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鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 › 無脊椎動物 › ダンゴムシの思い出

2007年07月24日

ダンゴムシの思い出

 子供のころ、私は虫を捕まえるのが大好きでした。どうしてなのかわからないのですが、たぶんそれは子供の本能みたいなものなのでしょう。昆虫を見つけると、まず捕まえてみたいという衝動にかられます。蝶にトンボ、行列をつくるアリ、草むらのバッタ・・・。虫たちが飛び回る季節になると捕虫網を片手に、外をかけずり回っていました。

 捕まえてみたいと思ったのはそれだけではありません。くるりと丸まってボールのようになってしまうダンゴムシも私にとっては興味の対象でした。

 住んでいたアパートの敷地の一隅に砂利が敷かれたところがありました。その砂利をひっくり返すと、少し湿った石の下にたくさんのダンゴムシが潜んでいました。それをつまみ上げては手の平で転がし遊んだものです。どうしてこんな風に丸まってしまうのかと、いつも不思議で仕方がありませんでした。

 そしてそのダンゴムシを家に持ち帰って母から変な顔をされたものです。母は虫が嫌いではありません。でも、さすがにダンゴムシを持ち帰る娘には呆れていたようです。たしかにダンゴムシを集めて遊ぶなどという子供はあまりいなかったのかもしれません。本人は、とてもかわいい虫だとしか思っていなかったのですが。

 さて、それから何年かたってからのことです。つかまえたダンゴムシのお腹から小さな子供のダンゴムシがもぞもぞと這い出してきたときには本当にびっくり仰天してしまいました。親のダンゴムシがいきなり子供を生んだのだと思ってしまったのです。

 その当時は、ダンゴムシが陸生の甲殻類であり、卵胎生だということを知らなかったのです。ダンゴムシは、腹面に保育嚢をもっていて、卵からふ化した子供はそこから外に出てくるのです。

 北海道ではダンゴムシによく似たワラジムシがたくさんいますが、ワラジムシを見るたびに、どうしてこれは丸まらないのかと思ってしまうのです。でも、ダンゴムシはどうしてあんなふうに丸くなるようになったのでしょうね?

 ちなみにわが娘は、子供のころワラジムシをつついては、「どうしてこのダンゴムシは丸くならないのだろうか?」と、不思議でしかたがなかったとのこと。

 ところで、おかしなことに私は今でも虫を見るとついつい手が伸びてしまいます。虫を手にとってみたいという衝動にかられる習性は、困ったことにいくつになっても変わりそうにありません。


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この記事へのコメント
松田様

 こんばんは。
 私も子供の頃、ダンゴムシでずいぶん遊びましたよ。
 つっつくとまるまるのが面白くて。
 まるまったやつを、指ではじいてコロコロと転がしてました。
 ダンゴムシにしたら、いい迷惑だったでしょうね。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年07月24日 18:59
鬼蜘蛛おばさん こんばんは

私は、北海道で生まれ、就職で東京へ。北海道ではワラジムシのみ
ダンゴムシなるものがいませんでした。
東京では、娘がダンゴムシと遊んでた。私はワラジムシのことは忘れ
娘がダンゴムシを丸めて遊んでいるのを不思議に思ったものです。
北海道でのワラジムシをイメージしていたからだと思うのですが、
あれっダンゴムシって丸まるんだっけてな調子です。

他には蝉、これが大好きで夏になると、幼虫が土から出てくるのを
待ちきれず、土に小さな穴が見えると、幼虫を引っ張り出して、持帰
り、羽化するまでの姿を、眺めていました。
就職した後は、蝉のことはすっかり忘れ、永い眠りに付き、2001年
8月に日野市の緑と清流課と「日野の自然を守る会」、「日野緑の
推進委員会」主催の自然観察会「夜の鳴く虫を楽しむ」に参加した
ことで眠りから目覚め戸のでした。
Posted by 邯鄲のゆめ at 2007年07月24日 22:39
鬼蜘蛛おばさん こんばんは

前の書き込みの最後の行ですがよく確認しないで【書込】釦を
クリックしてしまいました。「 ことで眠りから目覚めたのでした。 」
に変更します。
Posted by 邯鄲のゆめ at 2007年07月25日 00:49
冬野 様

 そうですか。かつての子供たちは、みんな同じようなことをして遊んでいたのでしょうね。テレビゲームもなければ、塾もない時代は、子供たちにとっては自然が友達でしたから。


邯鄲のゆめ 様

 私は、子供のころは本州で過ごしましたので、逆ですね。子供のころはダンゴムシでよく遊びましたが、北海道に来たらワラジムシばかり。ダンゴムシとワラジムシの区別がつかない子供にとっては、不思議なことですよね。
 今は、身の回りの虫たちと遊んだり観察したりする子供たちは、どれくらいいるのでしょうか・・・
Posted by 松田まゆみ at 2007年07月25日 05:57
無脊椎動物関連で。
ムカデとかゲジといった唇脚類の小動物(以下、ムシと表記します)は、従来から北海道にいたでしょうか?
子どものころから、石や朽ち木をひっくりかえしたりしていて、ヤスデは確かにいましたが、ムカデやゲジは見たことがなかった。
私は昭和37年生まれですから、「子どものころ」は40年ほど前ですが。
小さい頃を過ごし、ある程度ムシの見分けもできた寿都や函館の地面では、ムカデもゲジも見なかったです。
ヤスデやザトウムシはたくさんみましたけれども。

ゲジを初めて見たのは、高校1年の時、小樽に住んでからからです。
初めて見たときは、びっくりして、正直「びびり」ました。
それが約36年ほど前。

小樽は港町なので、材木でもひっついて本州から来たのかな?と思ったのですが。
考えるまでもなく、寿都も函館も港がありますから、説得力がないです。

ムカデはここ十年くらいの間に、目に付くようになりました。
自宅の庭で石をひっくり返すとわんさか出てきます。

義母から堆肥の土を貰って以来でしょうか。
市販の腐葉土か何かだったようですが、ムカデが入り込んでいたなんてことがあるかしら?
こういうことを尋ねると、普通の人は、「わたしのせいでムカデが増えたというのか?」と勘違いされるので黙ってますけど。

松田さんのご見解はいかがでしょうか?
昔からいたよ、と言われてしまえば、子どものころは気がつかなかっただけ、と思えるのですが。

と、伺おうとしてワラジムシの記事を開いたら、子ども時代は本州でしたか。
それじゃあ、分からないかもしれませんね。
それとダンゴムシも、近年北海道に増えた気がします。気のせいかしらん?
Posted by おなら出ちゃっ太 at 2012年02月07日 17:03
私が北海道に来たのは30年ほど前ですので、昔のことは何とも分からないのですが・・・。

私の住んでいるところは北海道の中でも寒冷なところです。クモの採集などをしているとヤスデはたしかに見ますが、ムカデやゲジは見た記憶がありません。といっても、多足類はそんなにまじめに見ていませんが。

ムカデはやはり暖かいところに多いのだと思います。以前、伊豆諸島の式根島に行ったとき、ムカデが多いのに驚きました。

でも、道南であればムカデやゲジが生息していてもおかしくないのかも知れません。子どもの頃は見られなかったのであれば、移入種という可能性はありますね。
Posted by 松田まゆみ at 2012年02月07日 22:00
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