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2008年09月06日

情けない大出版社

 オリコン烏賀陽訴訟、どう考えてもオリコンが言論封じのために起こした裁判です。にもかかわらず東京地裁は4月に烏賀陽弘道さんの敗訴というとんでもない判決を出しました。こんな恫喝訴訟と呆れかえる判決に、黙っていられない人たちもたくさんいます。

 言論の自由、表現の自由に危機感を感じた出版社の人たちも行動を起こしました。以下のJANJANの記事をお読みください。

出版133社代表がオリコン訴訟の公正な審理を求め共同声明

 出版社がこのような意思表示をすることは、異例のことといえます。今回のような状況に、言論機関である出版社もいよいよ危機感を強めているということでしょう。

 ところで、Shuppan NEWS blogの出版年鑑2008によると、日本の出版社の数は4055社だそうです。このうち、共同声明に名を連ねたのは133社。つまり、表現の自由の危機に対して意思表示した出版社はたった3.3パーセントなんですね。そして、JANJANの記事に掲載されている、共同声明に名を連ねた出版社の名前を見ていくと、ほとんどが中小または零細出版社ではないかと思われます。

 日本の大手出版社はいったいどうしてしまったのでしょうか? オリコンを非難するような立場にはなりたくないのでしょうか? 情けない限りではありませんか。しかし、これが日本の出版業界の現状なのかもしれません。

 今回の出版社の行動は、以下の記事にもあるように、今年3月に出版社57社の代表が「オリコン訴訟を危惧する声明」を発表し、それが発展したものです。

オリコン訴訟、東京高裁での公正な審理を求める出版130社

 オリコン烏賀陽訴訟は、出版業界にとっても看過できない問題のはずです。3月には57社であった声明賛同者が、今回は133社に増えました。今後も多くの出版社が積極的に意思表示してほしいと思います。


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