出ます。たぶん重版になっている文芸社の出版物はそれぐらいないと売れないのではないでしょうか?それって結構大変です。ペンネーム単独の検索では30万件ほどになります。

また、ちょっと印税の話をします。出版物の印税は印刷した部数で決まります。売れた部数ではないのです。つまりは1000部出版した場合の印税は契約にもよりますが、だいたい初版で6%、つまり1冊1000円としたら60円の印税で、ほとんどが初版1000部の印刷の契約ですから、印税は3ヶ月後6万円が振り込まれます。ほとんどがこれでおしまいになります。

つまり200万で夢を買い、その結果として6万円を受け取る、申告する気にもならない金額ですね。しかし印税がもらえるというフレーズは嘘ではないですね。2版目が8%、3版目から10%そんな感じではないでしょうか!

いい作品は最初から10万部以上は印刷しますので、印税も1000万近いと思われます。1000部の印刷物というと、その辺の大学の学内印刷物より少なくないでしょうか?そんなものが全国の書店に置かれて売れるわけがないし、すぐに補充などしてくれるわけないと思いますね。むしろ見つけるのが大変と思われます。

ただ、見つけた場合の心のときめきとだれか買ってよ!読んでよ!と切ない思いがだれもが感じることと思います。そして自分で買ってしまう。自分で買って自分で印税払う感じになりがちでしょう。

作家で食べていくことは、宝くじで当たるより確立が悪いかもしれません。そんなに売れなくても、元はとりたいと思うなら、6万円の印税で自分が納得できる強い思いがあることが重要でしょう。

自分は2度と文芸社とは契約はしません。ただ、いろいろなチャレンジするきっかけになったのは事実です。200万円が高いか安いかというと、はっきり言って高いですね。原価は70万程度と思われますし、また校正する担当者とその下で働くアルバイトの人も重要です。

私の作品を、大変人気のある編集者に見てもらったところ、60か所チェックが入り戻ってきました。文芸社の能力はこんなものでしょう。

また、テレビ局の友人にドラマ化の話を持ちかけましたが、プロヂューサーからの連絡で、ドラマ化に採用する内容ではないという厳しい意見でした。

そんなものですよ!ただそのうちに自分の執筆作品で当ててみたいという邪念というか思いは絶えず持っています。自分の作品を世間に提供し読者に喜んでもらいたいより、当てて見たいというのがまだ自分の本心で、作家としての謙虚な姿勢はまだないですね。残念ですが・・・

参考になったかどうかわかりませんが、お金を出してまでも本を出してみたい人・そんな人にはぴったりですが、この本が売れると思い込んだ人にはふさわしくない出版社と思います。

文章に自信があるなら、展開が面白いなら、現社会が欲している内容とおもうなら、直接出版社に投げ入れてみたり、投稿してみたりするといいのではないですか?

あくまで文芸社はお金をもらい本を出版させることがメインの会社です。それと出版物は1000部では奇跡が起きない限り無理です。初版1000部というのは普通はあり得ません。だから自分で納得できる人にとっては、出版されるという事実に関しては間違いはありませんよ!ただそれだけとなります。

あくまで先輩・経験者の意見は参考にしてくださいね。
Posted by ニッパンタロウ at 2011年08月30日 10:18
ニッパンタロウ様

補足ですが、印税は刷り部数に対して支払う場合と、販売部数に対して支払う場合があります。文芸社の場合、初版は前者ですが、増刷は後者です。

また、幻冬舎ルネッサンスの場合は初版も後者のようです。

印税がもらえるというのは嘘ではありませんが、その印税とて、実質的には著者が支払った費用の中からバックされているといえるでしょう。文芸社の場合、本が売れなくても支払われるのですから、売れたことに対する対価という位置づけにはなりません。あくまでも販売部数に対する著作権使用料です。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月30日 14:10
ニッパンタロウ様

最初のコメントに対する質問をします。自分が文才があることを誇っておられるようですが、それにしては読みにくい文章ですね。専門用語でまくしたてているよう感じます。
「(文芸社は)様々な販売戦略を提案し」と言っておられますが。どんな様々な販売戦略なのですか。これは答えなくて結構です。あなたは文芸社の内部事情をよく知っているように見受けられます。
文芸社で本を出版しただけで「立派な作家ですし。すごいことです」と言っておきながら、出版した著者に「才能がない文章は作家と名乗るだけで詐欺まがいであり、醜いことでもあります」と言うのは矛盾していると思います。
質問1。これを説明していただきたい。

質問2。あなたの意見によると、文芸社で本を出版した著者の偽りのない率直な思いを述べることが恫喝行為ということになると思いますが。恫喝であるか恫喝でない。のどちらかで答えてください。

質問3。あなたの意見によると松田さんの「共同出版、自費出版の被害をなくす会」の活動も恫喝行為なのですか。恫喝であるか恫喝でない。かのどちらかで答えてください。

質問4。あなたの意見によると、この松田さんのブログの文芸社に対する批判的な記事も恫喝行為ということになると思いますが。恫喝であるか恫喝でない。かのどちらかで答えてください。

なお、恫喝でない、と答えた場合はその理由を述べて下さい。
Posted by 匿名 at 2011年08月30日 16:30
あなた理由を述べろとはずいぶん偉い人なんですね!驚きました。

これを見ている方々に伝えたいことは、ただ一つ。文芸社で数百万円を払い本を出版するということだけで納得できる人がそうすればいいし、本格的な作家としてデビューしたい人や印税で食べていきたい人は、やめた方がいいということです。これは私の勝手な印象ですが・・

ちなみに自分は重版の印刷部数の印税もらいましたが先方が間違ったんですかね?返せと言われても返しませんが・・・

後は法律上での解釈の問題と思われます。彼らはちゃんと法律上の問題点はないと思っていますし、そのような仕組みになっています。ただひとつ、そこに想定されていない部分が人の部分です。つまり営業時の説明や期待を持たせる言葉がどんな内容だったかは、出版してもらわないと営業成績が上がらないという現実から、著者に対していろいろ騙すような発言もするシーンもあるかもしれませんし、したかもといった部分でしょうか?それから考えると打ち合わせ時、特に最初の段階での営業との接触時に録音しとくのは有効と思われます。

以上、ここまでで私の話はおしまいです。
Posted by ニッパンタロウ改めトウハンジロウ at 2011年08月30日 21:03
トウハンジロウ様

私は、ニッパンタロウ様と、様づけで聞いています。「答えて下さい」「理由を述べてください」と丁寧語で聞いています。

なぜ私が偉い人なのですか。

人に質問してはいけないのですか。しかも、あなたが言った意見に対しての質問ですよ。

さっぱりわかりません。あなたの言うことは支離滅裂としか感じられません。

結局答えないで逃げてしまうのですね。
Posted by 匿名 at 2011年08月30日 21:35
ニッパンタロウ改めトウハンジロウ様

文芸社の増刷の際の印税ですが、私の知る限りでは販売部数に対してだと記憶しています。 しかし、最近の契約書でどうなっているのかは定かではありません。もしかしたら刷り部数に対する印税に変わっているのかもしれません。契約書をご確認いただけたらと思います。

文芸社は法律上の問題点はないと主張するでしょうね。しかし、私は必ずしもそうではないとずっと前から主張しています。JANJANやこのブログで何度も書いているので改めて書きませんが、契約書の文言は問題なくても、請求金額が不当であるという主張です。ただし、外部の者は実際の出版費用を特定できないために、黒に近いグレーの疑惑であっても立証できません。

また騙すようなセールストークをしたり、著者に不利なことを説明しないために錯誤して契約するといった問題もあると思いますが、こうしたセールストークも録音などがなければ、不当であることを立証できません。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月30日 21:57
これでトウハンジロウさんは文芸社の人間である可能性が強くなりましたね。トウハンジロウさんは文芸社から本を出版した著者と言っていましたが、それなら文芸社から出版した自分の本が売れればいいだけであって、文芸社をかばう必要などないはずです。文芸社に不利なことを言っても困るのは文芸社であって、自分は何も困りません。だから私がした質問に答えても何の問題もないはずです。

文芸社に不利な質問をしたところ即、トンズラです。文芸社にとって不利なことは言えない立場の人だからでしょう。
Posted by 匿名 at 2011年08月31日 06:12
私はトウハンジロウさんがどのような方か存じませんが、この方のコメントの内容と質問に答えないというだけで文芸社の方である可能性が高いというのは早計であり、誹謗中傷にあたると思います。あなたのように高慢な態度で質問されたのでは、だれだって答える気にはならないと思いますよ。憶測に基づいた一方的な質問に答える義務もないでしょう。

ここは匿名掲示板ではありません。度を超えれば削除します。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月31日 06:53
松田まゆみ様

失礼いたしました。匿名と書きましたがIPアドレスを調べれば、私が誰だかすぐわかります。α=ピーマン頭です。

私は松田さんに協力しているつもりですが、不快なようですので、ぜひ私のアドレスからの書き込みを禁止に設定してください。お願い致します。私も忙しい身ですので。
Posted by α=ピーマン頭 at 2011年08月31日 08:35
本の制作費用ですが、これは外部からは立証できないのではないかと思います。私の見聞によると、一般的な商業出版の場合、「きちんとした」単行本を出すには、200ないし250万は必要になるそうです(豪華な装丁にしたり、宣伝にお金をかけたりすればさらに費用は高くなりますから、上限はないと言えるのでしょうが)。

文芸社の編集やいわゆる「専用棚」を使った流通にはこれまでにも問題点が指摘されてきましたが、たとえば編集の「質」を客観的に判断するような基準がない以上、これを追及するのはむずかしいでしょうね。むしろ誇大な宣伝文句に問題があるように思いますが。
Posted by フクちゃん at 2011年08月31日 08:53
フク様

おっしゃる通り、一般の商業出版の場合は編集にかなりの時間や労力を費やします。また、大手の出版社の場合は編集者の賃金も高額です。印刷も数千部・数万部に耐える質の高い印刷方法を用いれば、当然高くなります。ですので200万とか250万、場合によってはそれ以上かかることがあるのは事実でしょう。

クンちゃんによると、文芸社の場合は一人の編集者が月に4冊も担当するとのこと。とすると一冊あたり1週間ですね。実質5日として一日の賃金を1万円としても編集費はたったの5万円程度です。ここで、商業出版と歴然とした差が開きます。印刷費もかなり抑えているでしょう。まあ、かなりの水増し請求をしていると考えるのが妥当でしょう。

水増し請求をしているのなら不当な請求です。外部の者が立証できないという理由でこのような請求をしていることが許されるということにはなりません。契約を考える方は、そういうことを知っておくべきだということです。

誇大なセールストークももちろん問題なのですが、こちらも録音でも撮っておかない限り、裁判などで立証することはできませんね。

私はどちらも問題だと思っているのですが、両方とも裁判などで立証が困難で著者が勝てないことをいいことに、いつまでたっても改善しないのだと思います。

改善点は主として二つです。ひとつは過剰なセールストークをやめてリスクもきちんと説明すること。もうひとつは水増し請求をやめるか、制作請負・販売委託契約に変更することです。もっともこのように改善した場合、規模を縮小しない限り、経営的に難しいでしょうね。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月31日 11:31
クンちゃんによると、文芸社の場合は一人の編集者が月に4冊も担当するとのこと。とすると一冊あたり1週間ですね。実質5日として一日の賃金を1万円としても編集費はたったの5万円程度です。

 クンちゃんブログで、くそったれコメント投稿、いや下品な言葉を使ってしまって申し訳ない! 雲子召し上がれコメント投稿に手を焼いて、コメント承認制に踏み切りましたので、御蜘蛛ねえさんのブログでは、コメントの扱いはどうだったぺか、とこちらに来てみました。
 なんだか、えらく長くくすぶっていたたき火がまた燃え上がっているようですね。じゃんじゃん、やってくだされ!

 で、上記コピーなんですが、ひとりの編集者がこなすべき案件数は、原則4本というのは変更がないはずです。ただし、案件数全体が減少してくれば、3本とかそれ以下に下がってきます。前にクンちゃんブログで書きましたが、短いサイトで編集者数を増減することはできません。契約案件数が結果でしかわからない以上、対応できなくなる恐れがあるからです。
 ここまでは、ねえさんの見解でいいんですが、1冊当たりに要する編集の時間的容量は単純計算の「5日」というのは、いくらなんでも違うと思われます。

 というのは、契約された案件の発行日というのは、6か月あるいは7か月先に設定されます。その間に担当案件を進捗状況に応じてとっかえひっかえ触っていくことになり、その合計は「5日」ではおさまらないように思いますが、計算上はそうなるんだべか? もういっぺん、計算してみてください。クンちゃんもだれか編集者に聞いてみます。

 余談ですが、ねえさんの父上の原稿は「遺稿集」だったので、編集サイドはほぼ原稿どおりで行こうと考えます。したがって、ホントの編集実費は安いはずです。しかし、契約担当者はそうは言わなかった。そこに問題の萌芽がありました。
 源の青とかいう担当編集者は、ほぼ原稿どおりなんだから、当分寝かせておこうと考えたはずですが、ねえさんのほうは相当の時間が経過しているんだから、そうとう吟味したはずと思ったことでしょう。
 ところが、原稿を受け取ってえらく時間がたってからねえさん宛に、「原稿のデータがあったらいただきたい」とやってしまったので、寝ていた原稿の姿がねえさんに知れたということだったと思います。

 思いがけず、どんどん焼きに遭遇して、ちょっちょっと、そうでもないか、かなり長くコメントしちゃいました。クンちゃんより
Posted by クンちゃん at 2011年08月31日 15:24
わざわざ松田さんからもコメントもらいましたので最後に一言二言書かせてもらいます。

まず担当営業の印象です。

私の文芸社の営業担当の人は、どこの営業マンもそうでしょうが、あつかましかったですね!一番ひどく思ったのは、校正後、自分の原稿を読んでいなかった点で、校正担当の人とだいぶ校正の段階で話を変えたり、書き足したりしました。最後に打ち合わせで、偶然担当者とその上司の人も同席してくれて、話は上手くあわせているのですが、具体的な本文の内容の部分ではまったく話がかみあわず、自分の子供を預けていたところで邪険に扱われたような、すごく信頼を失ったというか後味悪い思いしたのを覚えています。その営業の人の名刺の肩書きですが、最初は出版企画部という肩書きでしたが、驚くことに確か名刺交換する人によっては、なんとかプロデューサーとかの肩書きの名刺を差し出したような記憶があります。この程度でプロデューサーの名刺を持っていることは詐欺師のようだとそのときに思いました。私もプロデューサーの仕事をしていますので、あまりの仕事に対する認識の違いに驚いたことを思い出します。しかし、それなりには対応してくれたのも事実であり満足したかは解りませんが、不満としたら一番あつかましかったところです。

販売戦略について

α氏が聞きたい販売戦略ですが、私にはずいぶん打診されました。まずは、新聞の広告です。それもかなりの期間です。次に読売新聞が運営しているウェブサイト、次にテレビでした。たぶん全部了解したら、広告費関係だけで400万近くなったのではないでしょうか?勿論売れなくても誰も責任を取ってくれません!

それと恫喝という言葉は、皆さんの崇高な思いから考えると適していないと思いますが、ここのほとんどの人が恫喝してでもお金を取り返したいという強い思いからそう表現しました。誤解があるようでしたら申し訳ありません。

私と文芸社とのかかわりについて

私は文芸社で本を出版したもので、ジャンヌはミステリーで再度執筆を考えているものです。
私は残念ながら文芸社の社員でも関係している人間でもありませんし、文芸社の肩を持つ気もないですし、皆さんと同様ここで戦っていくようなつもりもありません。

ただ、いくつかの質問には的確に経験者として答えられると思いますので、最後に披露して終わります。

1・投稿するとどうなりますか?

よっぽど酷くない限り、褒められた内容の感想が、さも文芸に詳しい審査員のような感じの人からかえってきます。そして、近日中にお会いしたいと文芸社の担当者から連絡があります。その時点ではお金の話はありません。後日、簡単な内容が送られてきたようにも思います。

2・担当者との接触するとどうなりますか?

文芸社の地下にあるサロン(騙しの部屋?)に案内され、まず売れている本を見せてくれ、あなたの本もこの仲間入りのようなイメージを与えます。そして担当者が、出版の意思を聞き出します。ここが一番の問題が発生し易い場面でしょうか?ここに来るということは、その気が少なくともあると判断されますし、行くほうも興味があるから行く訳で、その時だったかその次だったか忘れましたが、見積もりをもらい、作品がいいので会社としても応援したいので、20%プライスダウンみないなことも提案されたように思います。そして、支払いの説明を受け、現金がない場合はローンなどの説明を受けます。そして、もうひとつ重要なのは、ここで出版する時期を決めてしまうように思いました。この時期の出版が一番いいなどと説明し、会社の年間のスケジュールに皆さんを当て込んでいくように思います。

提示される約200万円の金額は高いか?安いか?

作者にとっては高いですが、企業側にとっては普通といえます。なぜなら、この場合は商業出版でなく、皆さんから集めたお金で自費出版するわけですから、当然会社の利益が入っています。勿論皆さんの本が売れた場合の売り上げはまったく計算されていません。そう考えると会社側にとっては高くありませんが、皆さんにとっては、文芸社と名の会社に寄付しているような感じになります。そのお礼に本を出版しますというビジネスモデルです。

それでは200万円を印税で稼ぐことは出来ますか?

文芸社の自費出版ではまず無理というのが結論と思われます。逆に文芸社に問い合わせるといいかもしれません。明確には教えられないと思います。200万を印税で稼ぐには2万部が売れることが大体の目安です。これは、皆さんが宝くじに当たるより確率が低いように思います。

それではどうしたら良いですか?

私にも解りませんが、本当に才能があると思うのでしたら、そんな人たちが集まる会やサークル、また雑誌社や出版社が公募する情報を集めることではないか?と思います。自分は完成した本を新聞社にずいぶん送りました。結果がよかったかどうかわかりませんが、全国の図書館ではずいぶん置いてくれています。

良かった点はありますか?

それは自分が書いた本が書店で並ぶ快感は、ちょっと特別な感じです。それと、はずかしながら作家という響きも気に入っています。プロデューサーということより作家と本職を言いたいところが本音です。それくらい、うれしいかったのも事実です。友人にも自慢できますし・・どうせ自負出版だろうといわれると恥ずかしいですが!勿論後で支払いという大きな付けも来ますが・・・いろいろ書きましたが、これだけで満足できる人にとってはお勧めです。何から何までやってくれますし、800部は自分で売るか?配るぐらいでいいのでは?そっちの方が実利あります。

たぶんこの質問とその答こそがここで待ち焦がれているある一塊の人たちには必要ではないかと思い、ちょっとだけ最後に披露いたしました。お役に立つかは解りませんが・・・

松田様、的外れだったら容赦ください。退散します!
Posted by トーハンジロウ at 2011年08月31日 15:29
クン様

私のところは、今のところ承認制にはしていません。ですが、不適切だと判断したコメントは即刻削除しますし、返事の必要がなさそうなものは返事はしません。

編集についての補足、ありがとうございます。デザインの提案とか、校正とか、印刷所とのやりとりとか、いろいろ含めると、実質5日は短すぎという指摘はもっともかもしれません。ページ数や作品の完成度によっても違うでしょうしね。もっとも1冊10日かけたとしても、それほど高額な編集費にはならないでしょう。文芸社では編集者の賃金も低いようですから。

私の場合は、契約時に制作費の内訳をファックスしてもらったのですが、編集費は760,352円(この半端な数字は何だったのか?)ということでした。ですので、てっきり経験豊富な編集者が2カ月くらいかけて徹底的に編集するものと思っていたのです。

ところが編集者から連絡があったときは「完成度が高いので、このままでいい」ということだったわけです。しかも、急いでいるからワープロデータを送れと。当然のことながら、「編集者は今まで何をやっていたのか?」「ほとんど手をつけずに76万の編集費って何?」ということになります。で、実際、送られてきた初校をチェックしたら赤だらけになりました。

実は、私はこのとき、別の原稿制作(クモ図鑑の原稿)を抱えてものすごく忙しくしていました。ですので文芸社から連絡がないことが頭の隅で気にはなっていたのですが、こちらから連絡はとっていなかったのです。ところが、ようやく連絡が来たと思ったら、まもなく印刷に出すというのですから、腰が抜けるほど驚いてしまいました。

契約担当者はこんなことになると思わず、適当に内訳表を出したのでしょうね。計算間違いまでありましたもの。私は文芸社の契約形態が請負契約ではないことは十分理解していましたから、ここで徹底的に費用に関して抗議したわけです。もちろん証拠が残るようにメールで。

そんなわけで、文芸社も全額返金でトラブル解決せざるを得なくなったのでしょう。あの契約担当者や編集者は何らかの処分をされたのか、今でもちょっぴり気になります。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月31日 16:32
トーハンジロウ様

コメントありがとうございました。的外れということはありません。ちょっとだけ補足させてください。

私が契約した頃(2001年)は、著者を会社に呼び出すようなことはあまりしていなかったと思います。でも、電話で勧誘し、契約書を送って自宅で書かせるというのは、たぶん特定商取引法に引っかかるということで、最近ではやらなくなってきているのだと思います。

費用のことで一言だけ意見を言わせていただきます。私の主張は、一言で言えば、文芸社の契約は「本の制作と販売という役務を○○円で引き受ける」という請負契約ではないので、利益を加えてしまうのは不当な請求であるということです(請負契約であれば、利益を加算するのは当然です)。

文芸社の契約は、あくまでも文芸社の出版事業に対して著者が協力費を出資するというものです。その協力費というのは制作や販売にかかる費用(以前は制作費だけで、販売費用は文芸社持ちでした)。ですので、これは原価計算であるべきなのです。利益まで入れたら水増し請求です。

トーハンジロウさんのように、利益が含まれているのは当たり前、と解釈されている方がたくさんいますが、私はそうは考えていないということです。利益が含まれていて当たり前と考えている方は、請負契約(役務の提供の契約)であると勘違いされているのだと思います。しかし、これについてはいくら丁寧に説明しても、理解していただけない方もいます。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月31日 16:54
そうだったんですね。自分はどうも一般の会社のルールで考えていました。私のように、相手にとって都合よく考えてしまう人は結構いそうですね。ということは、文芸社はとんでもないということです。

なんか善人ぶって、すばらしい作品なので、出版のあらゆるお手伝いをしますといっておきながら、実は皆様の思いが入っている出版物を粗雑に投げ捨てるように扱う悪人だったような・・・

まあ、文芸社で働いている人も気の毒というか?はっきり会社側も営利とうたってしまえばいいのでしょうが、そうなるといわゆる客がいなくなりますか?

奥が深いですね。といってもこの手の商法に引っかかる作家希望の人も多いのですね!それだけ純粋な気持ちだから、ある意味視野も狭くなってしまうのでしょう。

誰かよい救世主は登場しないですかね?

いろいろ勉強になりました。ありがとうございます。
Posted by トーハン at 2011年08月31日 17:20
トーハン様

ご理解いただけたようで、何よりです。ちょっと付け足しです。

本の所有権は文芸社にありますので、在庫を勝手に文芸社が断裁処分してしまうことも可能なわけです。それに、実売数も文芸社の報告が正しいかどうか、著者には知る手立てがありません。トーハンさんの場合は増刷されたそうですので断裁処分にはなっていないと思いますが、ほとんど売れない本の場合は契約が切れる前であっても一部が処分されてしまうこともあるかも知れません。

オプションの新聞広告ですが、これにも裏があります。新聞社は広告の費用を一覧表などにしているのですが、お得意さんなどはそれよりだいぶ安い費用で受けているのです。しかし、著者には正規の広告料を請求します。その差額は出版社の利益になるわけです。

また増刷は文芸社持ちだということをメリットであるかのように説明していますが、もともと商業出版の契約書をベースにしているのですから、当然のことなのです。増刷の費用もおそらく初版の売上収入で賄えます。つまり、増刷したところで文芸社の持ちだしはないでしょう。

原稿募集のための宣伝費、出版説明会などの費用、テレビドラマの制作費・・・こういった費用をすべて本の売上金で賄っているならいいのですが、著者の費用が流用されているのならやはり問題ではないでしょうか。著者の出資金はあくまでも契約書籍の出版費用ということなのですから。

こうやってみると、なかなか凄い商法なわけです。私は「パラサイト出版」などと言っているのですが、著者に「おんぶにだっこ」で利益を上げていることになります。まあ、請負契約ならそれでもいいのですが・・・。

ただし、経営規模を変えずにこういう商法を続けていくためには一定数の契約を確保しなければなりません。そのために契約担当者にノルマが課せられ、大げさな勧誘や説明不足が横行するのです。

こうしたことは文芸社に限らず、同様の出版形態をとっている幻冬舎ルネッサンスなどにも当てはまります。

自費出版を考えるかたは、こういう出版形態であるということを知った上で判断すべきでしょうね。
Posted by 松田まゆみ at 2011年08月31日 21:36
 まず、前送コメント文中、「くそったれ」の表記は、「くそくらえ」の誤りでした。そのあとの文と突き合わせても、意味が通じぬといぶかる向きもおありと思います。お詫びして、訂正いたします。


 さて、文芸社の通常案件の編集に要する時間の話で、追ってあらためてご報告すると書きましたので、現役の編集者複数にあたりました。それなりの回答を得ましたが、それをそのままアップすることは諸般の事情により出来ません。
 しょうがないので、退職編集者のうち、クンちゃんとかなり懇意だった編集者に本日、東京都内で面談し、麦のジュースかなんかとつくね団子等を賞味しつつ、ありていにお尋ねしました。

 そうしたところ、鬼蜘蛛ねえさんのバッサリ計算、すなわち「5日間ぐらいだんべ」があながち間違いではなく、「当たらずとも遠からず」という実態であることが判明しましたので、クンちゃんとしてはイヤイヤ報告いたします。

 その編集者、仮にホンツクルンダーと呼んでおきますが、この人の話では、まず文芸社の編集部に初めて配属されると、そのときの受注状況によりますが、かなり発行期日が先に設定されている案件があてがわれるとのこと。それが、3か月かそこいらは続いて、その後にやっと実際に本が出る月が到来する。つまり、たとえば1月に配属されたら、3月かそこいらまでは実際には担当案件は刊行前の編集段階のまま、手許にあるというわけです。

 そのようにして、一定程度の手許にあるボリュームが増加した段階で、例の「ひと月に4本出せよな」ということが若林編集ぶちょかその配下からあらためて申し渡されるようです。
 
 したがって、鬼蜘蛛ねえやんの「5日」(40時間として)はあたっていないが、どう見ても「10日」(80時間)程度の所要時間を超えることはないというのが相場らしいですワイ。

 そこで、ある種の編集者は、無報酬の時間外勤務や自宅持ち帰りで、「なんとか、自分(著者ではなく、編集者ですよ!)を納得させられる段階までもっていくしかない」という、かなり厳しい状況に置かれるようです。

 クンちゃんが直接担当した(担当せざるを得なかった)問題案件は、正規の仕事以外に取り扱うため、このような時間的制約に一切しばられることはありませんでした。しかし、それは特例中の特例であり、前記のような通常案件では、実際、どこからも文句の出ない編集はムリだというのが実情のようです。

 結論を再度報告すると、鬼蜘蛛計算に多少色をつけたあたりが実態、とのことのようです。ぐうの音も出ません。
Posted by クンちゃん at 2011年09月01日 20:05
クン様

詳しい報告をありがとうございました。やっぱりねえ。月に4本となれば、やはりそんなもんでしょう。編集時間は本によってかなり違うとは思いますが、「これはほとんど手を入れなくていい」と判断した本なんかは、かなり手抜きをされるのでしょう。だいたい、素人の著者の場合、文章を直されるのを嫌がる人が多いですからね。私みたいに直されなくて文句を言う人は少ないと思います。

少なくとも私の事例について振り返ってみると、編集者は「まあ、この原稿はこのままでいいだろう」ということで後回しにし、発行日から逆算してぎりぎりの時期になってようやく連絡してきたのだろうという感じでした。クン様の報告と状況が一致します。

解約後に返送された原稿には、誤字などに鉛筆(赤鉛筆ではなく普通の鉛筆)書きのチェックがあり付箋紙がついてはいましたが、それも編集者というより下読みの方がチェックしたのではないかと思った次第です。ゲラ刷りでは誤字の修正もされていませんでしたから、そのまま組版に出したのでしょう。編集者は「校正の段階で誤字を直すんです」なんて言っていて、びっくり仰天しましたよ。

まあ、私の事例では編集者がやった仕事はレイアウトとか目次の作成とか、そんなことくらいでは・・・。編集者の方は、契約担当者が「編集費76万円」と知らせていたとは考えもしなかったでしょうね」。

とはいっても、これは編集者の問題というより月に4冊もこなせと命じる会社の問題ですね。これじゃあ編集者はまともな仕事をしたくてもできないでしょう。商業出版ではあり得ません。そういえば、どこかの隠居がやっている自費出版社も、新風舎が倒産して騒ぎになっていたとき、一人で月に4本くらいこなすようなことをブログに書いていましたっけ。文芸社と五十歩百歩ですね。
Posted by 松田まゆみ at 2011年09月01日 22:17
匿名で失礼致します。
私は今年の春先に、編集者からの評価が知りたいという軽い気持ちで文芸社に原稿をメール添付で送りました。
その後、担当者と名乗る若い女性から電話があり、貴方の作品が審査を通ってので、ぜひ本社まで来て打ち合わせをさせて欲しいと言われました。
大阪から東京まで主人と二人分、往復の新幹線代を出してくれるということだったので、東京に住んでいる友人に会うついでに文芸社を見学に行ってきました。
日曜日だったので一階のロビーで話をしたところ、担当者はとても作品を褒めてくださり、自費出版しませんか。と。
その件はあらかじめて聞いていたし、最初から断るつもりだったので、お金がありません。と断固拒否しました。
担当の女性はまだ新人だったのか、あまり強く押すこともできなかったのか、あっさり引き下がり、プライベートの話で盛り上がり、お土産に某ヒット心霊探偵の本を一冊いただいて帰って参りました。
その後、交通費がなかなか振り込まれなく、何度も電話をしてやっと支払っていただけるまではひやひやしましたが……。
自費出版の概要は、皆様が書いていらっしゃるのとだいたい同じでした。総額が260万円前後。200Pほどの薄い本です。担当の方が自由にできる免除金が100万円ほどあるので、出版する意思があるのであれば援助するとも言われました。
冷静に話を聞く私たち夫婦よりも彼女のほうが、イラストはあのイラストレーターさんに委託するとイメージが合うと思うだとか、デザインはこうするほうが良いとか、盛り上がっていましたが、出版する意思がないことをはっきり告げたあと、あろうことか彼女は、

正直、文芸社は最後の手段と考えたほうが良い。これくらいのレベルであればほかの出版社から出版される可能性も考えられるし、公募で賞を狙ったほうが良いと思う。

と最後にアドバイスしてくれました。

そういうことです。社員も分かっているんでしょうね。
最近は無料の小説サイトにも無闇やたらに広告を載せているようですね。何もしらない作家希望の若い方々をターゲットに置いているのでしょうが、あのようなやり方を見ていると憤りを覚えます。

これから文芸社で出版しようとしている方。もしも資産が有り余って道楽で出されるのなら反対はしません。ですが、ご自身の生活を切り盛りして費用を捻出せねばならないのであれば強く反対します。
本を出版し、売るということはそう簡単なことではありません。
ミリオンセラーなどという淡い夢を容易に抱かず、まずはどんどん作品を書き、推敲を重ね、自身の発想力や文章力を磨き、一般公募に応募してみてはいかがでしょう。
一次予選を通るのも大変です。文章を書くということが、他人に認めてもらうということがどんなに難しいことか、すぐに理解できると思います。
かくいう私も、日々、精進を重ねているところです。

松田様の記事、大変興味深く、また、自身の体験と重ね合わせて懐かしく拝見しました。もしもおこがましいコメントであるとお思いでしたら、どうぞ削除なさってくださいませ。
ひとりでも多くの方がこのブログに目を通し、高い代償を払わずに済むことを祈っております。
Posted by 匿名 at 2011年12月09日 20:58
匿名様

詳しい体験談やご意見をありがとうございました。出版を考えていらっしゃる方に大いに参考になると思います。

文芸社は以前は本社に呼び出すようなことはなく、電話で勧誘をして契約書を郵送していました。しかし、これは特定商取引法に抵触する可能性があるのです。そこで、近年はわざわざ本社に足を運んでもらうようにしているようです。

その交通費が文芸社負担だとのことですが、それは結局、ほかの著者さんが支払った費用とか、本の売上金で賄っているのでしょうね。著者さんは「ご自分の書いた本の出版費用」との名目でお金を出しているのですから、このような費用の使われ方は由々しきことと思います。

担当の方が自由にできる「免除金」ですか。文芸社も契約をとるためにずいぶんいろいろなことを考え出すものです。

ご指摘の通り、作家を目指すのであれば、自費出版社の募集しているコンテストなどではなく、厳しい審査のある一般の公募にチャレンジするほうがよいと私も思います。
Posted by 松田まゆみ at 2011年12月09日 23:04
松田まゆみ様

藤四郎はおだまり願えませんか、と言っているのに聞く耳もたず、無視ですか。ろくに知りもしないで勝手なことを言ってると営業妨害とみなしますよ。
Posted by 柴田晴廣 at 2011年12月10日 01:03
 アップ後4年もたつってのに、“間歇泉”のようにときどき噴き出してくるんで、この長命記事(「板」っちゅうのかね?)のコメントには注目しています。つまり、実態が何も変わってないってことですね。

 匿名さんが寄せてこられたコメントを読んでの感想ですが、契約担当者の中でも、いわば「こことの契約はやめたほうがええよ」ということを述べる人がいるってことなんですね。これは大変化ですよ。こういうまともな対応ではやっていけないので、まもなく退社する人だったんだろうか。
 もうひとつ注目したのは、「免除金」とかいう最悪ネーミングのカネですが、こんなんは実態はない、単なるディスカウントの代名詞でしょう。

 ところが、最近、クンちゃんブログのメッセージ欄に届いた話では、「助成基金」というもっと手の込んだ手法が新登場しているとのことです。これは、契約後に実際に一定のカネを著者宛に振り込んでくるそう(著者家族の話なんで伝聞にしときます)です。
 もはや単なる大幅ディスカウントでは、もともとの高い見積もりの信憑性が疑われるからでしょう。その財源がほんとに別基金にあるのなら別ですが、社内の経理上の処置だけでしょうから、鬼蜘蛛ねえさんから「騙しの新手口」と誹られそうですね。クンちゃんとしては弁護のしようもありません。

 ところで、柴田さんて「営業妨害とみなしますよ」と書いておられますが、「文芸社から営業妨害とみなされるから、注意あそばせ」と書かないところをみると、文芸社とイコールの方なんですね。それなら、もうちょっとだけ、詳しく書き込んでくれると嬉しいですね。これじゃ、門前の落書きみたいなもんですから。


 【鬼蜘蛛ねえさんへ】こういう柴田氏書き込みみたいのはまもなく削除しちゃうんでしょうが、別投稿の誤りを訂正(願いませんか→願えませんか)する趣旨だけかもしれませんので、削除する書き込みのサンプルとして残しておいたらいいんじゃないんでしょうか?どうだんべか?(クンちゃん)
Posted by いろいろ考え出すワな、新手口! at 2011年12月10日 10:55
クン様

そうですね、クンちゃんが意見を入れてくださったので、コメントはとりあえず残しておきましょうか。柴田氏のコメントを削除してしまったら、クンちゃんのコメントの意味が通じなくなってしまいますので。
Posted by 松田まゆみ at 2011年12月10日 11:33
すみません。私は幻冬舎ルネッサンスで人生しくじった酒井ですけど、文芸社もほんと、あんまりですね。読めば読むほど幻冬舎ルネッサンスが抱える問題点と、とても類似している面と、まったく違う面があるのだなと感じました。

ところで、改めて松田さんにうかがってみたいのですが、2011年8月31日の16:54分に、「トーハンジロウ」さんに松田さんが返信した内容で、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
文芸社の契約は「本の制作と販売という役務を○○円で引き受ける」という請負契約ではないので、利益を加えてしまうのは不当な請求であるということです(請負契約であれば、利益を加算するのは当然です)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
↑と、ありますけども、うーんと。整理すると、自費出版であるということは本来なら、

「本の制作と販売にかかるサービスを、たとえば100万円で引き受けますよ」

というのが、本来的な自費出版ですよね。

その、仮に100万としたら、100万の内訳として、紙代が30万円、編集協力費が1ページあたり○円×○ページだからいくら、インク代、製本代がいくらで、書店に案内するチラシ代がいくらだから、100万円なんです、

という風に、こと細かく説明するのが本当で、そこには実は出版屋のおとーさんのタバコ代とか、手間賃くらいであれば上乗せされててもえーんでないの??

と、いうことですか??

それとも、タバコ代もお米代もいっさい加算されない、純粋な原価コストを提示するということですか??

んで、原価コストを提示したあとに、「わしらの儲けとしてこんぐらいいただきますよってに」

と、正直にお客さんに打ち明けるのが、正しい自費出版のおカネの授受である、ということ??

私もトーハンジロウさんと同じで、混同しているのかなと思いました。

しかし、原価計算って、紙代や糊代であれば原価計算のしようもありますけど、人件費の部分は会社によって多寡が生じますから、原価提示というのも難しいような気がいたしますが。。。

すみません。松田さんがお考えになる

「自費出版として正しい明細書のあり方」

を、今一度レクチャーしていただけますと非常にうれしく思います。

あ、おヒマなときでけっこうでござーすよ~☆
Posted by 通りすがりの酒井(下ユル子) at 2011年12月11日 02:00
あ、すみません(汗)

二重投稿してしまいました。。。(汗)

一個、削除してくだされ~!
Posted by 通りすがりの酒井(下ユル子) at 2011年12月11日 02:02
酒井様

 かつては自費出版というのは流通しない、というのが一般的でした。この場合、出版社(ないしは印刷会社)は、著者の希望する数量の書籍の制作を請け負う、という役務の提供の契約(サービスの契約)をすることになります。おっしゃる通り、「本の制作と販売のサービスを○○円で引き受けますよ」という契約になります。ですので、本の所有権は当然著者になりますし、本を売った場合は手数料を差し引いた売上金が著者に支払われるということです。この場合、出版という行為の主体は著者にあります。

 ちなみに、オーダーで洋服を仕立てる、というのも請負契約であり、役務の提供です。住宅メーカーに住宅を建ててもらうというのも請負契約です。

 請負契約の場合、料金は原価というわけではありません。原価のほかに、会社のさまざまな経費なども入っているわけです。たとえば会社の家賃とか維持管理経費、あるいは広告を新聞や雑誌に出すような経緯も含めていいわけです。そういうものも入れなければ会社経営は成り立ちません。つまり、原価に利益を上乗せして費用請求し○○円で引き受けますよ、というのが請負契約です。

 請負契約の場合、自費出版社が費用の内訳を出す場合でも、その個々の費用に利益が乗っかっていると考えるといいでしょう。そして自費出版社が利益をどの程度乗っけているかはお客に明らかにすることでもありません。良心的な会社ならそれほど利益は多くしないでしょうし、儲け主義であれば利益を多くするでしょう。請負契約での費用の内訳は、おおよその目安と思えばよいのではないでしょうか。請負契約で原価を出せということにはならないと思います。どうしても個々の費用を明確にさせたいなら、自費出版社を通さず、著者が編集者を探して編集やDTPの制作を依頼し、デザインも自分でデザイナーを探して依頼し、印刷会社に直接印刷を依頼するしかないと思います。印刷会社はちゃんと費用の明細を出しますよ。

 ところで、文芸社の印税タイプや幻冬舎ルネッサンスの契約は、請負契約とは異なります。出版社が本の複製(印刷)と頒布の権利を一時的に得て自社に所有権のある本として出版するという契約です。このために、出版権(複製と頒布の権利)を出版社に設定する契約をするのです。複製権も頒布権も著作権の一部の権利なのです。印税とは著作権使用料であり、出版権設定の見返りです。本の所有権は出版社なので、贈呈分以外に本が必要になれば著者が買い取らねばなりません。基本的には商業出版と同じ形態なのですが、大きく異なるのは著者が出版にかかる費用を負担するという点です。(以前の新風舎の共同出版や文芸社の協力出版では、この費用を著者と出版社が分担するとしていました)

 問題は、この場合の出版費用です。私はこの場合の費用というのは原価計算にすべきだと考えています。なぜなら出版の主体は出版社で、著者はそれに出資協力する立場だからです。

 これは助成金などの事例で考えると分かりやすいと思います。町が公共施設を建てて運営する際に、建物の建設費は全額を国が助成するが、管理運営は町が行う、という事例を考えて見て下さい。この場合、事業の主体は町で、それに出資協力するのが国です。実際の建設費が2億円かかったのに、町がそれを誤魔化して国に3億円の助成金を請求したらどうでしょう? 助成金詐欺ではないでしょうか。事業に出資協力するという場合は建築費の原価を請求すべきなのです。

 で、幻冬舎ルネッサンスの場合は原価でしょうか? 著者には分からないですよね。おっしゃる通り、印刷代や製本代などは原価がはっきりしています。しかしこういう費用であっても、著者には原価を教えないでしょう。私が文芸社に見積もり明細を請求したときは、取引先との信用に関わるといって教えてもらえませんでした。私に提示した見積もり内訳は印刷会社の作成した見積もりではなく、したがって原価ではないと考えています。

 また、人件費は会社内部の人間にしか分かりません。ここにいくらでも利益を上乗せして請求できるわけです。私の場合は編集費は約76万円でしたが、ろくに編集作業はしていませんでした。また会社の維持管理費が出版費用に入るとしても、それも個々の本に対しておよそいくらになるのかは会社内部の人間にしかわかりません。費用の内訳を請求しても出さない場合が多いと思いますが、出した場合は原価に下駄をはかせている、と考えたほうがいいでしょう。

 著者への請求は原価であるべきなのに、かなりの利益を上乗せしている、というのがこの商法の根本的な問題点だと私は考えています。請負契約ではないのに、費用の請求だけは請負契約方式なのです。会社が原価費用を提示できないのなら、こういう商法をやるべきではないと私は思います。

 「この費用で納得して契約したから文句は言えない」という著者の方も多いようですが、「請負契約ではないのに請負契約方式で費用請求し、請負契約(役務の提供の契約)だと錯誤させている」ところに問題があります。

 結局、出版社は著者からの出資金で儲け、その売上金で儲け、オプションの広告などで儲け、その利益を新聞・雑誌・ネットなどの広告、著者を勧誘するための説明会、原稿を読んで所見を書くための費用、一部の商業出版本の費用、はたまたドラマ作成費などに充てているものと推測されます。

 この説明で理解できましたか? 以下なども参考にして下さい。

http://janjan.voicejapan.org//media/0702/0702200392/1.php

http://onigumo.cocolog-nifty.com/blog/2008/12/post-6b09.html
Posted by 松田まゆみ at 2011年12月11日 12:04
丁寧なご説明、まことにありがとうございました。非常によくわかりました。

こうして松田さんのご説明を読むと、案外問題点はシンプルなのだなぁと明快になりました。

問題点はけっこうシンプルですよね。

要するに

「請負契約に見せかけておいて、出版権を設定する契約であり、本の所有権は出版社に置かれてしまうので、著者は本が欲しくなったら買わされるしかない」

ということで、まさに今、私が直面している問題と同じことなのですね。

でも、多くの著者さんは、こっそりと必死に自己買いをしているはずだと思います。そうでなければ幻冬舎ルネッサンスの本が、あんなにたくさん重版されるはずはないと思います。

そう考えると、商業出版でご活躍の、きら星のような超有名作家だって、実は誰も知らないところでは自分で自分の本を買わされているのかも知れませんよね。

そう思えば、本を出版して有名人になること自体、ちっとも幸せではないと思い至ります。

商業出版は最初から、著者が本を買い取ることを期待する契約ですものね。。。

私は好奇心だけで自費出版に近づき、大やけどを負いました。本当にいい人生経験をしたと思うしかありません。

出版って、よくよく考えたら人権蹂躙もはなはだしい世界だと改めて感じます。

どうもありがとうございました。
Posted by 酒井日香(下ユル子) at 2011年12月11日 20:31
酒井日香様

契約形態の違いが理解できれば問題は案外シンプルといえるかも知れませんが、そこをきちんと理解していただけない方が実に多いのです。なお、出版権と本の所有権は別です。

どの程度の著者さんが自己買いをしているかは分かりませんが、多くの人が友人や知人に宣伝しているでしょうね。義理で買う方もそれなりにいるとは思います。また、お医者さんとか先生の場合はそれなりに販路があるでしょうから、買ってくれる人も多いと思います。

新風舎では、契約部数より少ない部数しか印刷していなかったという事例がありました。まさか幻冬舎ルネッサンスがそういうことをやっているとは思いませんが、結局、実際に何部印刷したのかを著者は確かめることはできないのです(制作請負契約だったら、すべての本が著者に送られてきますから、契約部数より少ないなどということはまずありません。販売を委託する場合も、売上冊数に応じた売上金が入りますし、売れ残った本も著者のものですから引き取ることができます)。

また、文芸社や幻冬舎ルネッサンスでは「増刷は無料」というのが売りになっていると思いますが、複製の権利を出版社に設定していますので増刷するかしないかは出版社の判断になります。増刷しても損をしないと判断できる状況でなければ増刷しません。在庫がなくなり、さらに相当数売れる見込みがなければ増刷はしないでしょう。ただし、著者が増刷を希望した場合は、買い取り条件をつけたり、有料にしたり、ということはあり得るのではないでしょうか。文芸社ではそのような事例も聞いています。

ですので、重版されている本があるといっても、それらがすべて無料の増刷なのかどうかは分かりません。
Posted by 松田まゆみ at 2011年12月11日 21:51
私は自分の定年を機に自分の苦労した会社員人生を本にしようと思っていました。そこで文芸社の広告を目にして原稿を応募したところ、早速電話があり、是非出版しませんかと勧められました。面白い作品だからテレビドラマになりそうだと言われました。よく考えてからまた来ますと言ってその時は断りました。しかし、その後気づいたのですが、文芸社の悪口がインターネットに沢山あるのは驚きました。そこで契約を勧めた担当者に「文芸社の悪口を見たけど本当か」と問い詰めたら、「あんなもの全て事実無根。ライバル会社の嫌がらせでしょう」と言ってきました。本当にライバル会社がインターネットで悪口掲載するのでしょうか。しかもあんなにたくさん。文芸社ってどんな会社なのでしょうか。テレビドラマになるなんて本当でしょうか。契約を控えた方がいいのでしょうか。
Posted by Taizou at 2011年12月24日 21:01
Taizou様

はじめにお断りしておきますが、私は文芸社をはじめとしたいわゆる共同出版商法をブログやインターネット新聞で批判していますが、これはあくまでも公共の利益を目的とした告発であり悪口ではありません。きちんとした根拠のもとに問題点を指摘していますので、悪口とは違います。

お尋ねの、ライバル会社が批判をしているかどうかについては分かりません。しかし、著者の方がブログなどでご自身の体験から批判的意見を書くことはしばしばあります。

テレビドラマは本当です。毎年、文芸社から出版された本を一点選び、お正月にテレビ朝日系でドラマ化しています。ただし、それに選ばれる確率は非常に低いと考えておいたほうがいいでしょう。

契約に関しては、私の記事や、ここのコメントに寄せられた皆さんのご意見を参考にして考えてください。

なお、以下は元文芸社社員による告発ブログです。こちらも参考になると思います。

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44
Posted by 松田まゆみ at 2011年12月25日 16:12
Taizou様へ
松田さんのアドバイスに補足説明します。
まず、テレビドラマの確率ですが、全く不可能と考えた方がいいでしょう。文芸社の担当者がテレビドラマ化されると説明したそうですが、では何人中何人が実現したか、具体的なデータを教えてくださいと問い正してみてください。おそらく、明確に回答してくれないでしょう。はっきりいって宝くじの確率です。それを明示せずに著者と契約するからトラブルが絶えないのです。後になって、「本がテレビドラマにならなかった。金返せ」とクレームしても取り合ってくれません。

文芸社は悪い会社ではないと思います。本を出したいと願う人と契約し、書店に素人の本を陳列するのです。お金持ち逃げなどしない会社です。しかし、契約に際し、強引に急がせて勧めてしまうのが大きな問題です。「テレビドラマ化など宝くじの確率です」と言ったら契約取れないから、大げさな、場合によっては虚偽を交えて契約誘導してしまっています。あなたの本が店頭に並ぶことはできてもテレビドラマになることはほぼ不可能と考えて、契約を検討してください。

松田さんのご指摘の通り文芸社は悪い会社ではないと思います。しかし、ゆっくり考えて、他社もあたって、比較検討して、契約を考えてください。契約を急がせたり、大げさな説明する会社は要注意です。熟考してから契約してください。
Posted by 以前出版したG.I. at 2012年01月02日 18:21
以前出版したG.I.様

私は「文芸社が悪い会社ではない」と指摘したことはありません。悪質な商法を行っているとの認識です。
Posted by 松田まゆみ at 2012年01月03日 14:22
Taizou様。通りすがりで申し訳ありません。酒井日香です。
文芸社のことはよくわかりませんが、「どうして本を出したいのか」という、ご自分の気持ちを、よーーーく見つめなおしてみられてはいかがでしょうか。

出版をして、自分の本を自分で宣伝して、売り歩く。

このことで、失う対人関係もたくさんございます。会社員時代の関係者や同級生の方々も、みんな生活が大変で時間もない中、人様の自費出版など内心は迷惑としか思わない人も多いですよ。

本当に、自分の作品が傑作で、読まれる価値があるとお思いであるならば、周囲にも負担にならず、自分にも書いて楽しんだ記憶だけが残るよう、ぜひとも私家版にして欲しいと思います。そうして同級生やご親類に、記念品として無料配布したほうが喜ばれますし、書店流通を選ぶ場合にも無理のないプランを提示してくれる良心的な出版社はたくさんございます。


また、プロの書き手になりたいのならば、書店流通などさせなくても、自分で自分の本を名刺代わりに配ったり、「編集会議」などの本を買って、自分で出版各社や編集プロダクションに献本し、運を賭けるということも可能です。

しかし、書店流通を選びますと、著者には「売ろう、売らなきゃ」という意識が芽生えて不幸になりますし、買わされる知り合いも「あの人は騙されている」という意識が芽生えて、いい結果になることはありません。

プロデビューという観点からも、また、自分や家族の幸せという意味でも、文芸社のような

「書店流通やドラマ化をことさら煽る出版社」

などは、かかわって幸せになるということはまずありませんから、そこだけはどうか、熟考なさってくださいね。

私も経験者(私の場合幻冬舎ルネッサンス)ですが、本を出してもまったく幸せではありませんでした。

私家版ならば、そういう

「売ろうとするがゆえに受ける非難」

とか、

「大切な友達との亀裂」

などを作らなくて済みます。どうか自著を売ろうとなさらず、私家版として本を作ったのち、それをどう活用するか、お考えになってみてくだされ。。。

以上、通りすがりの分際で大変失礼いたしました。

ではでは。
Posted by 酒井日香(下ユル子) at 2012年01月05日 17:44
Taizou様。通りすがりで申し訳ありません。酒井日香です。
文芸社のことはよくわかりませんが、「どうして本を出したいのか」という、ご自分の気持ちを、よーーーく見つめなおしてみられてはいかがでしょうか。

出版をして、自分の本を自分で宣伝して、売り歩く。

このことで、失う対人関係もたくさんございます。会社員時代の関係者や同級生の方々も、みんな生活が大変で時間もない中、人様の自費出版など内心は迷惑としか思わない人も多いですよ。

本当に、自分の作品が傑作で、読まれる価値があるとお思いであるならば、周囲にも負担にならず、自分にも書いて楽しんだ記憶だけが残るよう、ぜひとも私家版にして欲しいと思います。そうして同級生やご親類に、記念品として無料配布したほうが喜ばれますし、書店流通を選ぶ場合にも無理のないプランを提示してくれる良心的な出版社はたくさんございます。


また、プロの書き手になりたいのならば、書店流通などさせなくても、自分で自分の本を名刺代わりに配ったり、「編集会議」などの本を買って、自分で出版各社や編集プロダクションに献本し、運を賭けるということも可能です。

しかし、書店流通を選びますと、著者には「売ろう、売らなきゃ」という意識が芽生えて不幸になりますし、買わされる知り合いも「あの人は騙されている」という意識が芽生えて、いい結果になることはありません。

プロデビューという観点からも、また、自分や家族の幸せという意味でも、文芸社のような

「書店流通やドラマ化をことさら煽る出版社」

などは、かかわって幸せになるということはまずありませんから、そこだけはどうか、熟考なさってくださいね。

私も経験者(私の場合幻冬舎ルネッサンス)ですが、本を出してもまったく幸せではありませんでした。

私家版ならば、そういう

「売ろうとするがゆえに受ける非難」

とか、

「大切な友達との亀裂」

などを作らなくて済みます。どうか自著を売ろうとなさらず、私家版として本を作ったのち、それをどう活用するか、お考えになってみてくだされ。。。

以上、通りすがりの分際で大変失礼いたしました。

ではでは。
Posted by 酒井日香(下ユル子) at 2012年01月05日 17:45
わぁぁ!! 間違えて同じ文章を2回、UPしてしまいました!!

消してくだされ~!!
Posted by 酒井日香(下ユル子) at 2012年01月05日 17:46
文芸社の問題というか自費出版の問題点。これたぶん誰もが引っかかった現象だと思いますが、皆夢を見てしまうんですね。これひょっとして売れるかもしれない。いや必ず売れる。売れるに違いない!と思うようになり、次に出版日が楽しみだ!印税はどのくらいか?となる。本屋に何人が買いにくるだろうか?サイン会はどうしよう?とどんどん夢が膨らんでいく。しかし現実とのあまりの落差に気が付くまで、また少し時間がかかるのも問題だけど、実際我に返るまでかなり時間がかかる。社史とか自身の話などこれは売れるわけないけど、配って読んで貰いたいという趣旨の本に向いているのが自費出版であり、小説とか売れることを期待する書籍に関しては、自費出版はほとんど効力を発揮しないのが現実でしょう。実際紀伊国屋に1冊並べられて、その殆どが自分か知り合いが購入し、その後の補充などまったくない。出版会のドンや映画関係者、テレビ関係などのプロデューサーなどの所に届くはずもなく、そんなことに期待してしまう楽観的な自分が皆誰にも存在するのは間違いないように思います。むしろ文芸社のコーナーは騙されて本を出した人たちの惨めなコーナーに感じるのは出版業界を知っている人なら皆そう思うのではないでしょうか?そんな事実を隠しながら、出版という憧れの思いに上手く入り込み、言葉巧みに出版させ、その手数料でビジネスを完結させてしまうのが、この自費出版事業であります。逆に視点を変え、まったく売れないの解っているが、出版してみたいというナルシスト的な人にはこのスタイルはむいているように思えます。しかし殆どの人が、そんなに経済的な余裕がなく、かすかな望みに大きな博打をしてしまう。競馬の馬券数百万円買うより確率が低いのに、博打を打ってしまう。博打という言葉は適していないだろうが、実際は当たりくじがないようなくじ引きをし、誰も当たらないからソロソロ当たる番だなど、本当に前向きに考えてしまうのが、この自費出版の恐ろしい所でもある。勿論外れくじでもらえるのが自身の何の役にも立たない本である。自分は文芸社がどうのこうのというつもりはないが、実際に出版を勧めている社員連中は心の中でなんと思っているのか?その良心の声を聴いてみたい気がする。売れるわけないのに売れる可能性がある、いや売れる可能性が高いように説明してくる。それならあんたが金だして出版すればいいでしょと叫びたくなるが、後の祭りである。自分が思うに、文芸社とか自費出版で食べている人は、自身に問いかけてほしい、自分が出版業界にいるんだという誇りを持っているのか?そうでないと、自費出版をしてる企業に勤めている人間は永遠に自分のお仕事に誇りが持てず、人を騙す(表現が難しい)ことにあまり抵抗がなくなってしまい、人の大切なお金も、その後の人生も、人の心や気持ちを平気で裏切る、なんとも悲しい人になっていってしまう。勿論食べるためにやっているのでしょうが、自分が過ごしてきた人生の時間を誇れるかどうかは、お金ではカウントできないと自分は文芸社から教わりました。皮肉なものです・・・よっぽど売れるわけないですが出版してみましょう!といってもらった方が後腐れないように思えてしまいます。相変わらず支離滅裂ですみません。
Posted by 久しぶりのトーハンジロウ at 2012年02月03日 18:00
 突然申し訳ありません。
 通りすがりの者です。
 名前は「仮ちゃん」にいたしましたが、これは「仮名」の「仮」です。
 私は半年ほど前に小説の原稿を文芸社さんに持ち込みました。
 二週間ほどのちに速達でお返事があり、やはりかなり褒められました。
 出版を薦められましたが、お金の問題もあって(提示された金額は200万円前後です)、そのときはお断りしました(私の場合は褒められはしたものの「絶対売れる!」などとは言われませんでした)
 けれど最近になって事情が変わりました。
 私は以前から目が悪かったのですが、最近になってお医者様から「いつ失明してもおかしくない」と宣告されしまったのです。
 で、母がそれぐらいの金額なら出してあげてもいいと言ってくれています。
 何かの新人賞に応募する道ももちろんあるのですが、賞は結果か出るまでにかなり時間がかかります。
 結果が出るまでの間に私が失明していないという保証はどこにもありません。
 それに賞は落選する可能性の方がずっと大きいのです。
 なのでもとより売れないのは覚悟の上。
 友達や知り合いには自分が無料で、送料も負担して献呈する。
 最初からそのつもりでもう一度文芸社さんに頼んでみようと思っています。
 とにかく私は失明してしまう前に、自分の生きた証として、本を一冊残しておきたいのです。
 それも私家版ではなく、たったの1000部でもいいので、ちゃんと書店で流通する形で。
 十人でもいいし、五人でもいいし、たったの一人でもいい。
 もし本を買ってくださる方がいらっしゃって、その方々がその本を大事にしてくださったら嬉しいし、ブックオフなどや古本屋さんなどに売ったとしても、その本は一応流通はしていくはずだと思いますので。
 ただ一点迷いがあります。
 それはやはり編集に携わってくださる方がどこまで真剣にやってくれるのかということ。
 私がいちばん心配しているのは、盗作に関することなのです。
 私自身はもちろん誰かの作品を盗作したつもりはまったくありませんが、それでも私の小説が、私が読んだことのない作家さんの作品に偶然似ているという可能性はあり得ます。
 もしそんなことがあった場合、私には「盗作だ!」とその作家さんから訴えられたとしても、とても損害賠償などは支払えません。
 文芸社さんの編集の方は、そういうところまできちんとチェックしてくださるのでしょうか?
 どなたでもかまいません、お返事いただければ幸いです。
Posted by 仮ちゃん at 2012年03月03日 05:44
 追記です。
 文芸社さんの担当の方は、私にその小説の出版を薦めるにあたっては、久しぶりのトーハンジロウ様の文中にある「売れるわけないですが出版してみましょう」にかなり近いことをおっしゃっていました。
Posted by 仮ちゃん at 2012年03月03日 06:00
仮ちゃん様

あなたはご自分の生きた証として本を出版なさりたいのですよね。そうであれば、書店に置かれるか否かはあまり関係がないのではありませんか? 無名の著者の本は、書店に置かれてもほとんど売れないのが現状です。ご自分に所有権のある本として作られ、友人・知人に贈られるのが良いのではないでしょうか。

また書店流通は文芸社でなくてもいろいろな自費出版社で対応しています。編集に関しても、文芸社のように大量の出版をしている会社は良質な編集は期待できないと思います。

盗作に関しては、あなたが盗作をしていないのであれば問題ないと思います。どこの会社の編集者でも膨大な小説をすべて読んでいるわけではありませんので、あなたが心配されているようなことを事前にチェックすることなどできないでしょう。

私は文芸社などのやっている出版形態は悪質商法と認識しています。ですので、お勧めはしません。

なお、自費出版社を選ぶにあたっては、以下のサイトが参考になります。

http://p.booklog.jp/book/35688
Posted by 松田まゆみ at 2012年03月03日 11:03
仮ちゃんさま

なにもかも承知で文芸社、とおっしゃるのでは、何も言わない方がいいのかなとも思います。
ただ、著者に渡される本の部数を増やしてもらうとか、もっと値段をさげてもらうとか、おともだちに本を送るのにも費用がかかりますから、もう少しだけ交渉の余地はあるかもしれませんね。

それから、あの会社の編集のことなら、クンちゃんに聞くのが一番近道だと思います。

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/6a3e7bfdfc8505c8050f773d3bff84a5

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44/e/195b9331a7efcaebcd234582e9e831ef

お体、お大事に。
Posted by ひなこ at 2012年03月03日 18:55
 松田様
 ひなこ様

 お返事本当にありがとうございました!
 やはりもう一度文芸社さんにうかがってみて、担当の方と、万一盗作とどなたか作家さんから訴訟でも起こされたときの対応について、じっくりお話をしてみたいと思っております。

 以前どなたかの書き込みに対し、どなたかが「文芸社の人間だろ」みたいなお疑いをかけていらっしゃったのをお見かけしましたので、一応私も申し上げておきます。
 私は決して文芸社の人間ではありません。
 私も作品を送付したあとには、皆さんと同じように褒められました。
 そして出版を薦められました。
 そこまでは皆さんと同じです。
 ただ前述いたしましたように、私の場合は「絶対売れる!」などということは決して言われなかったのです。
 寧ろ逆に「爆発的に売れる可能性などまったく考えられないけれど、出してみたい」と言われたのです。
 正直に「売れる可能性などまったく考えられない」と言われたことに対しては、やはり私はその担当の方の誠実さを感じてしまうのです。

 ともあれあらためてお礼申し上げます。
 本当にありがとうございました!
Posted by 仮ちゃん at 2012年03月04日 03:57
仮ちゃん様

文芸社は「絶対売れる」とは言いません。私のときは勧誘時に「5000部目標」みたいなことを言われ、後にトラブルとなった際には「売れるとは言っていない」と開き直りました。私のトラブルで懲りたのか、その後は売れることを匂わせるような勧誘はしていないと思います。むしろ「売れる可能性は低い」と言っているようです。

「売れる可能性が低い」というのはたしかに事実なのですが、だからといって「誠実」と考えるのは早合点と思います。著者とのトラブルを避けるために事実を言っているにすぎません。そのことに注意が必要です。

そもそも売れる可能性が低いと知っていながら、なぜ販売前提で文芸社に有利な出版形態を勧めるのでしょう? なぜ売れ残ることを承知で1000部も勧めるのでしょう?

文芸社のような出版商法については、以下のサイトが参考になります。あなたに提示された金額は適正費用とは言い難いのではないでしょうか。

http://www.kobeport.net/news/kyodo.html

また、ひなこさんのアドバイスのように、クンちゃんにいちど相談されたらいかがでしょうか。メールでの相談(クンちゃんブログの左サイドバーの「メッセージを送る」からメールを送信できます)にも応じてくれると思います。

http://blog.goo.ne.jp/92freeedition44
Posted by 松田まゆみ at 2012年03月04日 10:15
仮ちゃんさん、こんにちは。私も自費出版経験者です。松田さんと同様、私も文芸社をおすすめすることはできません。理由は、「文芸社では一か月に百冊以上もの本を出しているから」です。つまり、「編集者一人あたりの担当冊数が多い(たぶん、多すぎる)」ということになります。

編集作業は、まじめにとりくめばとても大変です。流れ作業式にこなせるようなものではありません。本のジャンルや内容にもよりますが、一人の担当者が誠実にとりくめる冊数はおのずから決まってくると思います。

盗作の件についてなら、一人の人間が把握できる範囲は限られてくると思うので、文芸社以外の自費出版会社と契約したとしても、結果的にはあまり変わらないかもしれません。でも、編集作業に少しでも多くの時間をかけてもらおうと思われるのでしたら、自費出版を専門にやっている会社はたくさんあります。

また、本の内容にもよりますが、書店流通も充分に可能です。基本的にISBNとJANコードがあれば、本は書店に流通します。文芸社以外の自費出版会社でもこの二つはほぼデフォルトで取得できます。文芸社の高額な契約料金は、半分以上が派手な宣伝費やいわゆる「専用棚」契約費用のためのものではないでしょうか。そのあたりもクンちゃんに相談されれば、わかる範囲で答えてくれると思いますよ。
Posted by フクちゃん at 2012年03月04日 17:57
文芸社のテクニックに学び、続々と「自費出版」を謳って一般人を騙す出版社が出始めています。泣き寝入りせず、なるべく情報をシェアしていくようにしたいものです。
例)リトル・ガリヴァー社(大阪)https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11199210751
Posted by ここにも注意! at 2018年12月01日 19:43
ここにも注意さん、古い記事を見つけてコメントしてくださりありがとうございました。

悪徳(自費?)出版社は相変わらずのようですね。
Posted by 松田まゆみ松田まゆみ at 2018年12月01日 22:01
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文芸社に騙された!
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